2004年の登場以来、ホンダのフラッグシップモデルとして君臨しているのがCBR1000RRです。最高峰の技術を持ちながらも、乗りやすさにも定評があるスーパースポーツバイクとして、国内だけでなく世界中で人気を博しています。この記事では、CBR1000RRの歴史や特徴を紹介することで魅力を掘り下げます。CBR1000RRの性能が気になる人や、実際に購入を考えている人は必見です。
CBR1000RRはどのようなバイクなのかを解説します。誕生の歴史や車両コンセプトを知ることで、CBR1000RRがもっと好きになるのではないでしょうか。
CBR1000RRはホンダが製造する大型スーパースポーツバイクです。ホンダといえば、スーパーカブに代表される小排気量モデルからゴールドウイングのようなビッグバイクまで、バラエティ豊かなラインナップを誇ります。中でもスポーツバイクのフラッグシップとして君臨するのがCBR1000RRです。その歴史と特徴を紹介します。
CBR1000RRは、1992年に発売されたCBR900RRの後継モデルとして、2004年に初めて登場しました。当時は大排気量スポーツバイクといえば、ZZR1100のようなハイスピードツアラーか、レースが盛んな750ccクラスのレーサーレプリカが主流でした。
そんな時代にリッターバイクに迫る893ccエンジンと750ccクラスのコンパクトボディを併せ持つCBR900RRは独自のポジションを確立します。
その後、排気量を918cc、929cc、954ccと徐々に拡大し、2004年に998ccエンジンを搭載するCBR1000RRへとモデルチェンジを果たしました。CBR900RRとCBR1000RRは、現在も続くスーパースポーツ人気を作り上げたモデルといえるでしょう。
街乗りに快適なモデルや長距離ツーリングを楽にこなせるモデルなど、バイクにはそれぞれ得意なシーンや使い道があります。CBR1000RRは、サーキットにおいてパフォーマンスを最大に発揮できるように開発されました。
998ccのエンジンと軽量な車体は圧倒的な加速が可能で、コーナリングも得意です。あらゆる道をひらひらと曲がれて、バイクを操る楽しさに満ちています。サーキットをコンマ1秒でも速く走るための性能と装備が充実したバイクなのです。
年式によって性能やスタイリングを大きく変えるのがCBR1000RRの特徴です。ここでは主なモデルの特徴を紹介します。
2004年の登場以来、モデルチェンジを繰り返してきたCBR1000RRは、年式によって性能が大きく変わります。また、ルックスも全く違うので、バイクに興味のない人が見れば、同じモデルとは思わないかもしれません。CBR1000RRを購入するときは、年式による違いや個性をしっかり知っておくことが大切だといえるでしょう。
2002年に排気量を954ccに高めたCBR900RR（通称CBR954RR）の後継モデルとして登場したのが、初代CBR1000RRです。排気量は前モデルよりさらにアップした998ccで、最高出力は98PS（国内仕様）となっています。
シャープなスタイリングは、世界最高峰のバイクレース「MotoGP」の競技用モデル「RC211V」をイメージしたもので、今でも古臭さを感じさせません。また、随所にRC211Vの技術を取り入れ、高い性能と乗りやすさを両立したモデルとして評価されました。
初めてのフルモデルチェンジを2008年に行います。先代モデルと同じく、MotoGPの培った先進技術を惜しみなく注入し、最高峰のパフォーマンスを誇りました。
先代のアップマフラーをコンパクトなダウンマフラーに変更したり、カウル形状を大幅に見直したりするなど、ルックスも先代モデルとは大きく変わりました。しかし、速さと扱いやすさの両立は2代目モデルでも変わっていません。「乗りやすいスーパースポーツ」として人気を集めました。
3代目モデルは、「NEXT STAGE “Total Control”操る楽しみの進化」を開発テーマに掲げて登場しました。車両重量は当時クラス最軽量となる196kgで、ライディングをサポートする電子技術も多数搭載しています。
また上級モデルとして、公道用量産車として世界初のチタン製ガソリンタンクや電子制御サスペンションなどを装備したCBR1000RR SPもラインナップに加わりました。ちなみに、先代モデルですでにSP仕様の車体価格は200万円を超えていましたが、スタンダード仕様も含めた全バリエーションで初めて200万円を超えたのはこのモデルからです。
