【パニガーレRの特徴】
パニガーレRは2015年に登場した、SBK参戦の為のホモロゲーションモデルです。
ドゥカティでは、車名末尾につくアルファベットに意味を持たせており、「Sタイプ」や「Rタイプ」があり、パニガーレRの「Rタイプ」は市販車レース用のホモロゲーションモデルを表しています。
■パニガーレR登場の背景
パニガーレRが登場した2015年には、1199パニガーレが1299パニガーレへと進化し、SBKレギュレーションの2気筒1200ccまでとしていた為、1285ccまで拡大した1299パニガーレが出場できなくなりました。
その為、1299の前身である1199のエンジンをベースに出力を10HP向上させるなどの改良を行いました。また軽量化を行うために、カーボン製外装やチタンサイレンサー等を採用しました。
モデルチェンジしている為、車名を変更する必要があり、1299と裾を分ける形で数字を外し、パニガーレRとしました。
■パニガーレRの歴史
2015年に登場したパニガーレRは、SBK参戦の為のホモロゲーションモデルとして登場しました。
2019年まで生産が行われ、2019年からは後継のパニガーレV4Rとなりました。
ホモロゲーションモデルとしてLツインエンジンを搭載したマシンは、パニガーレRで最後となりました。
【パニガーレRの装備】
SBK参戦の為のホモロゲーションモデルとして、当時最新の装備を全て搭載されています。
また、リチウムイオンバッテリーやフルチタンサイレンサー、マルケジーニ製ホイール等、徹底的な軽量化を行っており、200kgを下回る重量を実現しています。
【パニガーレRのパワーユニット】
1199パニガーレRのLツインエンジンを、圧縮比アップなどを行い、205HPまで向上させました。
軽量化により、さらに運動性能が向上しました。
【パニガーレRのシャシー】
ホモロゲーションモデルとして、最高峰のシャシーも搭載しています。
前後サスペンションはオーリンズ製となっており、フロントはNIX30フォーク、リアはTFX36が採油されています。