世界4大メーカーの国内企業と世界のバイクメーカー
日本4大メーカーと言えば、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキの4メーカーが思い浮かぶと思います。
少なくともバイクに興味がある人なら、絶対に知っているであろう国内4メーカーは、そっくりそのまま世界4大メーカーでもあるのです。
海外にも日本メーカーに負けず劣らずのバイクメーカーが数多く存在し、日本で多く流通するメーカーや日本ではあまり流通していないメーカー等もご紹介できればと思います。
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目次
- ホンダ
- ヤマハ
- スズキ
- カワサキ
- ハーレーダビッドソン
- ビューエル
- インディアン
- ドゥカティ
- モトグッツィ
- アプリリア
- ビモータ
- MVアグスタ
- トライアンフ
- BMW
- KTM
- ハスクバーナ
- ロイヤルエンフィールド
- 実はバイクを作っていた日本メーカー
- まとめ
HONDA(ホンダ)-日本メーカー
ホンダの特徴
ホンダは1946年に静岡県浜松市で起業した、二輪業界最大手のメーカーです。二輪車の世界シェア1位、四輪自動車は日本2位・世界7位を誇ります。
他にも芝刈機や発電機など、事業内容は多岐にわたります。
ホンダの歴史
自転車用原動機制作がホンダの始まりで、スーパーカブが大ヒットを記録し、全世界でのホンダの知名度を上げました。
社の意向でモータースポーツの振興を掲げており、MotoGP:ロードレース世界選手権(四輪で言うF1のようなレース)やSBK:スーパーバイク世界選手権(市販車両をベースとしたレース)に積極的に参戦し、その結果を市販車にフィードバックしたモデルも好評となっています。
また、2008年から二輪工場の拠点を浜松工場から熊本工場へ移転。そのため、熊本県イメージキャラクターのくまモンとのコラボレーションモデルも発売されています。
ホンダの人気車種
CBR1000RR - 1000cc
1992年のCBR900RRから続く、ホンダの最高峰フルカウルスポーツバイクです。
MotoGPマシンからのフィードバックを受けた開発が特徴で、最先端の技術を盛り込んだマシンでした。
2020年からは、後継機種のCBR1000RR-Rにモデルチェンジしています。
CB400 Super Four – 400cc
CB400 Super Fourは、教習車にも使用されている王道でシンプルなバイクです。
排気音が良いのも特徴で、VTECという回転数に応じて作動し、低中回転域と高回転域で違った音が楽しめます。
レブル250 – 250cc
レブル250は2017年に発売された、大人気250ccアメリカンクルーザーです。
シンプルな構成から生まれる軽量さと低いシート高は、ビギナーライダーや女性でも簡単に扱うことができ、生産が追い付かず受注停止になるほどの人気となりました。
ホンダの初心者におすすめのバイク
CB250R – 250cc
CB250Rは、CB1000RやCB650RなどのネオレトロCBシリーズのエントリーモデルとしての位置づけです。
単気筒エンジンを搭載している為、アクセルワークの練習にもピッタリです。
CBR250RR – 250cc
CBR250RRは、CBRシリーズのエントリーモデルとなっています。
250ccクラスの軽量なフルカウルスポーツで、取り回しや操作性が良く、パワーもあるため軽快な走行を楽しむことができます。
バイク館でホンダのバイクを探すYAMAHA(ヤマハ)-日本メーカー
ヤマハの特徴
ヤマハはデザインの美しさや操作性の高さが特徴の日本のバイクメーカーです。デザインは、社外のデザイン会社と二人三脚で作られています。
二輪の世界シェアは2位で、船外機やウォータービークルの販売台数は世界1位等、世界で幅広い事業を手掛けています。
ホンダと同様に世界4大バイクメーカーの1つとなっています。
ヤマハの歴史
1955年に楽器メーカーだったヤマハ株式会社から独立する形で、ヤマハ発動機を設立しました。独立した為、ヤマハ株式会社とヤマハ発動機は別会社となっています。
