カワサキ・ゼファーは性能第一主義に異彩を放ったバイク!全モデルの特徴を紹介

カワサキ・ゼファーは性能第一主義に異彩を放ったバイク!全モデルの特徴を紹介

バイク紹介

2023/10/19

KAWASAKI
401cc~
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1989年に登場したゼファーは、まずは400から登場し、その後750や1100にまでラインナップを広げました。性能第一主義のレーサーレプリカ全盛時に、特に際立った性能を持たないゼファーが支持を集めた理由とは、どのようなものだったのでしょうか。 ここでは当時の時代背景と共に、ゼファーの特徴や魅力などを紹介します。ゼファーの購入を考えている方や、ゼファーのことをよく知りたいという方は必見です。

カワサキが販売したゼファーとはどのようなバイク?

ゼファーとはどのようなバイクだったのか、登場の背景と歴史を紹介します

1970年代のバイクを思わせるゼファー400が登場したのは、1989年です。当時のバイクシーンはレーサーレプリカ全盛期で、バイクは性能が最優先されるという時代でした。そんなときにクラシカルなスタイリングのゼファーが現れたのです。果たしてライダーたちはゼファーを受け入れたのでしょうか。当時のバイクシーンを振り返りながら解説します。

バイク界に新風を巻き起こした伝説のモデルの後継

1989年といえば、ホンダはNSR250R、ヤマハはTZR250など、2ストロークエンジンのレーサーレプリカ最盛期でした。バイクの評価の基準は、まさに性能にありました。ゼファー400はそんな時代に生まれます。

スタイリングはカワサキの名車・Z1 / Z2やZ400FXを思わせるクラシカルなものです。今見るとバイクらしい美しいスタイリングだと思う方もいらっしゃることでしょう。しかし、当初の評価は「古臭い」や「遅そう」といったものばかりでした。

しかし発売後すぐに、高性能一辺倒で速く走ることに疲れたライダーたちがゼファー400の魅力に気づき始めたのです。古臭いスタイリングは、言い換えればバイク本来の美しさを持っているといえます。

そして遅いことも決して悪いことではなく、のんびりと景色を楽しみながら走れるということです。こうして、ゼファー400は徐々にライダーの心をつかみ始めました。

ネイキッドブームの火付け役としてジャンルを確立

レーサーレプリカに代表されるように、当時はバイクといえばカウルをまとったモデルが主流でした。対してゼファー400はエンジンをむき出しにした70年代スタイルです。そこで新たなジャンルとして「ネイキッド」という言葉が生まれました。

1990年代はまさにネイキッドブームの絶頂期でした。この時期にHonda CB400 SUPER FOURやYAMAHA XJR400、SUZUKI GSX400インパルスなど、各メーカーが1970年代スタイルのネイキッドを数多く発売しました。

しかし、排出ガス規制が強化された2008年に、ゼファー400からモデルチェンジをしたゼファーχ(カイ)が生産を終了します。ライバルたちも同様に、YAMAHA XJR400R(XJR400からモデルチェンジ)は2007年、GSX400インパルスは2008年に生産を終了し、ブームも収束したのです。

ゼファーに込められた思い

ゼファーは「ZEPHYR」とつづります。これはギリシャ神話の「西風神」を表し、「優しい風」や「そよ風」を意味します。カワサキはゼファーに「バイク業界に新しい風が吹くように」という意味を込めたそうです。

たしかにゼファーは業界に新風を巻き起こしました。しかも性能一辺倒だった当時のバイクシーンに、のんびり走っても楽しめるという、まさに「そよ風」のようなモデルを投入し、ライダーの意識を変えることに成功したのです。

しかも、この名称には相当のこだわりがあったことが知られています。実は当時「ZEPHYR」の商標はアメリカのフォード・モーター社が所有していました。カワサキは商標の使用権を交渉して獲得したのです。カワサキのゼファーにかける思いが、この出来事からうかがえるでしょう。

ゼファーシリーズの魅力を確かめておこう

ゼファーのさまざまな魅力について解説します

当時、すでに高性能ではなく、デザインもオーソドックスだったゼファーシリーズの魅力を読者の皆さんに理解してもらうのは、もしかすると難しいことかもしれません。しかし、突出する何かがなかったからこそ、ゼファーは多くのライダーに広く長く愛されたのです。ここでは、あらためてゼファーの魅力を確かめていきましょう。

時を超えて輝き続けるクラシックなスタイル

すでにアルミフレームが一般的になっていた中で、ゼファーシリーズが採用したのは鉄製のダブルクレードルフレームです。しかもリアサスペンションは2本タイプと、まさに1970年代から抜け出してきたかのようなスタイルです。しかし、それは流行に左右されない普遍的な美しさを持つモデルとして、多くのライダーに支持されました。

