【XV1600A ロードスターの特徴】
XV1600Aロードスターは、1999年5発に国内発売したヤマハクルーザーのフラッグシップモデルです。
欧州や北米仕様は1998年末に発売し、欧州仕様の車名は「ワイルドスター」となっていました。
完全新設計のエンジンを搭載しており、最大トルクをわずか2000rpmで発揮する1601ccのマシンは当時の量産車の中で最大排気量のモデルとなっていました。
■派生モデルの登場
XV1600Aロードスターには、2種の派生モデルが登場しています。
どちらのモデルも輸出専用モデルとして、XV1600ATロードスターシルバラードとXV1600ASロードスターミッドナイトを発売しています。
XV1600ATロードスターシルバラードは1999年に登場し、大型のウインドウシールドや鋲打ち仕様のシート、バックレスト、サドルバッグを装備したツアラーモデルです。
外観上の一番の特徴はホワイトリボンタイヤとなっていました。
XV1600ASロードスターミッドナイトは2000年に登場し、キャストホイールを採用したモデルとなっています。
■XV1600Aロードスターの歴史
XV1600Aロードスターは1999年の登場以降、大きなモデルチェンジは行っていません。
それもそのはず。発売翌年の2000年を最後に日本国内仕様は生産終了となっています。
海外仕様は2003年まで生産されました。
2004年以降は後継機種のXV1700やXV1900等に受け継いでいます。
【XV1600A ロードスターの装備】
大砲型のヘッドライトから、ヤマハのクルーザーシリーズの血統が感じられます。
輸専用車両には、ツーリング仕様の装備を採用しています。
【XV1600A ロードスターのパワーユニット】
新設計の空冷4ストローク4V型2気筒エンジンは、動弁系に油圧リフターを採用。クルーザーモデルとして、トルクを最重要視したセッティングとなっており、最大トルクは127Nm/2000rpmで発生させていました。
【XV1600A ロードスターのシャシー】
足回りはフロントをダブルディスクとし、332kgの重量に耐えられる制動力を目指しました。
駆動方式は当時は珍しかったベルトドライブを採用していました。