【SX125の特徴】
SX125は2018年に登場した、スーパーモタードモデルです。
124ccの水冷4st単気筒エンジンは、RS4と同系統となっており、欧州免許のA1ライセンス上限いっぱいの11kW(15ps)に設定されています。
兄弟車にはフロント21インチ、リア18インチのブロックタイヤを装着した本格的なオフモデルのRX125が存在します。
スタイル的には王道のモタードスタイルながら、エンジンの出力特性や車体サイズ、車両重量が日本車にはあまりない快活な乗り心地を体感させてくれます。
■ビギナーには難しいエントリーモデル
欧州A1ライセンス向けのエントリーモデルと謳ってはいるが、実際のところは880mmのシート高やスカスカの低速トルクからわかる通り、全くビギナーに優しくありません。
発進時に繊細なアクセルワークを必要とする上に、メーターにはタコメーターが搭載されていません。
ビギナー向けエントリーモデルと言いながらも、ベテランのセカンドバイクにピッタリな性能となっています。
■高回転でキビキビした走り
前述の通り低速トルクは心もとないものの、回転数とギアを上げていくとキビキビした走りに変わっていきます。公道でのんびりゆったり走るよりも高回転で回しながらキビキビと走るアプリリアらしいマシンとなっています。
■SX125の歴史
2018年に登場したSX125は、2021年に初めてのマイナーチェンジを行いました。
ここでは、欧州規制のユーロ5に対応する変更が行われ、吸排気系が見直されました。
エキゾーストパイプやサイレンサーの形状が変更されており、最高出力こそ変わらないが、発生回転数が低くなりました。
その後も継続販売が続けられ、2023年も販売が続けられています。
【SX125のパワーユニット】
水冷単気筒エンジンはRS4と同系統となっており、同じく高回転型エンジンとなっています。高回転での加速感やスピード感は充実しており、ワインディングでの吹け上がりは心地よさを感じられます。
【SX125のシャシー】
完成度の高いシャシーは、バランス良い重量を生み出します。
サスペンションも高性能な倒立フォークを採用しています。
ハードブレーキング時のジャックナイフを防止するアンチロールオーバー機能も採用されており、充実のシャシーとなっています。