バイクにはさまざまなジャンルがありますが、その中でも一定の人気を保つのが「オフロードバイク」です。名前の通り、林道などの不整地を走ることを得意としていますが、魅力はそれだけではありません。この記事では、車体の軽さや扱いやすさ、燃費の良さなど、走破性だけでないオフロードバイクの魅力をあらためて解説します。さらに、おすすめの5モデルも紹介しますので、オフロードバイクの購入を検討している方は必見です。
走破性の高さだけがオフロードバイクの魅力ではありません。ここでは多角的にメリットを解説します
オフロードバイクにはどのような魅力があるのでしょうか。まず思い浮かぶのは走破性の高さです。オフロードバイクという名前からも分かる通り、林道などの不整地もものともせずに走っていけるのは、最大の魅力といえるでしょう。しかし、オフロードバイクの魅力は決してそれだけではありません。ここではオフロードバイクの良さをあらためて確認します。
オフロードバイクは同排気量のオンロードバイクと比べると、軽量に作られていることがほとんどです。これは不整地を軽快に走るためですが、結果として、扱いやすさにつながっています。たとえばホンダの250ccクラスを確認した場合、レブル250の車両重量は171kg、CBR250RRは168kgとなっています。対してCRF250Lは141kgです。また、ハンドル切れ角も大きく設計されていることがほとんどで、初心者でも取り回ししやすくなっています。
オフロードバイクは軽量に仕上げるために、ほとんどのモデルは単気筒エンジンを採用しています。単気筒エンジンの特徴は軽量の他に、低回転からトルクを発生させやすいなど、いかにもオフロードを走る上での特性に優れています。そして、この単気筒エンジンは燃費の良さも特徴なのです。
燃費が良いため、維持費が安く済むのは大きな魅力といえるでしょう。また、エンジンオイル量も少ないため、メンテナンス費も低く抑えられます。
オフロードバイクといえば、軽量化や耐久性と整備性を重視した構造で、機動性を重視したバイクです。さらに魅力はそれだけではありません。これらの特徴は、そのままオンロードも快適に走れる仕様でもあるのです。
車高の高さはワインディングでも寝かし込みやすく、トルクフルなエンジンはツーリングでも快適に走れます。そして、車体の軽さは街乗りも気軽に楽しめるでしょう。
ひとくちに「オフロードバイク」と言っても、その特徴はさまざまです。ここでは選び方のポイントを紹介します
オフロードバイクとひとくちに言っても、実はその特徴はさまざまです。モトクロスコースのような専用コースをハイスピードで走れるモデルもあれば、山の中をトコトコと走るのを得意とするモデルもあります。ここではオフロードバイクを購入する際の選び方のポイントを紹介します。購入後に後悔しないためにも、自分の好みや使い方などをあらためて確認しましょう。
オフロードバイクはモデルごとにさまざまな特徴がありますが、メーカーごとにある程度の傾向があります。ここでは国内4メーカーの特徴を紹介しましょう。
世界トップメーカーのホンダは、やはり品質の高さが魅力でしょう。エンジンの耐久性の高さには定評があり、ツーリングバイクとしてオフロードバイクを使いたい人におすすめです。
「デザインのヤマハ」という異名がある通り、デザイン性の高さが人気です。中でも独特のスタイリングを持つセロー250は、名車としてオフロードバイク好きなら誰もが知っています。
かつてRMX250SやDR-Z400などを発売していたスズキは、スポーティーなモデルが得意なメーカーです。それでいてジェベルシリーズのような「旅」を連想させるオフロードバイクも人気でした。総じて、個性的なモデルが多いメーカーだといえるでしょう。
長年、KLX250シリーズを発売してきたカワサキは、オンロードバイクと同じく、ハイパフォーマンスのイメージが強いメーカーです。つい先日まで発売されていたKLX230Sは、空冷エンジンながらも高い走破性で人気が高いモデルでした。
オフロードバイクをどのように使うかによって、選び方が変わります。たとえば「大型バイクを所有していて、セカンドバイクとして使いたい」という場合は125ccが最適かもしれません。「ロングツーリングに使いたくて、林道も走りたい」という方や「速さを求めている」という方は400ccクラスがおすすめです。また、「街乗りからツーリングまで、オールマイティーに使いたい」というなら、250ccが向いているでしょう。
「高速道路に乗りたくても、足付きなどが不安」という場合は、250ccよりもひと回り小さい230ccクラスのオフロードバイクをおすすめします。
バイクは趣味の乗り物である以上、やはりデザインは重要です。使用目的に合った排気量の中から、好みのデザインを選びましょう。しかし、あえてデザインを最重視するのも悪くありません。
現在、新車で買えるオフロードバイクは国内メーカーだとホンダ・CRF250LとCRF250ラリーのみとなっています。しかし、中古車にまで視野を広げれば、たくさんのモデルから選ぶことが可能です。ただし、レアなモデルにはプレミア価格がついているものもあるため、予算に合わせて選びましょう。
