【RS4の特徴】
RS4は2012年に発売した、RS125後継の125ccフルカウルスポーツモデルです。
デザインベースは、V4エンジンを搭載したスーパースポーツのRSV4となっていました。
125ccながら、アルミ製ペリメタ―フレームや倒立フォーク、前後ディスクブレーキ、アップのみのクイックシフター(オプション)が搭載されており、本格的なスポーツモデルとなっていました。
エンジンの最高出力は11kW(15PS)となっていますが、これは欧州免許のA1ライセンスに向けた仕様となっており、エントリーモデルということを表していました。
■2stRS125からの変化
先代モデルのRS125は2stモデルとなっており、良い意味でも悪い意味でもピーキーなマシンでした。4stとなったRS4は、2stと比べるとパワーバンドが広がり乗りやすくなっています。
ただ、125ccの中でもトップクラスのビッグボアショートストロークなので、回すことが大前提です。
一番の変化はパワーダウンです。先代の30近い馬力から約半分の15馬力までパワーダウンしている為、期待外れの声も少なからず聞こえていました。
■RS4の歴史
2012年に発売したRS4は、同時発売で特別仕様車のRS4 REPLICAを発売しました。
レプリカは2010年にSBKでチャンピオンを獲得したマシンのカラーリングを採用していました。また、シングルシートカウルとクイックシフターを標準装備としていました。
2014年にはアプリリアワークスに加入した選手のカラーレプリカをRS4 SBKとして発売しました。
2018年にはマイナーチェンジを行い、ABSを標準装備としました。
同時にMotoGPマシンのカラーレプリカをRS4 GP REPLICAとして発売しました。
【RS4のパワーユニット】
4st化された高回転型水冷単気筒エンジンを搭載しており、高回転高速域ではストレスない走行が可能となります。
低速低回転域では、心細いトルクとなっていますが、ご愛敬。
【RS4のシャシー】
完全新設計のフレームは高い剛性を誇る軽量なアルミ製ペリメタ―フレームを採用しています。フレームの軽量化で、ハンドリング性能は大幅に向上しました。
前後ディスクブレーキの採用や倒立フォークの採用など、125ccには豪華な装備が揃っています。