バイクのクイックシフターとはどのような機能?利用可能なシーンを紹介

バイクのクイックシフターとはどのような機能?利用可能なシーンを紹介

クイックシフター

2024/06/11

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近年、スポーツバイクやツアラーを中心に、急速に広がっている装備がクイックシフターです。もともとはレーシングマシンに装備されていたクイックシフターですが、公道用バイクでも役立つ装備として人気を集めています。 では、クイックシフターとはどのような機能を持っているのでしょうか? また、最適な使用シーンとはどのようなものなのでしょう。この記事ではクイックシフターについて、多くの方が気になるであろうポイントを解説します。クイックシフターについて知りたい方や、クイックシフター付きのバイクを購入しようと考えている方は必見です。

バイクのクイックシフターとはどのような機能のこと?

クイックシフターとは、どのような装備なのでしょうか。その機能について解説します。

近年、クイックシフターはスポーツバイクや大型ツアラーを中心に、装備されることが多いようです。標準装備されていることもあれば、オプション設定されていることもあります。また、カスタムパーツも多数ラインナップされています。

では、クイックシフターとは一体どのような機能を持っているのでしょうか。まずは機能や操作手順を解説します。

シフトペダル操作だけで完結できる機能

通常、マニュアルトランスミッションを装備する一般的なバイクは、アクセルを閉じ、クラッチレバーを握ってからシフトペダルをかき上げたり、踏み下ろしたりすることでギアチェンジを行います。

クイックシフターを装備すると、このうちアクセルとクラッチ操作が不要になります。つまり、アクセルを開けたまま、クラッチを握る(切る)ことなく、シフトアップやシフトダウンが可能になるのです。その名の通り、クイックにシフトを変えられるのでクイックシフターを呼ばれます。

クイックシフターの操作手順

クイックシフターの操作は簡単です。まずは通常のバイクと同じく、半クラッチを使って発進します。加速していき、ある程度のスピードに達したら、そのままシフトペダルをかき上げるだけです。

シフトロッドに装着されたセンサーがシフトアップ(またはダウン)を感知し、エンジン点火を一瞬だけカットすることで、クラッチ操作なしでシフトチェンジができます。モデルによっては、シフトアップやダウンに際し、一定の速度やエンジン回転数が必要な場合もあります。

また、停車時はクラッチを握らないとエンストするので、注意が必要です。

バイクのクイックシフターの最適な使用シーン

クイックシフターを使用する際の最適なシーンはスポーツ走行とツーリングといわれています。

クイックシフターには最適な使用シーンが2種類あります。それがサーキット走行とツーリングです。一見すると、まったく異なる2つの使用シーンですが、それぞれ異なる理由で最適といわれています。

サーキットではクラッチ操作を必要としないことで、タイムロスを縮められます。ツーリングや街乗りでは疲れの軽減につながります。それぞれ詳しく解説しましょう。

サーキット走行

クイックシフターは、もともとはレースをコンマ1秒でも速く走るために生まれた技術です。通常、街乗りでもツーリングでも、ライダーはクラッチ操作やアクセルの開閉をほぼ無意識に行なっていて、タイムロスなど感じることは少ないでしょう。しかし、実際にはアクセルを開閉することで、わずかなロスが発生しています。公道を走るだけなら問題ありませんが、サーキットではこのわずかな時間を短縮することがとても重要なのです。

ツーリングや街乗りでの走行

クイックシフターは走行時のクラッチ操作を必要としないため、左手の負担を大きく減らせます。そのため、ツーリングでの疲れの軽減に役立つのです。もちろんツーリングだけでなく、普段の街乗りでもクイックシフターは重宝するでしょう。特に渋滞中でノロノロとクラッチを切ったりつないだりしながら進むような場面で使ってしまうと、「もうクイックシフターなしは考えられない」とまで思う人もいるようです。

クイックシフターを使用する際に押さえておきたいポイント

クイックシフターはまだまだ進化の途中にある機能です。使用する際に注意しておきたいポイントを解説します。

サーキット走行でもツーリングでも便利なクイックシフターですが、使用する際に注意したいポイントがあります。まだまだこれから進化していく機能のため、モデルによって操作感が違ったり、作動する条件が違ったりするのです。

また、スポーツ走行用とツーリング用のクイックシフターはもともとの用途が異なるため、いざ使おうと思ったときに戸惑うこともあるでしょう。クイックシフターをストレスなく使うために、詳しく解説します。

