【R1250GSの特徴】
R1250GSは2019年に登場した、前身のR1200GSの後継アドベンチャーモデルです。
R1200GSの1169ccの排気量から1254ccまでアップしており、吸気側バルブを可変式に変更しました。
欧州排ガス規制のユーロ5にも対応しており、電子制御系統もアップデートが行われています。
また低速トルクも向上しており、いままでのRシリーズ水平対向エンジンの弱点を克服した形となりました。
GSシリーズで最も成功したモデルで、迷わずR1200GSを買えば正解と言われるほど、完成度も評価も高かった先代です。その後継として、高いプレッシャーを受けながらの登場でした。
登場後は、期待通りの性能を発揮し、すぐに先代と同じだけの人気を集めました。
2021年にはGSシリーズ40周年の記念モデルを発売すると共に、コロナ禍でありながら過去最大販売台数を記録したBMWのトップセールスとなりました。
■ロングツーリングもストレス無し
先代のR1200GSから受け継いだツーリング性能は健在で、長距離ツーリングでのストレスは一切ありません。
低速トルクが向上し、SS並みのカタログスペックを持ち合わせることから、ゆっくりのんびりの走行やスポーツ走行でも高い安定性を誇ります。
上級グレードのR1250GS アドベンチャーになると、タンク容量も30Lとなり、航続可能距離を大きく伸ばします。
■R1250GSの歴史
2019年にR1200GSの後継として登場したR1250GSは、変わらずBMWのトップセールスモデルとなっています。
2021年には初のマイナーチェンジを行いました。
BMWの他のラインナップモデルが排ガス規制に対応していましたが、R1250GSは登場時に対応済み。そのため、ライディングモードにエコモードが設定されることとなりました。
また、GSシリーズ40周年の記念モデルも発売されました。
【R1250GSの装備】
R1250GSの一番目を引く部分はヘッドライトで、LEDのアシンメトリー型となっています。
複数のグレードが存在しており、純正オプションも数多く存在しています。
全グレード標準装備は、ETC2.0車載器のみで、グレードを上げるとグリップヒーターや電子制御系統、快適装備が搭載されます。
【R1250GSのパワーユニット】
R1250GSのボクサーエンジンは、低回転域での滑らかさを向上させています。滑らかさはボクサーエンジンの特徴でもあり、全回転域でボクサーエンジンを体感できます。
また、可変カムシャフトコントロールシステムは、全域でパワフルなトルク特性を発揮します。
【R1250GSのシャシー】
シャシー系も進化しており、よりロングツーリングなどでの疲労度を軽減してくれます。
幅広なハンドルは、ハンドリング性能を向上させており、オフロードでも軽々走破できます。