二輪のモータースポーツはもちろん、四輪のモータースポーツにも参戦しています。
また、四輪自動車メーカーのトヨタとは密接な関係にあり、名車である2000GTやレクサスLFA、LS、クラウン等のエンジン生産を行い、共同開発としていました。
ヤマハの人気車種
YZF-R1 – 1000cc
1998年に発売されたYZF-R1は、公道最速を謳っており、コーナリングでの速さを求めていました。
サーキットでの性能も高く、コーナリングで優位に立つYZF-R1を見ることも多くあります。
SR400 – 400cc
SR400は1978年から途中数度の生産終了を挟みながら40年以上生産された、ヤマハを代表するバイクです。
2021年にファイナルエディションを発売して、生産終了となりました。
車重も軽く操作性も良いことから、ビギナーライダーや女性ライダーからも人気を集めました。
また玄人好みのキックスターターのみの点も人気の理由のひとつです。
セロー250 – 250cc
セロー250は1985年のセロー225から続く、人気オフロードバイクです。
オフロードのみならず、公道でも高い走行性能を誇ることから、ロングツーリングを好む層から圧倒的な支持を集めています。
セロー250も数度の生産終了を挟んで、2020年のファイナルエディションまで生産が続けられました。
ヤマハの初心者におすすめのバイク
MT-25 – 250cc
MT-25はヤマハのネイキッドMTシリーズのエントリーモデルとして販売されています。
大型クラスにMT-10やMT-09など、多くのシリーズがあることから、MT-25から大型MTへのステップアップも期待できます。
YZF-R25 – 250cc
ヤマハのフルカウルスポーツYZFシリーズのエントリーモデルで、251cc以上の小型二輪クラスにはYZF-R1を始め、R6やR7などが揃っています。
他社250ccフルカウルスポーツと同様に、スーパースポーツブームを牽引してきたバイクのひとつです。
バイク館でヤマハのバイクを探すSUZUKI(スズキ)-日本メーカー
スズキの特徴
スズキは他と同じことはやらない、個性的で低価格が特徴です。
主に外観デザインは個性的と評されることが多く、「変態のカワサキ」と呼ばれることも珍しくありません。
ホンダ・ヤマハに続く日本4大メーカーであり世界4大メーカーでもあります。
スズキの歴史
1909年に鈴木式織機製作所として誕生したスズキは、1952からオートバイ製造に進出しました。四輪自動車開発は1955年からの為、二輪が先に開発が始まっています。
四輪自動車では、軽自動車を主力としており、販売台数も1973年から34年間も1位となるなどしました。
二輪部門では世界4大メーカーのひとつとして、ハヤブサやカタナなど数多くの名車を生み出しています。
スズキの人気車種
GSX1300Rハヤブサ – 1300cc
究極のスーパースポーツをコンセプトにしたハヤブサは、1999年に登場しました。
当時日本での販売は、海外モデルの逆輸入車が主となっていました。
2021年から、新モデルのハヤブサの日本仕様が発売されました。
SV650 – 650cc
SV650は1999年に登場した、実用性に優れたコストパフォーマンスの高いバイクです。
2007年に一度生産終了となりましたが、2016年に復活を果たしました。
初期モデルは主に海外で評価され、人気となっていました。
V-ストローム250 – 250cc
V-ストローム250は2017に発売された、アドベンチャーツアラーモデルです。
純正でトップケースやサイドパニア等が用意されていることから、積載能力が高く、ロングツーリングに適したバイクとして、キャンプブームと共に人気となりました。
スズキの初心者におすすめのバイク
GIXXER 250 – 250cc
GIXXER 250は2020年に発売された、油冷単気筒エンジンを搭載したネイキッドモデルです。
シンプルかつ軽量で、エントリーモデルとしてはピッタリな性能となっています。
GIXXER SF 250 – 250cc
GIXXER SF 250は2020年に登場した、GIXXER 250と対をなすフルカウルスポーツモデルです。
