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GSX-R1000Rは、2016年まで逆輸入車のみだったGSX-R1000のハイグレードモデルとして2017年に登場しました。
GSX-R1000自体は国内仕様とはならず、GSX-R1000Rのみが国内仕様車として発売しました。スズキの最上級スーパースポーツとして、MotoGPマシンの外装やエンジンをベースとするなど、最先端技術を余りなく採用しました。
MotoGPで開発された可変バルブシステムの採用やエンジンの高回転化とバルブのリフト量を増やすことができる「スズキレーシングフィンガーフォロワーバルブトレイン」をベースとしたシステムの採用、全回転域でのトルクを向上させる「スズキエキゾーストチューニング-アルファ」の採用など、MotoGPの技術を惜しみなく採用しています。
これは、MotoGPで活躍しているメカニックが市販車の開発も行っている為、最高峰の技術をそのまま採用することが出来ています。
「The king of Sportbikes」の称号を追い求めて、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能を究極に追及しています。
これは「初心者が最も安心して早く走れるSS」という評価を体現しているとも言えます。
ポジションがキツ過ぎず、低速トルクを捨てず、車体がコンパクトで乗りやすさも速さと同等の重要度となっています。
2017年の新登場と同時に国内導入されたGSX-R1000Rは、2019年にマイナーチェンジを行いました。内容は欧州向けモデルと同様であり、サイレンサーカラーの変更やフロントブレーキホースをステンメッシュになりました。
その後は毎年のMotoGPのSUZUKI ECSTARチームのカラーに合わせたカラーチェンジを行っています。
2022年モデルをもって、平成32年排ガス規制へ対応せずに生産終了となることがアナウンスされました。また、同じく2022年をもってMotoGPからもスズキファクトリーチームが撤退となりました。
ハイグレードモデルとして、GSX-R1000より高性能な装備を整えました。
ショーワ製バランスフリーフロントフォークやショーワ製BFRC-liteのリアショック、アップダウン対応のクイックシフター、ローンチコントロールなど、MotoGPのGSX-RRからフィードバックを受けた装備が数多く採用されています。
また、ETC2.0車載器も標準装備としています。
電子制御を多く採用し、スペックアップしたエンジンです。これもMotoGPのGSX-RRからのフィードバックを数多く受けており、速さの追求はもちろん、一般の公道走行へも最大級の配慮をされています。
特に、低回転のトルクをアシストする、ローRPMアシストの採用によって、ストップ&ゴーを繰り返す市街地走行も最適化を行っています。
軽量コンパクトなアルミ製ツインスパーフレームを採用し、サスペンションにもMotoGPの技術が採用されています。またブレーキにはブレンボ製ブレーキキャリパーとブレーキローターを採用しました。
空力性能を意識したスタイリングもシャシー類との相乗効果で、最高の走行性能とハンドリングに貢献しています。
型式 | 2BL-DM11G |
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全長 | 2075mm |
全幅 | 705mm |
全高 | 1145mm |
ホイールベース | 1420mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 825mm |
車両重量 | 203kg |
乗車定員 | 2名 |
燃料消費率(1)(km/L) | 22.1 |
エンジン型式 | DTA1 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク4気筒 |
排気量 | 999cc |
圧縮比 | 13.2 |
最高出力 | 197ps |
最大トルク | 117Nm |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量(L) | 16L |
燃料(種類) | ハイオクガソリン |
バッテリーサイズ | YTZ10S |
タイヤサイズ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ(後) | 190/55ZR17 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
¥530,000~¥2,400,000
2001年~2016年 | GSX-R1000(海外仕様) |
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2017年~2022年 | GSX-R1000/R |