今、日本だけでなく世界中で高い人気となっているバイクジャンルが「アドベンチャーバイク」です。この記事では、道なき道を走り、「地球上全てのフィールドがツーリングルート」と言われるアドベンチャーバイクについて、その車体構成上の特徴やルーツ、魅力などを掘り下げます。記事を読めば、高い人気の理由がきっと分かるでしょう。また、おすすめアドベンチャーバイクの紹介も行いますので、購入を検討している方は必見です。
アドベンチャーバイクというのはどのようなバイクを指すのでしょうか。特徴やルーツについて解説します
アドベンチャーバイクといえば「なんとなくオフロードバイクっぽいスタイリング」というのは分かるけれど、「具体的にはどんな特徴があって、オフロードバイクとどう違うのかが分からない」という人は多いのではないでしょうか。ここではアドベンチャーバイクには、どのような特徴があるのかを解説します。また、そのルーツについても紹介しましょう。
アドベンチャーバイクの最大の特徴は、ツーリングにおけるオールマイティーさにあります。つまり、「ちょっとした街乗りにも使いやすい」という汎用性ではなく、ベースはあくまでもツーリングバイクであるということです。
アドベンチャーバイクは「ツーリング」というフィールドにおいては、ワインディングを含むオンロード走行はもちろん、オフロード走行も得意としています。さらに大型のカウルやスクリーンを装着していて、多くは大排気量モデルであることから、高速道路の快適性も十分なものといえます。
そんなアドベンチャーバイクのルーツは、世界一過酷なレースとして有名なパリ・ダカールラリー（現ダカールラリー）にあるといわれています。
アドベンチャーバイクの代表的なモデルといえば、ホンダ CRF1100Lアフリカツインやヤマハ テネレ700が挙げられます。これらの車名はいずれも、1980年代の同レースで活躍したモデルを元にしたものです。現行モデルはダカールラリーのレーサーと直接的な関係はありませんが、そのコンセプトはしっかりと受け継がれています。
アドベンチャー、つまり「冒険」という言葉が示す通り、アドベンチャーバイクにはあらゆる過酷なシーンを走り抜く性能と耐久性が与えられているのです。
アドベンチャーバイクが持つ3つの魅力について紹介します
アドベンチャーバイクにはさまざまな魅力がありますが、中でも3つの大きな特徴を備えています。どれもが「アドベンチャー」の名前の通り、冒険には欠かせない性能です。これらは実際には冒険には行かなくても、ロングツーリングやキャンプツーリングには欠かせないものといえるでしょう。ひとつずつ、詳しく解説していきます。
アドベンチャーバイクはオンロードとオフロードの両方で高いパフォーマンスを発揮できるように開発しています。車高が高く、大径ホイールを装着しているため、林道などの未舗装路でも高い走破性を発揮し、オンロードでも高い安定性を持っているのです。
また、大排気量アドベンチャーバイクの多くはトルクコントロールや走行モードなどの先進電子技術を備えているので、あらゆるシチュエーションで快適かつ安全な走行を楽しめます。
アドベンチャーバイクはパリ・ダカールラリーのレーサーをルーツにしており、未舗装路の大陸を走ることを目的にしています。そのため、長距離移動の快適性も重視しているのです。
具体的には、走行風からライダーの体を守ってくれる大型ウインドスクリーンやナックルガードを装備しています。また、シートも最適な着座位置や分厚いスポンジなど、快適性を重視しているのが特徴です。最新モデルではクルーズコントロールの標準装備も進んでいます。
ほとんどのアドベンチャーバイクではリアキャリアが標準装備となっていて、簡単に大量の荷物を積めます。ソロライドであれば、タンデムシートも荷物を置くスペースとして使えるため、さらに積載力は増えるでしょう。 また、トップケースやパニアケースを純正オプションとして用意しているモデルが多いのも特徴です。これらのケースを装着すれば、タンデムでのキャンプツーリングにも十分対応できるほどの積載力となります。
おすすめのアドベンチャーバイクを5台ピックアップしました。お気に入りの1台をぜひ見つけてください
アドベンチャーバイクはオンロードとオフロードの両方で高い走行性能を発揮します。しかし、モデルによって、より得意とするフィールドが異なります。また、大排気量モデルが主流ですが、250ccクラスで人気の高いモデルもあります。ここではそんなさまざまな特徴を持つアドベンチャーバイクを5台集めました。好みに合う1台をぜひ見つけてください。
