【XL1200Xの特徴】
XL1200シリーズは1996年から販売開始した、輸入バイク販売台数トップのハーレーで最も人気の高いスポーツモデルです。
1202ccエンジンを搭載したバイクで、同じスポーツスターシリーズのXL883には無いパワーを誇ります。
長く人気を誇ったXL1200シリーズですが、排ガス規制の影響もあり、日本市場では2022年モデルのFinal Editionを最後に販売終了となりました。
■XL1200シリーズの車種別解説
XL1200S(リジット)
1996年に登場したXL1200Sは、XLシリーズ最初のスポーツモデルです。
ダンパー調節機能と98年以降にツインプラグ化をしました。
XL1200C(リジット&ラバーマウント)
XL1200Sと同じく1996年に登場したカスタムモデルのXL1200Cです。
21インチのフロントホイールを装備しており、97年にリアサスペンションの変更と98年にメンテナンスフリーバッテリーへの変更を行っています。
XL1200R(ラバーマウント)
2004年に登場したXL1200Rは、同年に行われた全台一斉モデルチェンジでエンジンマウントがラバーとなった後の初めてのXL1200シリーズです。
シリーズのレーサーモデルとなっており、車名のRはレーサーという意味でした。
また、エボリューションエンジンを初搭載したモデルとなっていました。
XL1200L
2007年に登場したXL1200Lは、XL883シリーズではすでに採用されていた、ローシートモデルです。
シート高は660mmまで下がっており、足つきが良く扱いやすいモデルとなっています。
XL1200N ナイトスター
XL1200N ナイトスターは2008年に登場した、ローダウンされた車体とブラックが基調となったデザインが特徴です。
XL1200Lほどではありませんが、676mmのシート高は低く、扱いやすいモデルでした。
XL1200X フォーティーエイト
2011年に登場したXL1200X フォーティーエイトは、ファットタイヤを装着したファクトリーカスタムのスポーツスターです。
XL1200シリーズで最も人気の高いモデルとも言われており、現行の最後まで残ったXK1200シリーズとなっています。
XL1200V セブンティーツー
2012年に登場したXL1200V セブンティーツーは、1970年代に流行したチョッパースタイルを取り入れたファクトリーカスタムモデルです。
2016年まで販売されており、カスタムベースとしても人気でした。
XL1200CA/CB
2013年に登場したXL1200CAとXL1200CBは、日本限定モデルとして販売されました。
XL1200CAはストリートドラッガースタイル、XL1200CBはチョッパースタイルとなっています。
どちらのモデルも16インチのファットタイヤを装着しており、存在感を放っています。
XL1200CX ロードスター
2016年に登場したXL1200CX ロードスターは、今までのXL1200シリーズとは異なる印象で、シート高が高めでハンドルが低く、ライディングポジションが前傾となるバイクです。
欧州で人気の高まるカフェレーサーに向けて作られたモデルです。
XL1200NS アイアン
2018年に発売したXL1200NS アイアンは、XL1200シリーズで最新のモデルとなっており、ハンドルはアップライトなポジションとなっているものの、シートやデザインがカフェレーサーとなっているモデルです。
【XL1200Xの装備】
XL1200シリーズもXL883シリーズ同様にモデルによって装備類が異なります。
中古のカスタム済み車両購入やカスタム前提のノーマル車両購入など、様々な方法が考えられます。
【XL1200Xのパワーユニット】
1200ccエボリューションエンジンとなっており、XL883シリーズとは違ったパワーを感じることができます。
タンク容量が少なく、燃費も不安、燃料もハイオクとなっているため、ロングツーリングよりショートライド向けのモデルとなっています。