【CB1300Super Fourの特徴】
CB1300Suoer Fourは1998年に前身のCB1000Super Fourのモデルチェンジとして、登場しました。前身のCB1000Super Fourは「プロジェクトBIG-1」の成果として登場し、その後CB1300シリーズにプロジェクトが引き継がれました。
ベースエンジンは、X4に搭載されていた水冷4ストロークDOHC直列4気筒を改良し、開発されました。
その後、CB400と同様に2005年からカウル付きバリエーションのCB1300Super ボルドールがラインナップされました。
■「プロジェクトBIG-1」の系譜を担い、ロングセラーに
CB1000SFで火が付いたビッグネイキッドブームですが、徐々に他メーカーから大きい排気量モデルが出て、退けを取り始めていた時に発売されました。
ビッグネイキッドの中でも1300ccの存在は大きく、その後2022年現在でも続くロングセラーモデルとなりました。
■1300ccならではの余裕
ビッグネイキッドとして、トップクラスの1300ccの排気量を誇り、低回転域ではトルクフル、高回転域では心地よく吹け上がります。走行中は267kgの重さを忘れるほど、気持ちの良い走行性能となり、長距離ツーリングでも装備の充実で、余裕があります。
■CBシリーズ王道のスタイリング
伝統的なCBシリーズとして、王道のスタイリングが採用されています。丸目ヘッドライトに2眼式のメーター。また王道ながらLED搭載など最新の装備も整えられ、伝統的なデザインながら、最新鋭のシステムを備えた一台となっています。
■CB1300Super Fourのモデルチェンジ年表
SC40型(初期型)
1998年の発売翌年にマイナーチェンジを行い、フロント・リアサスペンションに減衰力調整機構を装備しました。
翌2000年には、エンジン・ラジエーター・前後キャリパー・のカラーチェンジを行いました。また、排ガス規制クリアの為に二次空気導入装置を採用しました。
SC54型
2003年にフルモデルチェンジを行い、SC54型となりました。
このモデルチェンジでPGM-FIを採用し、インジェクション化しました。
2005年には、サイドカバーの形状変更で足つき性を向上させると同時に、ABS装着モデルもラインナップされました。
2008年にはエキゾーストパイプにキャタライザー(触媒装置)を搭載し、排ガス規制をクリアしました。
また、受注期間限定で赤フレームのSpecial Editionを設定しました。
2014年に5速ミッションから6速ミッションに変更する、大きなマイナーチェンジを行いました。また、ABSを標準装備とし、モデル統合を行いました。
2018年のマイナーチェンジでは、平成28年度排ガス規制に対応。さらに最高出力の向上も達成しました。
2021年のマイナーチェンジでは、電子スロットルの採用やライディングモードの追加、クルーズコントロールの追加など、電子系の追加を行いました。
2023年には「プロジェクトBIG-1」の30周年記念モデルが受注期間限定で発売されました。
【CB1300Super Fourの装備】
伝統的なデザインの2眼メーターを採用しました。左右タコメーターと速度計の表示、中央サブ液晶でギアポジションや時計、燃料計などを表示しました。
CBシリーズ王道の丸目ヘッドライトは、LED仕様。もちろんテールランプやウインカーもLEDとなっています。
ETC2.0やグリップヒーターなども現行モデルでは標準装備となっており、長距離ツーリングでの快適性も向上しました。
【CB1300Super Fourのパワーユニット】
CBシリーズ最高峰のモデルとして、低回転域での力強さから高回転でのスムーズな出力まで高精度な性能を求めました。最新の排ガス規制にも対応し、環境性能に配慮していると共に、ビッグネイキッドにふさわしい力強い走りを可能としています。
【CB1300Super Fourのシャシー】
フレームにはダブルクレードルフレームを採用し、ここでも王道の設計となっています。しなやかで安定した特徴を持ち、軽快なスポーツライディングも可能としました。
リアサスペンションには、ショーワ製リザーブ付ショックを採用し、車重を感じさせない軽快な乗り心地を実現しました。
フロントブレーキはダブルディスク。ABSも装着しており、安心の制動性能を誇り、ビッグバイクの不安を払しょくしてくれます。