おすすめのオフロードバイクを5台厳選して紹介します
オフロードバイクにはさまざまなモデルがあり、それぞれに魅力があります。ここではなるべく特徴の異なる5モデルのオフロードバイクを集めました。それぞれ人気のモデルですが、性能やスタイリング、得意とするシチュエーションなどが違います。その特徴をよく読んで、オフロードバイク選びの参考にしてみてください。
現在国内メーカーが発売している250ccクラスのオフロードバイクは、CRF250LとCRF250ラリーの2モデルのみとなっています。CRF250Lはモトクロッサーを思わせるレーシーなスタイリングが魅力のモデルです。実際にオフロード走行での走破性には定評があり、林道ツーリングから高速道路まで、さまざまなシチュエーションを快適に走れます。
2021年にフルモデルチェンジを果たし、より高くなったオフロード性能が評価されています。
CRF250Lの兄弟モデルがCRF250ラリーです。ダカールラリーやバハ1000などのラリーレーサーをイメージしたフルカウルボディが大きな特徴となっています。CRF250Lよりも座面を大きく取ったシートなど、ツーリングでの快適性をアップし、長距離ツーリングもラクにこなせます。
「林道は少しだけで、基本的にはオンロードを走ることが多い」「長距離ツーリングを快適に走りたい」というライダーにおすすめです。
新開発の水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載して登場したのが2008年で、当時「オフロードのYZF-R1」というコンセプトは多くのオフロードバイクファンに衝撃を与えました。ヤマハのオフロードバイクといえばセロー225/250のイメージが強い中、WR250Rはヤマハ・オフロードバイクの新たなイメージを印象づけたといえるでしょう。
排ガス規制の影響によって2017年で生産を終了しましたが、今でも中古車市場で高い人気を維持しています。
「闘う、4スト」のキャッチフレーズで登場したKLX250は、ハイパフォーマンス・オフロードバイクといえば2ストロークモデルが当たり前だった1998年に登場しました。水冷4ストロークDOHC単気筒エンジンとフルサイズの大きな車体は、ツーリングはもちろん、コースでのスポーツ走行も得意でした。
2016年のファイナルエディションによって生産終了となりましたが、今でも高い人気を誇るモデルです。
「二輪二足」、つまり前後輪と両足を使って林道をトコトコと走るのが、セローの真骨頂です。オフロードバイクながらもシート高は低く抑えられ、粘りのあるエンジンは初心者でも扱いやすいと評判でした。
ワインディングや街中も軽快に走れて、足付きも良いため、ビギナーからも高い支持を得ています。そして、その気になればどんな道でも入っていける走破性は、ベテランライダーの人気も高いものでした。まさにあらゆる層を虜にしたのが、セロー250なのです。
新車から中古車まで、さまざまなオフロードバイクがそろうバイク館がおすすめです
オフロードバイクの特徴や魅力、おすすめのモデルを紹介しました。これからオフロードバイクを購入したいと考えている方の中には、どのモデルにするか目処をつけた方もいるかと思います。しかし、バイクの購入はモデル選びだけでなく、販売店選びも重要なポイントです。全国に63店舗(2023年6月時点)を構える「バイク館」なら、安心してオフロードバイクを購入できるでしょう。
バイク館では新車から中古車まで、豊富に在庫を取りそろえています。もちろんオフロードバイクもたくさんのモデルがそろっているので、実際にバイクを見てみたいという方も安心です。
Webサイトも充実していて、気になるモデルを検索すれば、走行距離や価格を一覧にして見られます。実際に店舗で相談するのもよいですし、Webサイトで情報収集をするのもよいでしょう。バイク館なら、自分に合った方法でバイク探しができるのです。
バイクを購入した後に心配なのが盗難被害です。バイク館では東京海上日動火災保険との協力体制によって、オリジナル盗難保険をそろえています。これは保険価額の全額を補償してくれるというもので、多くのユーザーから高い評価を得ている保険です。
メンテナンスなどのアフターサービスはもちろん、盗難保険も充実しているバイク館なら、安心のオフロードバイクライフを過ごせるのではないでしょうか。
オフロードバイクはバイクの楽しみ方を増やしてくれる魅力的なジャンルです。その楽しさを、ぜひ一度味わってみてください
林道などの不整地走行を得意とするオフロードバイクについて、特徴や魅力を紹介しました。オフロードバイクは、不整地走行はもちろん、街乗りやワインディングも得意なバイクです。さまざまなシーンでバイクを楽しみたいという人は、ぜひ一度、オフロードバイクの購入を検討してはいかがでしょうか。
また、その際は在庫が豊富で、アフターサービスも充実しているバイク館がおすすめです。きっと、満足できるバイクライフを送れることでしょう。