【シルバーウィング600/GT600の特徴】
20世紀末にブームを起こしたビックスクーターに追従して開発されたのがシルバーウィングです。
250ccクラスのフォルツァよりさらに大排気量の600ccを2001年4月時点で世界最大のスクーターとしての発売となりました。
ゆったりとしたデザインの車体で、サイズも大きめでしたが、シート高は740mmに抑えられ、足つき性に余裕はありました。
発売時はシルバーウィングのみの名称でしたが、その年にシルバーウィング400が登場し、その後シルバーウィング600と呼ばれるようになりました。
2003年にABS装備モデルを追加し、2004年にはスイッチ一つでトルクを増加させることができるTモードを装備するマイナーチェンジを行いました。
2009年には平成19年排ガス規制に対応。名称をシルバーウィングGTとし、フルモデルチェンジを行いました。
GTは「グラン・ツーリスモ」を意味し、高速域での走行性をアップさせました。
その後は平成28年排ガス規制の継続生産車両適応前に販売終了となりました。
【シルバーウィング600/GT600の装備】
シルバーウィングGTのシートには前後6段階に調節可能なバックレストを設置。
シート下にはフルフェイスヘルメットが2つ収納可能なメットインが装備されています。
また、まるで車のような大型のメーターで、中心に液晶、左に燃料計とスピードメーター、右に水温計とタコメーターの計5連のメーターとなっています。
【シルバーウィング600/GT600のパワーユニット】
582cc水冷DOHC並列2気筒エンジンで高速域での伸びをさらに追及。低-中速域での瞬発力を維持し、カムシャフトの見直しで高速域の出力を向上しました。
また、ハンドルに装着されているTモードスイッチを押すと、点火時期と燃料噴射量がかわり、低-中速回転域のトルクを増やし、力強い走りができるようになります。
シルバーウイング/シルバーウイングGT600の基本スペック
シルバーウィング600
全長 | 2275mm |
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全幅 | 770mm |
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全高 | 1430mm |
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ホイールベース | 1595mm |
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最低地上高 | 140mm |
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シート高 | 730mm |
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車両重量 | 228kg |
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燃料消費率(1)(km/L) | 27.5 |
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排気量 | 582cc |
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最高出力 | 49ps |
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最大トルク | 53Nm |
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燃料タンク容量(L) | 16L |
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燃料(種類) | レギュラーガソリン |
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シルバーウィングGT600
全長 | 2285mm |
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全幅 | 770mm |
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全高 | 1430mm |
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ホイールベース | 1600mm |
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最低地上高 | 135mm |
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シート高 | 730mm |
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車両重量 | 252kg |
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燃料消費率(1)(km/L) | 30.0 |
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排気量 | 582cc |
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最高出力 | 50ps |
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最大トルク | 55Nm |
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燃料タンク容量(L) | 16L |
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燃料(種類) | レギュラーガソリン |
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シルバーウイング/シルバーウイングGT600のカラーラインナップ
- シルバーウィング600 2008年最終年モデル
- グラファイトブラック
- パールサンビームホワイト
- シルバーウィングGT600
- ソードシルバーメタリック
- パールサンビームホワイト
- パールコスミックブラック
シルバーウイング/シルバーウイングGT600の中古車相場
シルバーウィング600
¥299,000~¥399,000
シルバーウィングGT600
¥349,000~¥590,000