スクーターの魅力は小回りの良さと維持費の安さ。ですが、アジアでヒットして最近国内ラインナップにも増加している150ccクラスのスクーターは、ちょっと違う魅力を持っているんです。
バイク館がアジアから輸入している小排気量モデルの中にはスクーターもたくさんあります。ですが、スクーターは各メーカーの国内ラインナップも充実しており「価格以外にわざわざアジアバイクを選ぶ理由が見当たらない」という人も多いのではないでしょうか。
ところが、よく見てみるとアジアのスクーターにはアジアならではの魅力があるんです。中でもつい見落としがちなのが、タイヤサイズです。例えばインド・ヤマハのAEROX155 ABSとインドネシア・ホンダのVARIO160。どちらも同排気量帯の2台ですが、タイヤサイズは前後ともに14インチ。対して同クラスの国内スクーターはどうかと言うと、ホンダADV160、PCX160は前14の後13インチ、ヤマハのNMAX155やX FORCEは前後13インチとなっています。
もちろんタイヤサイズが大きければ良いのか、というと一概には言えません。タイヤが小さい方が小回りが効きますし、新品タイヤの値段も安くなります。ですが、150ccクラスのスクーターは高速道路も走れますし、配達などよりも通勤・通学やツーリング用途がメインになることが多いので、乗り心地や快適性を重視してタイヤサイズの大きいアジアモデルを選ぶのもアリなのではないでしょうか。
さらに125ccクラスを見てみても、中国・ホンダのRX125FI SEやインド・スズキのBURGMAN125FI、インド・ヤマハのCYGNUS RAY ZR Street Rally HYBRIDは前12、後10インチなのに対し、ヤマハのJOG125などは前後10インチとなっています。
では何故アジアのスクーターはタイヤサイズが大きいのかというと、インドやベトナムなどでは少し都心部を離れると舗装されていない道が多く残っており、タイヤサイズの小さいスクーターでは段差や石にタイヤをとられて転倒してしまうことがあるからなんですね。これは他のアジア各国でも同じ事情でしょう。もちろん日本は舗装化がかなり進んでおり、普通に使用していれば未舗装路を走ることはありませんが、このタイヤサイズの大きさが高速走行やコーナリングでの安定性、コンビニに入る際の段差のストレス軽減などの快適性に繋がるのです。特にAEROX155 ABSやVARIO160は高速道路にも乗れるスクーターなので、その違いはとても大きく感じられると思います。
近年ではホンダ・ADV160やヤマハ・X FORCE、スズキ・アヴェニス125など、アジアでヒットしたスクーターモデルが国内でもたくさん販売開始されています。それだけ、アジアの生産クオリティは国産と区別がつかないレベルに達しているのです。そのため、最近では国内ラインナップの125ccスクーターにもリード125やアドレス125など、前12、後10インチの元アジアモデルが増えてきているのです。
この流れが進んでいけば近い将来、AEROX155 ABSやVARIO160も普通に日本で購入できるようになるかもしれません。ですが、その際の価格はどうしても現在バイク館で販売している価格よりも高くなることでしょう。
バイク館では40年以上かけて独自のルートを開拓し、アジアのバイクを輸入販売しています。その台数はなんと、年間約6000台! さらに予備パーツのストックも日本国内の倉庫に1800点ほど持っており、購入後2年保証サービスも実施中。全国に62店舗を展開していますので、気になった方はぜひお近くのバイク館へお越しください!
カラー:レーシングブルー、ダークグレー、ブラック
排気量:155cc、タンク容量:5.5L、全長/全幅/全高:1,980mm/700mm/1,150mm、シート高:790mm、タイヤサイズ:F 110/80-14 R 140/70-14、最高出力:11kW(15PS)/8,000rpm、重量:126kg
支払総額(税込):
43.4
万円カラー:マットホワイト、マットブラック
排気量:156cc、タンク容量:5.5L、全長/全幅/全高:1,929mm、679mm、1,088mm、シート高:778mm、タイヤサイズ:F 100/80-14 R 120/70-14、最高出力:11.3kW(15.4PS)/8,500rpm、重量:117kg
支払総額(税込):
37.6
万円