威風堂々したスタイリングと鼓動感に満ちたエンジンで高い人気を誇るのが、アメリカのバイクブランド「ハーレーダビッドソン」です。その中でXL1200シリーズはコンパクトな車体や、同ブランドの中では小さめといえる1200ccのエンジンを持っています。迫力満点とは少しイメージが異なりますが、XL1200シリーズも国内では高い人気を誇っているのです。 この記事では、そんなXL1200シリーズの特徴や魅力を解説します。中古車販売価格も紹介しますので、XL1200シリーズの購入を考えている人は必見です。
XL1200シリーズはどのような特徴を持っているのでしょうか。歴史や車名、エンジンなどを解説します。
XL1200シリーズとはどのようなバイクなのでしょうか。その成り立ちや特徴をお伝えすることで、XL1200シリーズの魅力を紹介します。XL1200シリーズを知れば、堂々としたスタイリングだけではないハーレーダビッドソンの新たな魅力を感じ取れるかもしれません。
また、XL1200には兄弟モデル「XL883」もあるので、その詳細もお伝えしましょう。
ハーレーダビッドソンのモデルは、それぞれアルファベットによって車名がついています。最初の2文字が重要で、フロントホイールに16インチや17インチを採用し、幅広のハンドルを装着したモデルには「FL」がつきます。フロント19インチホイールや21インチホイールがついた、スタイリッシュなモデルは「FX」です。
対して「XL」は上記2シリーズよりも排気量が小さく、車体もコンパクトにできています。もともとはハーレーダビッドソンの中でもスポーティーに走ることを目的として開発されており、別名「Sportster(スポーツスター)」と名付けられているのです。
FLやFXの排気量は1,500ccから、現行モデルでは2,000cc近くまであり、その大きさから「ビッグツイン」と呼ばれています。対してスポーツスターは1200ccと883ccの2種類です。どちらも空冷OHVですが、ビッグツインのカムシャフトは1本もしくは2本となっています。スポーツスターはより効率的にエンジンを回せるようにカムシャフトは4本あり、「4カムエンジン」や「4カムスポーツ」と呼ばれることもあるのです。
また、883ccは非力なためにエンジン回転数を上げて楽しむのに対し、1200ccは低回転から太いトルクがありながら、高回転もしっかり回る特性を持っています。
XL1200シリーズの最終年となる2021年と2022年に発売されたモデルを解説します。
詳しくは後述しますが、XL1200シリーズは2022年に「XL1200X フォーティーエイトファイナルエディション」をもって生産を終了しています。現在新車では買えないことから希少性が高まり、XL1200シリーズの中でも特に高年式モデルの人気が高騰しているようです。ここではXL1200シリーズの中でも最終年となる2021年と、ファイナルエディションが登場した2022年モデルを紹介します。
1970年代に隆盛を誇った「チョッパー」と呼ばれるカスタムスタイルを現代のセンスと技術で解釈したモデルが、XL1200NSアイアンです。ガソリンタンクには当時を思わせるグラフィックを施し、高めのハンドルバーを装着することで雰囲気を高めています。それでいてビキニカウルやガンファイターシートなど、カフェレーサーを思わせるディテールをミックスしている点にも注目です。懐古主義に陥らず、現代的なチョッパーを作り出したハーレーダビッドソンの意欲作ともいえる1台でしょう。
前後サスペンションをローダウンさせ、さらに16インチホイールと極太タイヤを履かせたモデルが、XL1200Xフォーティーエイトです。クラシカルなスポーツスターらしさを演出するピーナッツタンクと呼ばれる極小のガソリンタンクやテーパードマフラーも相まって、1950年代に流行したレーサースタイル「ボバー」を作り出しています。
低くセットされたハンドルバーと両足を突き出すフォームとなるフォワードコントロールステップによって生まれる独特のライディングポジションも人気のポイントです。
2021年に生産を終了したと思われたXL883/1200シリーズですが、2021年12月にXL1200X フォーティーエイト ファイナルエディションが突然発表されます。限定1300台で、発表直後にすぐ予約完売するほどの人気ぶりが話題を呼びました。
基本的なスペックはXL1200X フォーティーエイト同様ですが、特別仕様として、シートやエアクリーナーなどに専用デザインを採用しています。
