50ccの原付バイクから2,000cc近い排気量を持つモデルまで、ひとくちに「バイク」と言っても、大きさはさまざまです。ここでは、400cc超の「大型バイク」をフィーチャーし、その魅力を解説します。また、必要な免許や購入時のポイントも紹介しますので、これから大型バイクを購入しようと考えている人は必見です。また、現行車の中から、特におすすめしたい5モデルも紹介しますので、その特徴をあらためてチェックしてみてください。
大型バイクの魅力をあらためて紹介します
ライダーであれば、多くの人が憧れるであろう「大型バイク」ですが、その魅力は一体どこにあるのでしょうか。大きな車体や十分なエンジンパワーなど、ライダーを惹きつけるポイントとともに、それらが生み出す具体的なメリットについて解説します。また、必要な免許についても、取得方法や注意点などを交えて紹介しましょう。
一般的に大型バイクと呼ばれていますが、一体何が「大型」なのでしょうか。車重なのか、車体サイズなのか……実はエンジンの排気量を指します。大型バイクとは、排気量が400ccを超えるバイクのことで、「大型自動二輪免許」が必要なバイクを指すのです。
大型バイクは、免許区分では「大型自動二輪車」と呼ばれる区分となります。排気量が大きい分、車重や車体サイズも大きなモデルが多いのが特徴です。
大型バイクの排気量は400cc超と、普通自動二輪免許で乗れるバイクよりも大きいため、圧倒的なエンジンパワーを楽しめます。パワーが大きいということは、走りにも余裕が生まれるので、ツーリングなどの長距離走行も楽にこなせます。
車格が大きく、車重もあるため、安定性の高さもメリットといえるでしょう。また、海外メーカーは大型バイクが主流であることが多く、いろいろなブランドやデザインのバイクを選べます。
必要な免許の種類や大型バイクのジャンルなど、購入する前に知っておきたいポイントを紹介します
大型バイクを購入する際には、一定の条件が必要だったり、乗るために注意したいポイントがあったりします。ここでは購入後に安心して大型バイクを楽しんでもらうために、それらの条件やポイントを紹介します。ひとくちに「大型バイク」と言ってもさまざまなタイプがあるので、実際に愛車を購入する際は、より慎重に選びましょう。
一般的に大型バイクは排気量400cc超の「大型自動二輪車」を指します。この大型自動二輪車に乗るためには、大型自動二輪免許が必要です。取得するためには教習所に通うのが一般的ですが、運転免許試験場の技能試験を受験する方法もあります。免許の取得年齢は18歳以上です。
普通二輪免許を取得せずに、いきなり大型自動二輪免許を取得することもできます。しかし、初めに普通自動二輪免許の取得を強く勧める教習所も多いようです。
大型バイクとは排気量による区分ですので、実際にはさまざまなタイプのモデルがあります。ここでは代表的なタイプを紹介しましょう。
ロードレーサーを思わせるスポーティーなデザインと高い走行性能を持つモデルです。実際に、メーカーが持つ最新の技術を投入していることが多く、サーキットなどでも高い性能を発揮します。
別名「アメリカン」とも呼ばれるジャンルで、ハーレーダビッドソンに代表されるロー&ロングスタイルが特徴です。エンジンの鼓動を感じながら、のんびりとツーリングを楽しみたいライダーが支持しています。
直訳すると「裸」で、その名の通りカウルをまとわず、エンジンがむき出しになったロードスポーツモデルを指します。スタンダードなルックスから先鋭的なデザインまで、さまざまなモデルがラインナップされています。
オフロードスタイルの腰高なシルエットが特徴です。車格が大きいため日本の細かい林道は苦手ですが、高速道路などでの快適性も高く、汎用性に優れたツーリングバイクといえるでしょう。
フルカウルをまとっていますが、スーパースポーツのような前傾ポジションではなく、リラックスして乗れます。ハイスピード巡航が得意ですが、サーキットを走るような尖った特性ではありません。長距離を疲れずに走れるのが特徴です。
大型バイクにはコンパクトなモデルもありますが、車重が重く、シート高が高いものも多くあります。そのため、はじめて大型バイクを購入する際は、なるべく押し歩きなどで取り回し性能を確認しましょう。跨ってみて、足つき性のチェックも必須です。
最近では「ローダウンリンク」や「ローシート」といった足つき性を向上するパーツも豊富ですので、お目当てのバイクにラインナップがあるか、あらかじめ確認してみるのもよいでしょう。
