【GT1000の特徴】
GT1000は2007年に登場した、スポーツクラシックシリーズの3代目のモデルです。
1971年から1975年に販売された750GTをモチーフとしており、カウルを持たないネイキッドスタイルでした。
スポーツクラシックシリーズは、名前の通りクラシカルな外観をもつスポーツバイクですが、いままでフルカウルスーパーバイクをメインに製造していたドゥカティからすると、全く新しい路線ということになりました。
GT1000より先行して発売していたスポーツクラシックシリーズのスポーツ1000やポールスマート1000LEは、こちらも名前の通り低いハンドルポジションなどスポーツ走行に焦点を当てたモデルでした。
GT1000は、グランドツーリングモデルとして、高い位置のバーハンドルやツインサス、湿式クラッチを搭載し、シンプルなネイキッドスポーツとしてのキャラクターが与えられていました。
■憧れの懐かしさを感じるスタイル
憧れを持ちながらも簡単には手に入れることのできなかった時代のドゥカティを復活させたデザインは、歴の浅いライダーには新鮮に映るほど、このスタイルはラインナップから遠ざかっていました。
ベテランとビギナーのどちらの感想も、GT1000にはピッタリと当てはまり、古き懐かしいけど全く新しいバイクとして存在感を放ちました。
■GT1000の歴史
2007年に登場したGT1000は、一定の人気を集めながら、販売されました。
2010年を最後に生産終了となりました。
【GT1000のパワーユニット】
GT1000の空冷Lツインエンジンは、細かなカタログスペックよりフィーリングを感じる方が簡単です。
スポーツネイキッドシリーズの為、クラシカルなセッティングになってはいるものの、スポーツ性能も十分すぎるほど備えています。
【GT1000のシャシー】
シャシー系の軽量化により、リッタークラスながら200kgを大きく下回る185kgを達成しました。
重くなりがちなクラシックスタイルで、スポーツ性能を確保するために徹底的な軽量化を行いました。