バイクの良し悪しは決してカタログスペックだけでは決まらないということを、ゼファーのヒットが教えてくれたのです。

優れたパフォーマンスを引き出す魅力的なパーツ

ゼファー400と750が採用しているエンジンは、どちらも古い空冷Z系エンジンをベースにしています。このエンジンはチューニングするとガラッと性格が変わるエンジンとして愛されてきました。そのため、ゼファーをチューニングベースとして考えるオーナーも多く、パーツも数多く発売されていたのです。

ドレスアップパーツも多かったため、好みのスタイルにカスタムするオーナーも多くいました。

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ゼファーシリーズそれぞれの特徴を紹介します

1989年に初めて登場したゼファーは400ccモデルです。以降、ゼファー750が1990年、ゼファー1100が1991年に登場します。そしてゼファー400は1996年、それまでの2バルブエンジンから4バルエンジンのゼファーχにモデルチェンジを果たしました。それぞれが人気で、今も中古バイク市場では高値で取引されています。

ここでは、そんな400~1100のゼファー3モデルの特徴を紹介します。

ゼファーχ(カイ)

ゼファーχは1996年から2008年の12年間生産されました。1989年に登場したゼファー400の後継モデルで、エンジンを2バルブから4バルブ化した他、ガソリンタンクやテールカウルの形状など、さまざまな部分でリファインを行っています。しかし、あくまでもキープコンセプトで、ゼファーらしさは失っていません。4バルブ化に伴って最高出力は53PSとなりましたが、空冷4気筒の乗り味はそのままでした。

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ゼファー750

角ばったデザインのガソリンタンクやテールカウルを持つゼファー400に対し、1990年に登場したゼファー750は丸みを帯びた外装やエンジンのカムカバーによって「Z2の再来」と言われました。適度な大きさの車体に操り切れるエンジンパワー、飽きの来ないデザインは、若いライダーだけでなく、ベテランライダーからも支持されます。

Z2を意識したカラーリングも多く、中古バイク市場では特に高い人気となっています。また、1996年にはスポークホイールを装備し、クラシックイメージを高めたゼファー750RSも登場しました。

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ゼファー1100

国内750cc上限規制が撤廃された翌年の1991年に発売されたのがゼファー1100です。エンジンは、同社のツアラー向けだった水冷エンジンを空冷化したもので、ツインプラグ仕様となっています。

ゼファー750が排気量の割にコンパクトだったのに対し、ゼファー1100はシリーズのフラッグシップらしい堂々としたスタイリングが支持を集めました。ネイキッドファンの中でも、比較的高い性能を求めるライダーに愛されたモデルです。

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ゼファーシリーズのバイクの購入ならバイク館へ!

ゼファーシリーズを購入するなら、バイク館がおすすめです

ゼファー400は1989年~1995年、ゼファーχは1996年~2008年に生産されました。また、ゼファー750は1990年~2006年、ゼファー1100は1991年~2006年に生産されています。他にゼファー750と1100にはRS仕様もあり、今なお数多くの車両が中古バイク市場をにぎわせているのです。

そのため、ゼファーシリーズはまだまだ簡単に入手できる車種だといえますが、それでも生産終了から15年以上もたっています。購入するなら、バイク館のような信頼できるお店に行くことをおすすめします。

全国の店舗からのお取り寄せに対応

バイク館は北海道から九州まで、全国に64店舗(2023年8月時点)を構えています。それぞれの店舗で豊富な在庫を用意しているので、お気に入りの車両がきっと見つかるでしょう。もちろん、ゼファーだけでなく、同年代のネイキッドなども見比べられるのも魅力といえます。

また、お近くの店舗にお目当ての車両がなくても、他店舗から取り寄せられる点も好評です。在庫情報はWebサイトからチェックできます。

バイク館のWebサイト

販売する全車両に保証を提供

バイク館では、販売するゼファーシリーズ全ての車両には最長1か月もしくは1,000キロメートル以内の保証が付きます。ゼファーはすでに、最も新しいモデルでも発売後15年が経過しています。当然、納車後のトラブルは不安でしょう。しかし、バイク館なら保証制度が充実しているために、安心のバイクライフが送れるのです。

また、例えばKawsaki Z900RSなど、排気量401cc以上でモデル年10年未満かつ走行3万キロメートル未満の国産バイクなら、保証は12か月で距離は無制限となります。

バイク館の安心保障

まとめ

人気が高く、流通量も比較的多いゼファーシリーズ。購入する際は、信頼できるバイク館を利用してはいかがでしょうか

カワサキの名車として高い人気を誇るゼファーシリーズは、400~1100の、どれもが魅力なモデルです。中古バイクの流通量も多いので、今が狙い目だといえるでしょう。

しかし、中古バイクは車両選び同様に、販売店選びが重要です。保証制度やアフターメンテナンスが充実したバイク館なら、きっと満足した愛車探しができるでしょう。しかも店舗に直接行かなくても、バイク館はWebサイトの情報も豊富です。全国の在庫を調べられるので、ぜひ一度アクセスしてみてください。

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