基本的な構成をGIXXER 250と共通としており、ビギナーライダーはフルカウルかネイキッドかを好みに合わせて選べるようになっています。
バイク館でスズキのバイクを探すKAWASAKI(カワサキ)-日本メーカー
カワサキの特徴
カワサキは、「漢カワサキ」と呼ばれる硬派なメーカーとなっています。平気で「わかる人だけに乗ってもらえれば良い」と言うほど、独自の信念をしっかりと持った日本メーカーです。
ホンダ・ヤマハ・スズキと並んで、日本4大メーカー及び世界4大メーカーとなります。
カワサキの歴史
1986年に築地の乗船会社として登場した川崎重工は、オートバイのみならず、航空機や鉄道車両、船舶、軍事ヘリコプター等の様々な機械装置を開発しています。
1958年に二輪製造が始まり、社内宇宙開発部門などと共同開発したバイクを発売するなどしています。
2021年からは、川崎重工から子会社化し、カワサキモータース株式会社となっています。
カワサキの人気車種
Ninja H2 SX – 1000cc
Ninja H2 SXは2018年に登場した、スーパーチャージャー搭載のH2シリーズツアラーモデルです。
社内各部門での共同開発としたこのバイクは、カワサキの最上級フラッグシップモデルとなっています。
Z400 – 400cc
Z400は2019年に発売した、ネイキッドZシリーズの400ccモデルです。
Ninja400をベースとして開発されており、250ccクラスの車体と400ccのパワーが組み合わせられたバイクとなっています。
ZX-25R – 250cc
ZX-25Rは2020年に発売された、250cc4気筒フルカウルスポーツです。
250cc4気筒エンジンは、2007年まで販売されていたバリオスⅡ以来のもので、高回転型のエンジンとなっています。
電信制御などの装備類も数多く採用されるフルスペックモデルとなっています。
カワサキの初心者におすすめのバイク
Z250 – 250cc
Z250は、Ninja250と対となるネイキッドモデルです。
現行のZシリーズの末弟となっており、フルカウルスポーツのカウルを剥いたストリートファイタースタイルが特徴です。
Ninja250 – 250cc
Ninja250は2008年から販売されたNinja250Rの後継機種のフルカウルスポーツです。
外観デザインは、大型Ninjaシリーズから来ており、鋭いデザインが人気となっています。
フルカウルスポーツブームを牽引した一台で、エントリーモデルにも向いています。
バイク館でカワサキのバイクを探すHARLEY-DAVIDSON(ハーレーダビッドソン)-アメリカメーカー
ハーレーダビッドソンの特徴
ハーレーダビッドソンは、2021年まで空冷700cc以上のみの生産を伝統としてきました。
クルーザーモデルをメインで販売をし、ストリートスタイル等のジャンルも人気となっています。
ハーレーダビッドソンの歴史
1901年にアメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーで誕生したアメリカのバイクメーカーです。インディアンと並んで、世界恐慌を乗り切ったアメリカ2大メーカーと呼ばれており、従業員のストライキや品質低下を乗り切って、世界4大メーカーに次ぐ5番目のメーカーとなりました。
ハーレーダビッドソンの人気車種
XL883N アイアン – 883cc
XL883N アイアンは2009年にブラックアウト、ロースタイルを取り入れたカスタムモデルとして登場しました。
現行はスポーツスターシリーズ特有のタンクなど、883シリーズでトップ人気となっています。
XL1200X フォーティエイト – 1200cc
XL1200X フォーティエイトは2011年に発売した、ハーレーダビッドソンを代表する人気モデルです。
小柄な人でも扱いやすく、日本でも大人気となっています。
デザインもスタイリッシュとなっており、コンパクトで軽量なモデルです。
FXDL ダイナ ローライダー – 1678cc
FXDL ダイナ ローライダーは1977に登場したFXS ローライダーの系譜に名前を連ねる人気モデルです。