モデルによって操作感が異なる

最新のクイックシフターであれば、シフトアップにもダウンにも対応していることは珍しくありません。しかし、初期のクイックシフターや比較的安価な車両についているクイックシフターの場合、シフトアップにしか対応していないものがあります。また、エンジン回転数が低過ぎると作動しない場合や、シフトダウン時はアクセルを閉じなければいけないものなど、モデルによって操作感や発動条件が異なります。クイックシフターをバイク選びの条件にしている場合、事前に確認することをおすすめします。

2種類のタイプがある

先述の通り、クイックシフターはサーキットを速く走るために生まれた装備です。そして、その利便性によって、クイックシフターはツーリングバイクにも採用されるようになりました。

そのため、クイックシフターにはスポーツ走行向きとツーリング向きの2種類が、それぞれ独自の進化を遂げているのです。前者はシフトペダルに軽く触れるだけでシフトチェンジが行えます。後者は誤操作を防ぐために、しっかりとかき上げたり、踏み下ろしたりしなければなりません。

クイックシフターの購入方法は大きく分けて2種類

クイックシフターには初めから標準装備されているものと、カスタマイズパーツやメーカーオプションとして後付けするものの2種類があります。

クイックシフターを使いたいと思ったとき、購入方法は大きく分けて2種類あります。最近では標準搭載モデルも多く発売されているため、手っ取り早いのは、そうしたモデルを購入することです。もうひとつは後付けで装着することですが、これは純正オプションパーツとカスタマイズパーツの2つがあります。

標準搭載モデルを購入する

近年ではスーパースポーツからネイキッド、アドベンチャーツアラーまで、さまざまなジャンルのモデルでクイックシフターが標準装備されています。しかも、一昔前であれば高価な大排気量モデルのみに採用されていたのに、今では250ccクラスでも装備しているモデルがあるのです。

具体的にはカワサキ Ninja 1000SXやNinja ZX-25R、ヤマハ トレーサー9GT+などが当てはまります。

後付けで装着する

ノーマル状態で標準装備されていない場合でも、メーカーのオプションパーツとしてラインナップされていることも多いようです。ヤマハのYZF-R3/25は、シフトアップのみですが、純正オプションとしてクイックシフターを用意しています。

また、用品メーカーによるカスタマイズパーツとしても多数のクイックシフターがあります。ただし、これらのパーツは適合車種だけでなく、年式などもよく確認してから購入しましょう。

クイックシフターが搭載されたバイクの購入ならバイク館へ!

クイックシフターを装着したバイクを購入するなら、バイク館がおすすめです。

比較的新しい技術であるクイックシフターですが、急速に広がりを見せていて、今ではさまざまなモデルに装着されています。そして今やスポーツ走行でもツーリングでも、欠かせない装備だと考えているライダーは少なくないようです。

そんなクイックシフターを装備したバイクを購入するなら、バイク館がおすすめです。

全国に店舗展開中

バイク館は、北は北海道から南は九州まで、全国に店舗展開しています。国内新車や輸入新車、そして中古車まで、各店舗に豊富な在庫があります。もちろん、その中にはクイックシフターを装備したバイクも多数あります。

お近くのバイク館に行ってみれば、きっとお気に入りの1台が見つかります。バイク館の別店舗の車両をお取り寄せすることも可能なので、お気に入りが見つからない場合はスタッフに気軽に相談してみてください。

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3つの保険でバイクライフを応援

バイク館ではバイクの購入や買取、メンテナンスだけでなく、保険も充実しています。東京海上日動の代理店として、保険資格を保有するスタッフがお客様の要望にあったプランを提案します。

自賠責保険はもちろん、任意保険は事故相手だけでなく搭乗者や物損など、さまざまなプランが好評です。また、盗難保険はバイク館でバイクを購入したお客様専用のオリジナル保険を用意していて、万が一の盗難にしっかり備えられます。

まとめ

クイックシフターを使うと、バイクのスポーツ性や快適性が大きく向上します。バイク選びの際に、装備されているかどうかを基準のひとつにするのもよいでしょう。

クイックシフターはバイクをより快適に、もしくは速く走らせるための先進技術です。近年では標準装備されているモデルも増えているので、バイク選びのひとつの基準にしてはいかがでしょうか。

そして、バイクを購入するならバイク館がおすすめです。新車はもちろん、中古車でも全車保証がついているので、安心のバイクライフが送れるでしょう。Webサイトには在庫情報などを掲載しているので、ぜひご活用いただき、気になる車両はお気軽にお問い合わせください。

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