【F700GSの特徴】
F700GSは2012年に発売された、ミドルクラスのデュアルパーパスモデルです。
日本市場での販売は2012年10月となっていました。
F650GSの後継モデルとして、モデルチェンジ時にF700GSに名称変更されました。
F650GSからF700GSとなる際には、排気量の変更は行われず、姉妹モデルのF800GSとの差別化を図るために用いられました。
■扱いやすいオールラウンドモデル
マルチパーパスモデルとして、どこまでも楽しく走れることをコンセプトとして、長いストロークを持つサスペンションとタフなエンジン、アップライトなハンドルによる楽なライディングポジションが特徴です。
■乗り手も道も選ばないスタイル
複数グレードがラインナップされており、仕様用途や力量などで選択可能です。
元々道を選ばないスタイルとして確立しているF700GSは、さらに乗り手も選ばないバイクとなりました。
グレードやオプションパーツでロングツーリングに備えることも可能で、使用用途がさらに広がりました。
■F700GSの歴史
2012年に登場したF700GSは、F650GSのモデルチェンジ後の後継モデルでした。
2016年に初めてのマイナーチェンジを行い、電子調整式サスペンションと危険路面状況でのエンジン出力を制御するシステムを上級グレードに標準装備としました。
2017年には欧州の排ガス規制であるユーロ4に対応するマイナーチェンジを行いました。
2017年9月以降に出荷されたモデルにはETC車載器が標準装備となっていました。
2018年に後継モデルのF750GSが登場したので、2017年モデルがF700GSの最後となりました。
【F700GSの装備】
先代から受け継いだBMW伝統のアシンメトリー式ヘッドライトを採用しています。
日本仕様はローダウン仕様がスタンダードモデルとなっています。
ナックルガードやETC車載器も標準装備となっています。
【F700GSのパワーユニット】
オフロードも走れるエンジンの基本性能に加えて、上級グレードには数々の電子制御が搭載されています。
距離や路面に縛られない走行ができ、快適性と走破性が大きく向上しています。
【F700GSのシャシー】
BMW伝統のシャシーに加えて、チェーンドライブが採用されています。
ブレーキキャリパーは前後ブレンボ製となっており、制動能力も大幅に向上しています。