【ドラッグスター400の特徴】
ドラッグスター400は、XV400ビラーゴの後継機種として、1996年に発売したアメリカンクルーザーです。ビラーゴをベースにしているものの、実質完全新設計のクルーザーとなっていました。ビラーゴがホンダスティードに全てを奪われてから、約8年。ロー&ロングの王道スタイルのスティードをかたちで登場しました。
■王道のアメリカンスタイル×ヤマハハンドリング
ロー&ロングの王道アメリカンスタイルで登場したドラッグスター400は、その王道なスタイルに加えて、ヤマハらしい扱いやすいハンドリングを実現させていました。
国産アメリカンとして、その軽快なハンドリングが人気となり、400ccアメリカンで不動のトップモデルとなりました。
■よりディープなクラシックの登場
1998年には、ディープフェンダー等を装備した、ドラッグスタークラシック400も発売され、以降2バリエーションでの併売となりました。
これを完全なモデルチェンジとしなかったのには理由があり、ドラッグスターのデザインは、SRやセロー同様に変えてはいけない伝統あるものとしていた為でした。
■ドラッグスター400の歴史
発売から4年はカラーチェンジのみでしたが、2000年にマイナーチェンジを行い、新デザインメーターの採用や新ヘッドライト等の変更を行いました。
2003年にもマイナーチェンジを行い、騒音規制対応マフラーの採用やイモビライザーシステムを搭載しました。
その後、2008年まで仕様変更は行わず、一度排ガス規制対応の為に生産終了となりました。
2010年に排ガス規制に対応したモデルを発売し、フューエルインジェクション化となりました。同時にマフラー形状の変更も行いました。
その後はカラーチェンジのみを行い、2017年に生産終了を迎えました。
【ドラッグスター400の装備】
ドラッグスター400はシンプルかつ完成されているデザインと言われています。
実際シンプルなのに、カスタム性が少なく、ハンドル・マフラーあとは?というほどです。車両自体の完成度が高い為、純正のままで事足りる装備となっています。
【ドラッグスター400のパワーユニット】
フューエルインジェクション採用の空冷4ストロークV型2気筒エンジンです。
当時優れた環境性能を誇り、400ccVツインアメリカンの鼓動感を強調してライダーに伝えられるセッティングとなっていました。
【ドラッグスター400のシャシー】
シャシーも低く構えたフレームを採用し、ヤマハならではのハンドリングも再現。これによりアメリカンクルーザーとしての快適な走行性能はもちろん、すこしクイックな操作性も手に入れた、これぞ国産アメリカンといった足回りとなっています。