1957年にはじめて空冷スポーツスターが登場してから65年がたちました。その歴史のファイナルを飾るにふさわしい1台といえるでしょう。
空冷エンジンを搭載したXL1200シリーズの後継モデルとして2021年に登場したのが、新型水冷エンジンを搭載するスポーツスターSです。
XL1200シリーズは、2022年のXL1200X フォーティーエイト ファイナルエディションをもって、生産を終了しました。ハーレーダビッドソンの中でも扱いやすいモデルとして高い人気でしたが、なぜその歴史に終止符を打ったのでしょうか。その理由を解説すると共に、後継モデルを紹介します。
XL1200シリーズが国内での販売を終了した最大の理由は、排ガス規制によるものです。XL1200シリーズは長らく空冷OHV V型2気筒エンジンを搭載していました。しかしこのエンジンは基本設計が古いため、「平成32年排ガス規制」に適合させられませんでした。そのため、人気が高いモデルにもかかわらず、販売を終了することになったのです。
ちなみに「平成32年排ガス規制」の内容は、ヨーロッパで適用している「ユーロ5」とほぼ同じものです。つまり、国内だけでなくヨーロッパをはじめとする世界中で排ガス規制に適合しなくなったため、XL1200シリーズは生産を終了したのです。
空冷エンジンを搭載したXL1200シリーズと入れ替わるようにして登場したのが、新開発の水冷V型2気筒エンジン「Revolution Max 1250T」を搭載したSportster S(スポーツスターS)です。
XL1200シリーズはレトロな雰囲気でしたが、スポーツスターSは倒立フロントフォークやアップマフラーなどを採用し、現代的なフォルムとなっています。また、トラクションコントロールやライディングモード、コーナリングABSなどの先進技術も注入し、新時代のクルーザーを強く印象付けているのです。
XL1200シリーズはすでに新車では購入できません。しかし人気モデルであり、販売期間が長かったこともあり、中古バイク市場のタマ数は豊富です。そこで実際の販売価格はいくらくらいなのかを、バイク館の在庫車両から調べてみました。
中古バイクでしか手に入らないXL1200シリーズも、バイク館なら安心して購入できます。
XL1200シリーズは中古でしか購入できません。中古バイクというと、購入後の故障やトラブルが心配だと思う人が少なくないようです。しかし、納車時のメンテナンスや購入後の保証がしっかりしていれば、そんな不安を抱く必要はないでしょう。
バイク館は全国の店舗に豊富な在庫を抱えるだけでなく、アフターサービスや保証も充実しています。XL1200シリーズを購入するなら、バイク館がおすすめです。
バイク館は2023年9月時点で、全国に65店舗を展開しています。それぞれの店舗で豊富な在庫があり、海外限定モデルやファイナルエディションなどの希少モデルも取り扱っています。
XL1200X フォーティーエイト ファイナルエディションなどの人気モデルも在庫しているので、欲しい1台がきっと見つかるでしょう。在庫状況はWebサイトの検索機能で探せますので、一度のぞいてみてください。
バイク館の中古車には全て同社オリジナルの保証がつきます。輸入車であるXL1200シリーズにも、最長6か月または1万キロメートルの保証付きです。
もちろん保証期間内であれば、保証対象部品の修理は何度でも無料で受けられます。販売価格250万円を超えるXL1200X フォーティーエイト ファイナルエディションでも加入できるので安心でしょう。
バイク館でXL1200シリーズを購入すれば、中古バイクでも心配することなくバイクライフを送れるのです。
ハーレーダビッドソンの中でも親しみやすいXL1200シリーズは、誰でも楽しめる人気のバイクといえるでしょう。
ハーレーダビッドソンの中でも比較的軽快でコンパクトなXL1200シリーズは、大型バイク初心者もベテランライダーも満足できるオールマイティーなバイクです。そのため、国内では高い人気を誇っていましたが、残念ながら現在新車では購入できません。
しかし、充実した保証とアフターサービス、信頼できるメンテナンスで定評のあるバイク館で購入すれば、中古バイクでも心配することはないでしょう。
バイク館では、Webサイトで常時在庫情報を更新しているので、XL1200シリーズが気になる人は、一度チェックしてみてください。