250、650、800と、さまざまな排気量でラインアップを広げるVストロームシリーズのフラッグシップがVストローム1050DEです。専用に開発したダイヤモンドフレームに水冷Vツインエンジンを搭載し、あらゆるフィールドを力強く走ります。
トラクションコントロールには、未舗装路で効果を発揮する「G（グラベル）モード」を備えているのも特徴です。1,000ccを超える大きな車体ですが、先進電子技術がライダーを安全に楽しく走ることをサポートしてくれます。
ホンダのオフロードバイク・CRF250Lの兄弟モデルがCRF250ラリーです。本格的なオフロードバイクをベースにしているだけあり、林道などの未舗装路の走破性には定評があります。また、車体が軽いので気負わずに扱えるのも魅力といえるでしょう。
CRF250Lの外装を変えただけではなく、シートは座面を広げてラバーマウント化することで、長距離走行での快適性を大幅にアップしています。もちろん、大型スクリーンによる風防効果も好評です。
現行モデルはTRACER9 GTですが、モデルチェンジ以前のTRACER900もおすすめです。大型スクリーンや快適性を重視したシートなどを装着したアドベンチャーバイクで、スポーツネイキッド・MT-09譲りのオンロード性能の高さが魅力です。 オンロード寄りとはいえ、アップライトで楽なライディングポジションなので、ちょっとしたフラットダートなら臆せずに入っていけます。もちろん、高速道路やワインディングでの快適さや楽しさは格別です。
カワサキのスポーツバイク・Ninja 250で定評のある水冷並列2気筒DOHCを搭載したアドベンチャーバイクが、ヴェルシスX250ツアラーです。パニアケースやエンジンガード、フォグランプなど、よりアドベンチャーテイストを高めるアイテムを標準装備しています。
人気のポイントは、軽量な車体とロングストロークサスペンションなど、オフロード性能の高さにあります。それでいてシートを低く抑えるなど、フレンドリーな特性も見逃せません。総合的なバランスに優れた1台といえるでしょう。
1,000ccを超える大型のアドベンチャーツアラーは、多くがオンロード重視で、オフロード性能を強く意識したモデルは少なめです。フロント21、リア18インチの大径ホイールやロングストロークのサスペンションなど、オフロードをためらいなく走れる装備を持っています。
スタンダードモデルの他、オートマチック仕様のDCT、電子制御サスペンションやビッグタンクを採用したアドベンチャースポーツESなど、多彩なバリエーションモデルも人気です。
アドベンチャーを購入するなら、さまざまなモデルを比較できるバイク館がおすすめです
アドベンチャーバイクにはさまざまなモデルがあるため、なるべくたくさんのバイクを見比べたいと考えている方も多いでしょう。それなら、豊富な在庫を誇る販売店で購入することをおすすめします。
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バイク館は、北は北海道から南は九州まで、全国に店舗を展開しています。人気の車種はもちろんのこと、手に入りにくいレアな車種や限定モデルなど、幅広いラインアップをそろえているので、お気に入りのモデルを見つけられるでしょう。
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ロングツーリングなどのハードな使い方も多いアドベンチャーバイクは、メンテナンスも重要です。バイク館なら中古車は全て最長1年間の保証付きで、全店に国家資格整備士を配備しています。また、定期点検と基本料金を特別料金でパックしたお得なメニュー「Bikeep（バイキープ）」も好評です。
他にもオリジナルの任意保険や盗難保険もそろえるなど、バイクに関するさまざまなニーズに対応しています。
アドベンチャーバイクは、快適にロングツーリングを楽しみたい方や、オンロードもオフロードも走りたい人におすすめです
アドベンチャーバイクはオンロードとオフロード両方での走行性能に優れ、さらに高速道路を使った長距離移動では高い快適性を持ちます。あらゆる場所を走りたいというツーリングライダーにとっては、最良の愛車となってくれるでしょう。
そんなアドベンチャーバイクを購入するなら、バイク館をおすすめします。Webサイトでは在庫状況をはじめ、自動査定システムもあるので、乗り換えを考えている方にも最適です。ぜひ一度、のぞいてみてください。