ロー&ロングでスリムな車体が特徴で、排気量は大きめですが、比較的スタイリッシュなモデルになっています。
バイク館でハーレーダビッドソンのバイクを探すBuell(ビューエル)-アメリカメーカー
ビューエルの特徴
ビューエルのバイクは、ハーレーダビッドソン製エンジンを独自開発のフレームに搭載した、ハーレーダビッドソンとは違ったロードスポーツモデルを生産しました。
ハーレーダビッドソンではやりづらいスポーツ走行を、ハーレーダビッドソンのエンジンで行うことができます。
ビューエルの歴史
元々ハーレーダビッドソンの技術者であったエリック・ビューエルが1986年に設立したのが、ビューエルです。
設立当初は、ハーレーダビッドソン製エンジンをオリジナルフレームに搭載していました。
1998年にハーレーダビッドソンにより買収され、社内ブランドとなりました。
2009年を最後にハーレーダビッドソンはビューエルの生産中止を発表し、スポーツバイクから撤退しました。
その後数度にわたる買収と破産を繰り返し、2017年に完全消滅となりました。
2019年から新会社を設立していますが、創設者のエリック・ビューエルは関わっていないそうです。
ビューエルの人気車種
Lightning XB12Scg – 1200cc
コンパクトな車体とVツインエンジンの組み合わせが特徴のLightning XB12cgは、徹底的なマスの集中化(車両の重心をなるべく中心の株にもっていく)を図っており、軽快な操作性や圧倒的な安定感が生み出されています。
Hammerhead 1190 RX – 1190cc
2019年に復活したビューエルが、2021年に1190 RXの復刻を発表しました。
水冷Vツインエンジンを搭載し、最高出力185psを誇るマシンとなりました。
バイク館でビューエルのバイクを探すIndian(インディアン)-アメリカメーカー
インディアンの特徴
ハーレーとは全く異なるモーターサイクルがアイデンティティとなっており、同じクルーザータイプでも、バガースタイルの高級モデルは、ハーレーを凌ぐ人気を誇ります。
インディアンの歴史
1901年に総合され、1923年にインディアン・モトサイクルとなったインディアンは、アメリカ最古のバイクメーカーとなっています。
日本でも警視庁の赤バイとしての採用や、力道山の愛車としても有名でした。
1940年頃から、会社は低迷を始め、1959年に会社を解散することとなりました。
2006年に新制インディアンがアメリカで復活し、日本国内でも輸入販売がスタートしました。
インディアンの人気車種
Scout – 1133cc
1920年代に登場したスカウトが、2010年に新制インディアンで復活しました。
ミドルウエイトクルーザーというジャンルとなり、253kgとクルーザーモデルの中では軽量なモデルとなっています。
Chief – 1811cc
1922年にVツイン1000ccとして登場したチーフが、2008年に復活しました。
その後チーフシリーズとして、様々なカスタムモデルが発売し、数多くの現行モデルが人気となっています。
バイク館でインディアンのバイクを探すDucati(ドゥカティ)-イタリアメーカー
ドゥカティの特徴
ドゥカティはイタリアのトップメーカーとして君臨しています。
攻撃的な性能が特徴で、レース用車両をそのまま市販車として販売しています。
V2エンジンやV4エンジンを採用しているところも特徴の一つとして挙げられます。
レースシーンでは、直線のドゥカティと呼ばれ、ホームストレートではドゥカティのマシンに太刀打ちできないことが多いです。
ドゥカティの歴史
ドゥカティは、由緒あるイタリアの名家であったドゥカーティの3兄弟が1926年に設立したバイクメーカーです。
設立当初はラジオ無線や家電製品の部品を製造していましたが、1946年から二輪事業に進出し、1953年にはオートバイ部門のみ独立する形となりました。
1978年には、1961年以降日本メーカーのバイクが常に優勝し続けた、マン島TTレースで優勝しました。
現在は、イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニの傘下となっています。
