【ブルターレ800ドラッグスターの特徴】
ブルターレ800ドラッグスターは2014年に発売された、ドラッグレーサーイメージのブルターレ800派生モデルです。
直進安定性を求めてホイールベースを長くとった完全なドラッグレーサーモデルではなく、あくまで公道用のスポーツモデルとなっていました。
ただ、リアタイヤはブルターレ800の180幅から200幅へと変更されており、しっかりと安定性にも配慮されていました。
■ブルターレ800との差別化
フレームや水冷3気筒エンジンなどの基本構成はブルターレ800と共通しており、ブルターレ800とドラッグスターの違いは、スタイリングデザインの部分がメインになっています。
主にはテールライトの形状やバーエンドミラーがデザイン部分の違いとなっています。
ドラッグスターではシート高が15mmアップしており、リアタイヤサイズも200幅と大きくなっています。そのため、ライディングポジションはブルターレ800よりも若干前傾となります。
ライディングポジションやタイヤ幅が違うことで、明らかに走行性能や操作性納は変わっており、しっかりと差別化が図られています。
■ブルターレ800ドラッグスターの歴史
2014年に登場したブルターレ800ドラッグスターは、発売翌年の2015年にマイナーチェンジを行いました。
日本の騒音規制に対応し、日本仕様としてARROW製のカーボンサイレンサーを搭載しました。
【ブルターレ800ドラッグスターの装備】
ブルターレ800ドラッグスターには、最新のMVICS(エンジン出力とトラクションを精密に制御するシステム)を搭載。3段階のライディングモード+自身でカスタムしたマップも設定可能となっています。
【ブルターレ800ドラッグスターのパワーユニット】
ブルターレ800ドラッグスターの3気筒エンジンは、800ccでトップクラスのパフォーマンスを発揮します。
本国仕様では、最高出力125ps/11600rpm、最大トルク81Nm/8600rpmで発生させ、パワーレンジ全域で豊かなトルクを生み出します。
ライダーが求めるスリルを路上で体感できます。
【ブルターレ800ドラッグスターのシャシー】
ブルターレ800と共通するシャシーは、軽量かつコンパクトなホイールベースで高いハンドリング性能を実現する完璧なバランスとなっています。
フロントサスペンションはマルゾッキ製フルアジャスタブル倒立フォークを採用。前後ブレーキはブレンボ製を採用しています。