2020年に登場した4代目が現行モデルです。名称をCBR1000RR-R FIREBLADEと改めました。ちなみに「FIREBLADE」は初代CBR900RRから使われているペットネームで、CBRファンにはなじみ深いものです。
CBR1000RRはサーキットを強く意識していましたが、このモデルではサーキット走行やレースでの性能発揮を最大のコンセプトに打ち出しています。そのため、エンジンパワーだけでなく、よりコントロール性の高い車体セッティングや最新の電子制御技術を搭載しているのです。
CBR1000RRを購入するなら、中古バイクがおすすめです。購入時のポイントを紹介しましょう。
CBR1000RRは現行モデルなので新車でも購入できます。しかし前述の通り、モデルチェンジごとに性能やスタイリングを大きく変えているため、あえて旧モデルが欲しいという方も多いでしょう。また、新車価格はスタンダードモデルでも242万円と非常に高価です。そのため、CBR1000RRを購入する場合、中古バイクを選択肢に入れるのもよいでしょう。
ここではCBR1000RRの中古バイクを購入する際のポイントを紹介します。
CBR1000RRに限らず、中古バイクの見極めで最も重要なポイントが走行距離です。しかもCBR1000RRは高い性能を楽しむバイクなので、エンジンの状態はとても大切だといえるでしょう。そこで3万キロメートルを目安に選ぶことをおすすめします。走行距離3万キロメートルを超えた車両は過走行気味で、本来の性能を発揮できないかもしれません。
ただし、これはあくまでも目安です。前オーナーの整備状況や販売店のメンテナンスによって、車両の程度は異なります。
中古バイクは前オーナーの使い方によって、コンディションは大きく変わります。特にCBR1000RRはサーキット走行やレースで使われていた可能性が高いバイクです。もしもサーキットを走っていたとしたら、転倒した可能性が考えられます。しかも転倒時のスピードも相当なものでしょう。確認できるなら、購入前にその車両がどういう使われ方をしていたか確認したいものです。ワンオーナーであれば、使用歴が比較的分かりやすいでしょう。
CBR1000RRを購入するなら、豊富な在庫と安心のメンテナンスメニューを備えるバイク館がおすすめです。
CBR1000RRは人気モデルですが、年式によってスタイリングや性能が大きく異なります。そのため、中古バイクを購入する際は、なるべくたくさんのモデルを見比べたいものです。しかも、性能が高いモデルのため、ちょっとした整備不良でもパフォーマンスが十分に発揮できず、CBR1000RRの魅力を半減させてしまうこともあります。
だからこそ、CBR1000RRを購入する際はバイクショップ選びが重要です。豊富な在庫と安心のメンテナンスメニューを備えたバイク館なら安心でしょう。
北は北海道から南は九州まで、全国に65店舗（2023年9月時点）を構えるバイク館は、8,000台以上の在庫を用意しています。CBR1000RRも各年式で魅力的なモデルをそろえているため、きっとお気に入りの1台を見つけられるでしょう。
近所の店舗にお気に入りがなくても、他店舗からのお取り寄せにも対応しています。在庫はWebサイトで確認できるので、お店のスタッフに気軽に相談してみてください。
CBR1000RRは車体をカウルで覆っているため、メンテナンスも大変です。しかし、バイク館なら定期点検と基本メンテナンスを特別料金で提供する「Bikeep（バイキープ）」を提供していて、多くのライダーに喜ばれています。
メンテナンスは当然、国家資格整備士によるもので、全国どの店舗でも利用可能です。また、あらかじめ設定したメンテナンススケジュールに沿ってバイク館から案内が届くので、整備忘れの心配もありません。
人気のスーパースポーツバイク・CBR1000RRには年式によってさまざまなモデルがあります。ぜひバイク館でお気に入りの1台を見つけてください。
ホンダが誇るスーパースポーツバイク・CBR1000RRは、高い性能を持ちながらも乗りやすいモデルとして人気です。購入する際は年式による違いを知っておくことで、後悔のない愛車選びができるでしょう。
そのためには豊富な在庫を持つバイク館がおすすめです。Webサイトに全国の在庫情報が記載されているので、CBR1000RRの購入を考えている人は、一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。
