【S1000XRの特徴】
S1000XRは2015年に発売した、マルチパーパス・スーパースポーツです。
ネイキッドスポーツであるS1000Rの万能性を拡張させ、オンロードからエンデューロ、スーパーバイクとアドベンチャーバイクを融合させたマシンです。
エンジンはS1000Rと共通ですが、専用にチューニングされた並列4気筒エンジンは、4PSほどアップしていました。(日本国内仕様)
2020年にF900XRが誕生したことで、XRがシリーズ化しました。(S1000XRとF900XRのエンジンは別系統)
■S1000RR由来の攻撃的なスポーツ性能
S1000Rと同じくベース車両はスーパースポーツのS1000RRとなっており、圧倒的なスポーツ性能は受け継がれています。
ただマルチパーパス・スーパースポーツとして、長距離走行時の安定性や快適性も優れているため、長距離ツーリングの中でスポーツ走行を楽しみながらというライディングも可能になりました。
■常用域での快適性
本格的なスーパースポーツであるS1000RRとは対照的にマルチパーパスとなるS1000XRは、中速トルクが大幅に増加しています。
これにより、常用回転域での走行がかなり快適となり、街乗りからワインディングまでほとんど全ての場所での快適走行が可能となりました。
【S1000XRの装備】
全てのグレードにETC2.0車載器とグリップヒーターが標準装備となっています。
上級グレードでは、数多くの電子装備やキーレスシステム、空気圧センサー等が装備されます。
【S1000XRのパワーユニット】
S1000RRベースの4気筒エンジンをXRに合わせて最適化を行っています。
低中速域での力強いトルクがあり、スムーズな走行に貢献します。
【S1000XRのシャシー】
新型S1000XRでは、全モデルより10kgの軽量化に成功しています。
シャシー系もXRに向けて最適しており、長距離の快適性からスポーツ走行時のハンドリング性能も向上しています。