【TUONO660の特徴】
TUONO660は2021年に発売した、TUONOシリーズの660ccスポーツネイキッドです。
TUONOシリーズはアプリリアのフルカウルスポーツと対になるスポーツネイキッドシリーズで、TUONO660もRS660をベースとして開発されました。
エンジンは並列2気筒を搭載しており、TUONOV4やRSV4に搭載されたV4エンジンのフロント側2気筒をベースに設計されています。
車体スタイルは、カウルレスの完全なるネイキッドではなく、スポーツツアラーのようなカウルが装着されています。
本国発売は2021年1月で、日本国内発売は2021年3月となっていました。
■名前負けのしない性能
イタリアで雷鳥を意味するTUONOは、レーシングマシンに近いネイキッドモデルとして十分な性能を発揮します。
エンジンやフレームはRS660と基本共通となっており、TUONO660はサスペンションセッティング等をストリート向けに調整しているのみです。
その為、若干のエンジン調整はあるものの、実際の性能はレーシングモデル譲りとなっており、TUONOの名前に負けない性能を誇っています。
■カウル付きなのにネイキッド
TUONO660の最大の特徴は外観です。
アプリリアの公的には、スポーツネイキッドと分類されているTUONO660ですが、実際の車体にはカウルが装着されています。しかもアンダーカウルまで。
RS660と比較してみると、ハンドルの位置やスクリーンの大きさ、サイドカウル形状は若干異なるものの、ヘッドライトデザインやタンク形状などは全く同じです。
ハーフカウルのスポーツツアラーとした方がしっくりきます。
【TUONO660の装備】
全灯火類LEDに加えて、デジタル液晶メーターを搭載しています。
また、クラス最上級の電子制御も搭載しています。
【TUONO660のパワーユニット】
659ccのパラレルツインエンジンは、アプリリアV4エンジンのコンセプトを引き継いでおり、Vツインに近い性能とサウンドを実現しました。
また、ストリート向けの3つのライディングモードに加えて、サーキット向けに2つのライディングモードも搭載しています。
【TUONO660のシャシー】
シャシー類はRS660と共通となっており、レースマシンの足回りを引き継いでいます。