ドゥカティの人気車種
パニガーレ V4 – 1103cc
MotoGPマシンから直接のフィードバックを受けたV4エンジンを搭載しています。
ドゥカティのフラッグシップマシンとして、最上級の性能を誇ると共に、新車価格も最高峰となっています。2022年モデルの新車価格は、¥3,580,000-
ちなみに、パニガーレV4には「5分以上アイドリングすると火災の危険がある」との注意書きがあります。止まることの許されないロマンバイクです。
モンスター – 937cc
モンスターは1993年の発売以降、人気が途切れることのないバイクです。
発売当時は、個性的なデザインとなっており、ネイキッドジャンルに衝撃を与えました。
ドゥカティ伝統のLツインエンジンを搭載し、スポーツ性能も申し分ない性能となっています。
ムルティストラーダV4 – 1158cc
ムルティストラーダV4はスポーツ・ツーリング・エンデューロ・アーバンという4種のシチュエーションを1台で完結させることをコンセプトとしたマシンです。
バルブ・クリアランス点検は6万キロ到達時点、オイル交換も1.5万キロもしくは2年というサイクルという革新的な技術が採用されています。
バイク館でドゥカティのバイクを探すMoto Guzzi(モトグッツィ)-イタリアメーカー
モトグッツィの特徴
モトグッツィは販売された全てのバイクが90°の縦置きVツインエンジンかつドライブシャフトという特徴があります。
外観のも縦置きのエンジンを生かしたデザインとなっており、外観の美しさも特徴として挙げられます。
モトグッツィの歴史
モトグッツィは1921年に設立された、イタリア最古のバイクメーカーです。
第二次世界大戦の前後で開発されたオートバイの種類が分かれており、前は空冷水平単気筒エンジン、後は空冷縦置きVツインエンジンを主としています。
他社がレースマシンの開発をする間も、モトグッツィはツーリングマシンの開発をメインとして生産を続けています。
2004年にはベスパの親会社としても有名なピアッジオ社の傘下となりました。
モトグッツィの人気車種
V7 STONE – 850cc
850ccの縦置き90°Vツインエンジンを搭載したV7 STONEは、コンパクトなサイズ感とVツインエンジン特有のパワーで扱いやすく、個性的なバイクです。
V7シリーズはモトグッツィのフラッグシップモデルとして販売されています。
V9 Bobber – 850cc
V9 Bobberは、1920~30年代に流行したボバースタイルを、V9シリーズベースで再現したカスタムモデルです。
ボバースタイルとは、ダートトラックレースで活躍したバイクのカスタム方法で、前後フェンダーを短くしたスタイルが特徴です。
バイク館でモトグッツィのバイクを探すAprilia(アプリリア)-イタリアメーカー
アプリリアの特徴
アプリリアは、モーターレースに積極的に参戦しており、そのレースでのデータをフィードバックして市販車に生かすという経営方針となっています。そのため、市販車レースのスーパーバイク選手権で7度タイトルを獲得するなどの偉業を成し遂げています。
また、2011年にはモーターサイクルに初めて電子制御マシンを取り入れたといわれています。
アプリリアの歴史
1945年に設立されたアプリリアは、第二次世界大戦後に自転車生産で成功を収めました。
1970~80年代には、モトクロッサーをはじめ、様々なジャンルのバイクを意欲的に開発しました。
レース活動も積極的であり、小排気量のレースから、最高峰のレースまで、幅広く活躍しています。
2004年からは、財政難によりピアッジオ傘下となりました。
アプリリアの人気車種
RSV4 Factory – 1099cc
RSV4は2009年に発売した、市販車ベースのスーパーバイク選手権に参戦する為のスーパースポーツです。
RSV4 Factoryは、真のホモロゲーションモデル(レース参戦前提のモデル)と言える仕様となっていました。
TUONO 660 Factory – 659cc
TUONO 660 Factoryは新世代のネイキッドスポーツとして開発されたモデルです。
