こんにちは、バイク館甲府店の塚田です(^^)/
今日はまじめに中古車のご案内をさせていただきます。
特に現在「決算セール第2弾」を行っておりますので、対象車両のご紹介です。
といってもただ説明するだけでは面白くありませんので、ちょっと深堀してご案内いたします。
対象車両の一つがこちら、
「
ホンダ CB400SF」です。
走行距離7kmというほぼ新車のような、新古車のような車両です。
決算セール対象ということで大幅お値引き中です!ぜひ現車をご確認ください!
CB400SFはホンダが長年製造してきた車種なのでご存じの方が多いと思いますが、その機構、特に「VTEC」についてご案内させていただきます。
2022年にて製造を終了してしまいましたが、もちろん最終モデルにもこのVTEC機構はついていました。
非常に画期的な機構で、4輪車でも多く採用されている機能です。
少し専門的な話になるので、ベテランライダーや機械に詳しい方向けになってしまいます、ご了承ください。
このVTECはバルブの開閉を制御することで低回転から高回転までスムーズに出力を出せます。
CB400SFは4気筒16バルブ(1気筒当たり4本のバルブを使用)です。
インテークバルブ2本、エキゾーストバルブ2本という構成です。
このバルブを低回転域(おおむね6500rpm以下)ではインテーク1本、エキゾースト1本で駆動させ、
高回転域ではインテーク2本、エキゾースト2本で駆動させるという機構です。
なぜバルブの駆動数を変化させるかというと、低回転域ではそれほど多くの空気と燃料を必要としないので2バルブの方が効率が良いのです、もちろん燃費も良いです。
また、高回転域ではたくさんの空気と燃料を必要とするので4バルブフルに稼働させてパワーを出しています。
切り替え機構は油圧により制御しています。
厳密にいえばカムによって駆動するバルブリフターを油圧により制御することで成り立っています。
低回転域ではカムによりリフターを押しますが、リフターがバルブを押さずに空回りします。
高回転域ではカム→リフター→バルブと力が伝わりますので、バルブを押し下げます。
乗っている方はわかると思いますが、切り替わると明らかに音が変わりますので面白いですよね!
似たような機構でヤマハのVVA(バリアブル・バルブ・アクチュエーション)という機能があります。
こちらはカム山を回転数に応じて変化させるというものです。
バルブの動きはカムにより制御されていますので、このカムの動きを変えることで、低回転&高回転で最適なバルブの動きを実現しています。
駆動するバルブの数を変化させるのではなく、カムによるバルブの動きを制御しています。
最近出たばかりの、ヤマハ「XSR155」や「YZF-R15」にも採用されています。
また、ヤマハのVVAは油圧ではなく電気的アクチュエーターにより制御しています。
↑指差しの部分のアクチュエーターでVVAをコントロールしています。
それぞれの機構は以下のリンクよりメーカーサイトでも確認できますので、気になった方はのぞいてみてください。
ホンダ
VTECヤマハVVAバイク、特に今回はエンジンにフォーカスしてご案内しました。
それでは、皆様楽しいバイクライフを!