【390DUKEの特徴】
390DUKEは2014年に発売した、KTMネイキッドのスモールDUKEシリーズです。125DUKEや200・250DUKEに続いた400ccクラスのモデルとなっていました。
スモールDUKEシリーズの中でも、「READY TO RACE」でスポーツ走行もさらに楽しめます。
2017年には125DUKEと共にフルモデルチェンジを受けて、フロントマスクを一新しました。また、フルカラーTFTメーターも採用し、スマートフォンとの接続も可能となっていました。
2021年モデルからは、上下対応のクイックシフター+がオプションで装備可能となっており、スポーツ性能をさらに向上させました。
■スモールDUKEシリーズ一の鋭さ
390DUKEは他のスモールDUKEシリーズと排気量が異なるのはもちろんのこと、ハードな足回りのセッティングとなっています。
サスペンションはWP製でかなり高荷重の設定となっています。フレームも高い剛性を誇り、シャシーはピーキーな印象を受けます。
■シャシーとは正反対のエンジン特性
ハードセッティングのシャシーとは対照的に、エンジン特性は扱いやすくなっています。
あくまでシングルエンジンとしての扱いやすさとなっているので、4気筒のような扱いやすさではありませんが、スロットルの細かな操作にしっかりと反応して、安心したスポーツライドが楽しめます。
■390DUKEの歴史
2014年にスモールDUKEシリーズに加わった390DUKEは、2017年にフルモデルチェンジを行いました。
このモデルチェンジでは、欧州規制のユーロ4に対応しました。また、フロントマスクを一新し、LEDヘッドライトを採用。マルチカラーTFTメーターも採用されました。
その後は大きな変更を行わずに、2023年まで販売され続けています。
【390DUKEの装備】
最新のマルチカラーTFTメーターは、エンジン回転数に応じてディスプレイのカラーが変わり、エンジンが冷えている状態のときに温めるよう指示を表示します。
ハンドルではメーターメニューを操作することが可能で、直感的な操作が可能です。
電子制御がフロントブレーキのみに作動するようになる「スーパーモトモード」も搭載しており、ライディングテクニックの向上にも役立てられます。
※スーパーモトモードの仕様は、プロテクター等の安全装備をしっかりと着用し、見通しの悪い道路などでの使用は控えましょう。
【390DUKEのパワーユニット】
日常域で使い勝手の良いセッティングとなっており、優れた燃費性能も誇ります。
高回転域では爽快に吹け上がり、ストリートからワインディングまで幅広いシーンで楽しむことができます。
【390DUKEのシャシー】
高性能でハードセッティングのWP製倒立フォークが採用されています。
リアにはプリロード調整可能なショックを採用しており、バランスの高いシャシーとなっています。