アプリリアの特徴でもある、電子制御を最高レベルで搭載し、安全性・快適性・スポーツ性を兼ね備えたマシンとなっています。
バイク館でアプリリアのバイクを探すbimota(ビモータ)-イタリアメーカー
ビモータの特徴
ビモータは自社のフレームに他社メーカーのエンジンを載せるという方針で、二輪事業に進んだ直後は、他社メーカーのオートバイの完成車を購入し、エンジンのみを乗せ換えていたので、高価な車両となっていました。
HB(ホンダ・ビモータ)シリーズやYB(ヤマハ・ビモータ)、SB(スズキ・ビモータ)、DB(ドゥカティ・ビモータ)等が有名です。
ビモータの歴史
1966年に設立したイタリアのバイクメーカーです。
創設者の退社や経営方針の変更等で、2000年に一度倒産となりました。
2003年にイタリアの資産家が買収し、復活を果たしました。
2019年には再度経営不振に陥り、休眠状態になっていたビモータは、カワサキと合弁会社を設立。専用設計エンジンの提供や開発・販売を川崎で引き受け、2度目の復活を果たしました。
ビモータの人気車種
KB4 – 1043cc
KB4はビモータとカワサキの共同開発のマシンです。
乗りやすく、トルクがあり、軽量なマシンを目指して開発されたこのバイクは、ビモータが開発した車体に、Ninja1000SXベースのエンジンを搭載しています。
水冷エンジンのラジエーターをテールカウルに設置するなど、革新的なデザインが注目を集めました。
Impeto – 1198cc
Impetoはドゥカティのディアベルに搭載されるエンジンを使用した、大型ネイキッドモデルです。
クラシカルなデザインと、跳ね上がったテールカウルが特徴で、オプションではスーパーチャージャーも用意されていました。
バイク館でビモータのバイクを探すMV Agusta(MVアグスタ)-イタリアメーカー
MVアグスタの特徴
MVアグスタは、高級マシンの製造をメインとしており、高性能で高価、尚且つ簡単に壊れてしまうことから、イタリアの走る宝石と呼ばれています。
新車の平均価格は、300~400万円ほどとなっています。
MVアグスタの歴史
1923年に航空機の生産と整備の「ジョバンニ・アグスタ航空会社」として設立されました。
1940年頃からオートバイの生産が始まり、世界大戦終結後に敗戦国のイタリアは航空機の生産を禁止されたことから、オートバイの生産に舵を切っていきました。
1970年頃には経営者の交代などで、航空機事業に一本化し、オートバイ事業から完全撤退しました。
1990年代後半にMVアグスタが復活し、その後経営悪化での買収を重ねながら、現在もバイクの生産が続けられています。
MVアグスタの人気車種
ブルターレ800RR – 800cc
MVアグスタの3気筒プロジェクトの完成形として登場したのが、ブルターレ800RRでした。
幅広いシーンでの活躍が見込め、外観のデザインからも高級感が伝わります。
F3 800 – 800cc
F3 800もMVアグスタの代表車として語られるマシンのひとつです。
3気筒エンジンを搭載し、コーナリング性能が高いことが特徴になっています。
バイク館でMVアグスタのバイクを探すTRIUMPH(トライアンフ)-イギリスメーカー
トライアンフの特徴
トライアンフの特徴は、古き良きクラシカルなデザインと最新鋭のテクノロジーを融合した車体です。
車種名は、長きにわたって使い続ける傾向があり、年式によって車種名が同じでも外観やスタイルが全く異なる場合も多くあります。
トライアンフの歴史
1885年に設立された輸入貿易会社がトライアンフの原型となっています。
オートバイ製造は1902年からで、初期は他社製エンジンを自社フレームに搭載したバイクを生産していました。1905年からはエンジン含め完全自社設計のバイクを生産しました。
経営不振と買収を繰り返し、一時は生産を行っていない時期もありましたが、1984年から現在のトライアンフを立ち上げました。
トライアンフの人気車種
ボンネビルT120 – 1200cc