ネイキッドやスーパースポーツ、ツアラーなど、数多くある大型バイクの中からおすすめの5台をピックアップしました
今、新車や中古車で買える大型バイクの中から、特におすすめの5モデルを紹介します。ネイキッドやスーパースポーツ、クルーザーなど、さまざまなジャンルから人気の高いモデルを紹介しますので、気になったモデルがあれば、各車両の解説文下部にあるリンクから中古車情報を確認してみてください。
1993年に登場したCB1000 SUPER FOURから現行モデルにまでつながるホンダの人気ビッグネイキッドです。これまで何度もモデルチェンジを重ねつつも、基本的なシルエットや車体構成は変わっていません。それだけ完成度が高いモデルということで、ツーリングから街乗り、スポーツ走行など、あらゆるシーンで満足いく走りを楽しめます。
カスタムパーツも多くあるので、飽きずに長く乗れる1台だといえるでしょう。
カワサキのフルカウルモデル「Ninja」シリーズのフラッグシップがH2 SXです。搭載するエンジンは水冷4ストローク並列4気筒998ccで、スーパーチャージャーを装備しています。最高出力は210PSにも及び、週末のツーリングを非日常の空間へと変えてくれるでしょう。もちろん最新技術によって、このような強大なパワーでも扱いにくさはありません。のんびりしたツーリングも楽しめる優れた1台です。
アダプティブクルーズコントロールやビークルホールドアシストなど、快適なツーリングや街乗りをサポートしてくれる機能も見逃せません。
ヤマハ独自の水冷並列3気筒888ccエンジンを搭載したネオクラシックモデルが、XSR900です。ネオクラシックとは、ネイキッドをベースによりクラシカルなルックスに仕上げたジャンルで、世界的にも高い人気を誇ります。
XSR900は、MT-09をベースにしつつも、スイングアームを延長するなどで独自の操作感が好評です。外装は80年代のレースシーンをオマージュしたオリジナリティの高いもので、ベテランライダーは懐かしさを感じ、若いライダーは新鮮味のあるスポーツマシンとして、各世代が支持しています。
レブル1100は、250ccクラスで大成功を収めたレブル250の1100cc版です。エンジンはCRF1100Lアフリカツインと同系統の水冷並列2気筒を採用しており、トルクフルな出力特性が支持されています。
1,000ccを超える大排気量ながら、専用に開発したフレームによって足つき性は良く、ビギナーでも乗りやすいと評判です。スタンダードモデルは5速ミッションですが、オートマチック操作が可能な「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」もラインナップされています。
ホンダのスーパースポーツ「CBR-RR」シリーズの頂点に君臨するのが、CBR1000RR-Rです。そのままサーキットでレースを戦えるほどの高性能は、決して初心者向きとはいえません。しかし、所有する喜びは極上のものとなるでしょう。
最新の技術が多数盛り込まれているため、公道走行やツーリングもそれなりに楽しくこなせます。「一度は最高峰モデルに!」と思っている方に、ぜひ乗っていただきたい1台です。
国内外の新車と中古車がそろうバイク館なら、きっとお気に入りの大型バイクが見つかるでしょう
バイク館は全国に63店舗(2023年6月現在)を展開しています。中古車は、それぞれの店舗でたくさんの在庫を持っていますが、もちろん、他店舗からの取り寄せも可能です。十分過ぎる在庫台数があるため、きっとお気に入りの1台を見つけられるでしょう。大型バイクの新車はYAMAHAとSUZUKIを取り扱っています。
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ひとくちに「大型バイク」と言ってもジャンルはさまざまです。その魅力を知った上で、自分にぴったりな1台を見つけましょう
爽快な走りが楽しめる大型バイクの魅力について解説しました。余裕のある走りや、存在感のあるルックスは、バイクの楽しさをさらに大きくしてくれるでしょう。気になっている方は、そのメリットを確認した上で、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、購入時は全国に店舗があるバイク館がおすすめです。Webサイトでは中古車検索もできるので、気になる車種や相場などを調べるにも良いでしょう。ぜひ一度、のぞいてみてください。