【レブル1100/DCTの特徴】
レブル1100は2020年に、レブル250、500の大排気量モデルのアメリカンクルーザーとして登場しました。レブル250を筆頭にしたバイクブームの中で発売したレブル1100も人気になるまでは時間はかかりませんでした。
2020年にマイナーチェンジを行ったレブル250、500と同様のスタリングとなっており、LEDヘッドライトなども外見はほぼ同じでした。
■シンプルかつ上品なスタリング
レブルシリーズとして、外観においてはシンプルで無駄を感じさせないスタイリングとなっています。大排気量モデルならではの高級感も特徴で、各パーツの質感から触感まで、シンプルでありながら、エレガントな印象を与えています。
■バリエーションモデルの発売
2023年モデルからは、長距離ツーリングをさらに快適にする装備を追加したバリエーションモデルのレブル1100Tが発売されました。これは、防風性能の高いカウリングと左右のサドルバッグを標準装備したモデルとなっており、長距離の航続性能を大きく向上させました。
■レブル1100の歴史
レブル1100は2020年に発売しました。2022年現在は、発売から2年ということもあり、仕様変更は行われていません。また、発売時には排ガス規制対応の状態での登場となっています。
名前の通り、レブルシリーズの最大排気量モデルとしての登場であり、「レブル250や500からステップアップしたときに、同じレブルの世界観の大型バイクがあるといいね。」といいうところから、開発がスタートしました。
【レブル1100/DCTの装備】
視認性の良い丸形のデジタルメーターを採用しました。上半円にタコメーターを設置し、中央に速度計とギアポジション。インジケーター類は右側の別窓に表示しています。
全灯火類はLEDで、ヘッドライトはレブルシリーズ共通の4眼インナーレンズ型LEDヘッドライトとなっています。
ETC2.0車載器やグリップヒーター、クルーズコントロールも装備しており、長距離ツーリングの快適性は大幅に向上しました。
【レブル1100/DCTのパワーユニット】
レブル1100では水冷4ストローク2気筒エンジンが採用されました。1082ccの2気筒エンジンと言えば、思い浮かぶ車両があると思います。そうです。CRF1100Lアフリカツインのエンジンをベースに開発され、もともと低-中速域でのトルクはあり、さらに軽量で、レブル1100用にスロットルを急に開けてもギクシャクしない、扱いやすいチューニングを新たに施しました。
DCTモデルのラインナップもあり、より快適に楽にツーリングが楽しめるように設定されています。
また、電子スロットルも採用されており、併せて4種類のライディングモードの選択が可能となりました。
【レブル1100/DCTのシャシー】
高い剛性を誇るダイヤモンドフレームを採用しました。滑らかなラインを意識して設計されたフレームは骨格形状の美しさも追及されていました。
サスペンションは、ダークネイビーカラーのインナーチューブを採用した正立フォークとなっています。アメリカンクルーザーとしての乗り心地の追求に加えて、インナーチューブのカラーが車体全体のアクセントになり、高級感を高めています。