2002年に往年の車種名ボンネビルを復活させると、2016年には1200ccのボンネビルT120を発売しました。時代に合わせて水冷化され、クラシカルなデザインが薄れてしまう恐れもありましたが、トライアンフはしっかりと最適解を出し、一気に人気モデルとなりました。
デイトナ675 – 675cc
2006年に登場した675ccのミドルクラスフルカウルスポーツです。過去にはデイトナ600やデイトナ650が販売されており、その後継モデルとなっています。
エンジンは4気筒から3気筒へと変更され、その人気からSEモデルなどの上級グレードも発売されました。
バイク館でトライアンフのバイクを探すBMW-ドイツメーカー
BMWの特徴
BMWのバイクは、車体の側面から飛び出すように配置されている水平対向ボクサーエンジンが一番の特徴です。アクセルを回すと左側に振れるのも水平対向エンジンの特徴です。
車名も伝統を受け継いでおり、水平対向エンジンのRシリーズや直列6・4・3気筒のKシリーズ、並列2気筒のFシリーズなど、各シリーズ分けがされ、伝統のネーミングを使用しています。
BMWの歴史
現在BMWの二輪部門は「BMWモトラッド」となっています。1916年に設立されたBMWは、ドイツの自動車メーカーとしてのスタートでした。
オートバイは1923年から開発が始まり、ドイツの高級メーカーとしての地位を確立しています。イタリアメーカーほど高価ではありませんが、完成度の高く高級感のあるデザインが人気を集めています。
BMWの人気車種
S1000RR – 1000cc
2009年から発売されているS1000RRは、スーパーバイク選手権参戦の為のモデルとして開発されました。
並列4気筒エンジンなどを採用し、BMWのSSというよりは、他メーカーのSSに近い車両となっています。
ネイキッドモデルのS1000Rも発売されています。
R1250GS – 1250cc
2019年に登場したR1250GSは、車種名の通り1250ccエンジンを搭載したアドベンチャーモデルです。
1980年から販売されているアドベンチャーGSシリーズの最新モデルとして、あらゆる快適装備と電子制御を搭載したバイクとなっています。
バイク館でBMWのバイクを探すKTM-オーストリアメーカー
KTMの特徴
KTMはオフロードやネイキッドモデルに特化したメーカーで、オレンジ色の車体が目印です。軽くて扱いやすく、特徴ある色とデザインが人気で、さらに外車ながらリーズナブルな価格ということもあり、日本にもファンが多いメーカーです。
KTMの歴史
1934年に金属加工会社として、オートバイ生産が始まりました。KTMという社名になったのは、1954年のことでした。
万単位の車両を世界各国に輸出しており、ヨーロッパ第2位のメーカーに成長しました。
モータースポーツにも力を入れており、ロードレースを始めモトクロスやオフロードレース、エンデューロレースにも積極的に参戦しています。
KTMの人気車種
790 DUKE – 799cc
790DUKEは2018年から販売されている、ネイキッドモデルです。DUKEシリーズのミドルクラス版となっており、他のDUKEとは違った並列2気筒エンジンを搭載しています。
デザインはKTMではおなじみの、キスカデザインが担当しています。
1290 Super Adventure – 1290cc
2017年から販売されている1290 Super Adventureは、車種名の通りKTMの最大アドベンチャーモデルです。
長距離のツーリングを見据えており、快適装備や電子制御が充実しています。
日本では2021年より販売が開始されました。
バイク館でKTMのバイクを探すHusqvarna(ハスクバーナ)-スウェーデンメーカー(オーストリアメーカー)
ハスクバーナの特徴
ハスクバーナはオフロードバイクがメインのメーカーで、モトクロスや世界選手権で多くの勝利を手にしています。
現在は、オフロードのトップクラスであるKTMの傘下に入った為、さらなる発展が期待されています。
ハスクバーナの歴史
ハスクバーナのオートバイ生産は1903年で、1689年からマスケット銃のメーカーであったハスクバーナのオートバイ部門として「ハスクバーナ・モーターサイクルズ」を創業しました。
