インド最大手2輪メーカーのHero(ヒーロー)で人気のアドベンチャーモデル「X-PULSE200 4V」。快適なツーリング性能とオフロードでの走破性の高さも魅力だ。
今やインドは世界の2輪メーカーが生産拠点を置くバイク大国でもある。中でもHeroはかつてHONDAとの合弁会社として急成長した実績のあるメーカーである。そのHeroが世界的なアドベンチャーブームの中で本気で開発してきた最新モデルがX-PULSE200 4Vだ。
オフロード走行を想定した本格的なスタイルに最新の油冷4サイクルOHC4バルブ単気筒200ccエンジンを搭載し、最高出力も19.1psと250ccトレールモデルに迫るパワーを発揮。それでいて、BS6(ユーロ6相当)の排ガス規制をクリアしていることもポイントである。ホイールもフロント21インチ、リア18インチのフルサイズ仕様であらゆる路面を走破できる本格派デュアルパーパスモデルだ。
支払総額(税込):
44.4
万円ビーク(クチバシ)状のフロントフェンダーや大径ワイヤースポークホイールなど、一見してオフロードスタイルが強調されているが、マシン各部のディテールを見ていくとそれが見かけ倒しではなく本気で作り込まれていることが分かる。
万が一の転倒時に車体を保護するための頑丈なスチール製エンジンガードや分厚いアルミ製スキッドガードの他、ライダーを風圧から守るショートスクリーンやナックルガードなど。これらのパーツがオプションではなく“標準装備”になっていることもポイントだ。ヘッドライトは明るいLEDタイプで、見やすいフルLCDメーターにはギアポジションやエコモードも表示。充実した装備が快適なツーリングをサポートする。
車体は大柄に見えて実はコンパクト。程よいサイズとパワーなので振り回して乗れる。
オフロードには欠かせないガード類も標準装備で、なんとなくラリーマシン的な雰囲気も。
従来型と見た目はあまり変わらないが、エンジンは2バルブから4バルブに進化してよりパワフルに。感覚的には200cc以上の力強さがある。それでいてアクセルはスムーズで、粘り強い低中速トルクと路面を蹴って進むパルス感がオフロード向きのキャラ。
シートも低めで跨りやすく、十分にストローク量をとった前後サスペンションのおかげもあって乗り心地も快適。低重心なのでスタンディングでもバランスがよく、前後21/18インチの大径ワイヤースポークホイールがちょっとした段差も楽々超えていく。大柄に見えて意外とコンパクトな車体は小回りも得意だし、その意味ではビギナーにもおすすめ。タンデムツーリングでも快適に距離を稼げると思う。道を選ばずどこでも行けるオールラウンダーだ。
「とっても安定感があってバランスのいい走り。軽いけど低重心な感じで安心して曲がれました」byまーろん
上体が起きてリラックスしたライポジ。大柄なライダーでもゆったり乗れるサイズ感だ。モデル身長:179cm。
シート高825mmだが前後サスペンションが沈み込むので足着きは数値以上に良い。
両足とも踵までべったり着いてヒザも曲がる。
女性ライダーでも緊張せずに乗れる車重(158kg)とサイズ感と言える。モデル身長:172cm。
無理のないライポジ。体重によりサスペンションの沈み込み量も少し変わる。
両足を着こうとするとか踵が少し浮く程度。
支払総額(税込):
44.4
万円