【ZX-25R/ZX-25R SEの特徴】
ZX-25Rは2020年9月に発売された、ZXシリーズの末弟として登場したスーパースポーツモデルです。
250cc4気筒としては、2007年に生産終了となったバリオスⅡ以来、フルカウルスポーツとしてはZXR250以来のラインナップとなりました。
2021年からは、上級グレードとしてアップ/ダウン対応のクイックシフターやフレームスライダー、USBソケットが標準装備されたZX-25R SEが登場しました。
■250ccながら100万円に迫る車両価格
まずは完全新設計の4気筒エンジンから始まり、同じく完全新設計のトレリスフレームとスイングアームやビッグピストンの倒立フォーク。電子制御系統では3モードのトラクションコントロールや電子スロットルなどIMU以外の電子制御が詰め込まれています。
ZXシリーズの末弟として、ZX-10Rをそのまま小さくしたフルスペック状態となっています。
■走る楽器
250cc4気筒エンジンの特徴ともいえる音。入念にチューニングされたエキゾーストシステムは、超高周波のスクリーミングサウンドを演出します。
忍者の名前とは逆行して、「走る楽器」ともいわれるほどの美しいサウンドを奏でます。
■ZX-25Rの歴史
ZX-25Rは2020年の登場以来、マイナーチェンジ・モデルチェンジは行っていませんが、毎年のカラーチェンジや、SEモデルではKRT Editionの設定も行っています。
【ZX-25R/ZX-25R SEのパワーユニット】
最高出力45psを誇る水冷4ストローク4気筒エンジンは、完全新設計となっています。クイックでダイレクトなスロットルレスポンスが特徴で、ライダーの感覚的な操作にスムーズに対応します。
ZXシリーズの名に恥じない、フルスペックで最高のパワーユニットとなっています。
【ZX-25R/ZX-25R SEのシャシー】
フレームも新設計のトレリスフレームを採用。軽量化と剛性を高いレベルで両立しています。これは、レースマシンであるZX-10RRのシャシー設計思想をベースとしており、レースマシンの思想を受け継いでいます。
フロントサスペンションはショーワ製の倒立フォークとなっており、高いハンドリング性能を実現しています。