1986年にはオートバイ部門は売却され、MVアグスタの親会社であるカジバやBMWを転々とし、2013年にKTMに買収され、参加となりました。
ハスクバーナの人気車種
スヴァルトピレン401 – 373cc
2018年に発売したスヴァルトピレンは、ヨーロッパのA2ライセンス(日本でいうところの普通自動二輪クラス)として開発されました。
ブロック調のタイヤを標準装備し、走破性の高いモデルとして人気となっています。
701エンデューロ – 692cc
701エンデューロは、692cc水冷単気筒エンジンを搭載した、オフロードスタイルの大型バイクです。
オフロードはもちろん公道での走破性も高いのが特徴で、高いパフォーマンスを発揮します。
バイク館でハスクバーナのバイクを探すRoyal Enfield(ロイヤルエンフィールド)-インドメーカー
ロイヤルエンフィールドの特徴
ロイヤルエンフィールドは、「本物のクラシックバイク」が特徴です。生きた化石とも称されるバイクは、古風で古い車両が好きな人にはたまらないマシンが数多く発売されています。
ロイヤルエンフィールドの歴史
イギリス発祥のロイヤルエンフィールドは、1851年に設立され、自転車をメイン製造する会社でした。
1901年からオートバイの生産を開始し、他のイギリスメーカー同様に販売を続けていましたが、1960年代後半の日本メーカーの海外進出をきっかけに経営不振に陥りました。
ですが、1955年頃に植民地であったインドから受注があり、エンフィールド・インディアを設立し、インド側で生産を行っていました。
1970年には、イギリスの本社が倒産し、1993年にインドに本社を置くアイシャ―に買収されます。
1996年からはアイシャーのオートバイ部門へ吸収合併されました。
ロイヤルエンフィールドの人気車種
メテオ350 – 349cc
メテオ350は2021年に発売されたニューモデルです。クルーザースタイルにも似たモデルで、765mmのシート高は扱いやすくなっています。
コンチネンタル GT 650 – 648cc
1960年代のカフェレーサーを思い出させるのが、コンチネンタルGT650です。
レトロながら、現代の技術も装備されており、ロイヤルエンフィールドの人気車種の一つです。
バイク館でロイヤルエンフィールドのバイクを探す実はバイクを作っていた日本メーカー
ダイハツ
現在はトヨタの完全子会社となっており、主に軽自動車をメインに製造するダイハツは、1952年からオートバイの生産を始め、2二輪製造の子会社を設立しました。
三輪の製造から二輪の製造まで行っていましたが、1957年に発売した三輪自動車のミゼットが大ヒットとなり、二輪子会社も製造を担うことになった為、オートバイ製造から撤退しました。
新三菱重工(現・三菱重工業)
現在は数々の工業製品を製造する三菱重工業もオートバイ製造を行っていました。
主にスクーターの製造を行っており、1946年から製造が始まっています。
シルバーピジョンという車名で販売され、平和の象徴である鳩がモチーフとなっています。
中日本重工業→新三菱重工業→三菱重工業と社名変更を行いながらも製造が続いていた車種で、1964年を最後に生産終了となりました。
富士産業(現・SUBARU)
自動車製造で有名なSUBARUも以前はオートバイの製造を行っていました。
第二次世界大戦終結後に中島飛行機から社名変更で富士産業(現・SUBARU)が1946年から1968年に生産されていました。
スクータータイプとして、新三菱重工業のシルバーピジョンとしのぎを削っていました。
ホンダのスーパーカブの台頭で、1968年に生産を終了しました。
日本と海外の人気バイクメーカーのまとめ
数多くのバイクメーカーを紹介してきましたが、これ以外にも世界各国に数多のバイクメーカーが存在しています。
特に中国やインドなどのアジア圏には私たちも知らないバイクメーカーもあります。
バイク館では、アジア圏のバイクを多く輸入販売しており、珍しいバイクや初めて聞くメーカーのバイクなどの数々を揃えていますので、多くの発見があるかと思います。
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