【BOLTの特徴】
BOLTは2013年に発売した、市街地走行のショートライドに重きを置いたクルーザーモデルです。
「シンプルでありピュアでありクリーンであること」をイメージコンセプトとしており、スリムで扱いやすいことが特徴のバイクです。車体全体をスリムでコンパクトにすることで、足つきも良く、扱いやすくしています。
■BOLT C/Rなどのラインナップ
BOLTは発売以降、RスペックやCスペックといったバリエーションモデルを発売しました。
BOLT Rスペックは、上級装備モデル。BOLT Cスペックはスポーツモデルという位置づけとなっています。
主な違いは、BOLT Rスペックは、ゴールドのリザーブタンク付リアサスペンションの装備や切削ホイールの採用、バックスキン調黒表皮シートの採用などで見分けられます。
一番はホイールとリアサスペンションを見れば、スポークホイールでリザーブタンクのついていないBOLTと違いが判るかと思います。
BOLT Cスペックとの違いは、フットレストがバックステップ配置、メーター位置変更、アルミ製セパレートハンドルの採用、フォークブーツの装着が主な違いとなっています。
■ショートライドに特化したクルーザー
全体コンセプトに市街地走行の楽しさと謳っているように、ロングツーリングより、街乗りのショートライドを想定した設計となっています。
ロングツーリングの快適装備の採用は基本無く、ショートライドのスポーツ走行性能の向上に目を向けています。それは、バリエーションモデルの装備にも現れており、ツーリング装備の採用は無く、よりスポーティな走行を目指したラインナップとなっています。
■BOLTの歴史
2013年に発売したBOLTは、2017年にマイナーチェンジを行いました。
このマイナーチェンジでは、燃料タンクは新設計で1L増加の13Lとなり、ABSを標準装備としました。
2020年のマイナーチェンジでは、ヘッドライト内にポジションランプを追加したのみの変更を行いました。
このモデルを最後に2020年でBOLTは生産終了となりますが、BOLT Rスペックは2021年以降も継続生産となりました。
【BOLTのパワーユニット】
BOLTシリーズ共通の空冷4ストロークV型2気筒エンジンは、街乗りでのショートライドをメインに低-中速域の力強いトルク特性としました。軽快な加速性や心地よいVツインらしい鼓動感も両立しており、街乗りでの快適性や操作性を向上、迫力のサウンドも演出しています。
【BOLTのシャシー】
フレームは王道のダブルクレードルフレームを採用。スリムな設計とし、車両全体のスタイリッシュなデザインに貢献しています。専用セッティングのサスペンション類でショートライドの快適性を大幅に向上させています。