【ディアベルの特徴】
ディアベルは2011年に登場した、ロー&ロングスタイルのクルーザーモデルです。
発売当時は、フルカウルスーパースポーツやネイキッドのモンスターのイメージが強かったドゥカティですが、2010年のムルティストラーダの発売などを機に、ラインナップの幅を広げていました。
イタリアで「悪魔」を意味するディアベルは、ドゥカティらしからぬ獰猛なスタイリングやドゥカティらしいL型ツインのスーパースポーツ顔負けの性能が特徴でした。
2019年のモデルチェンジからは、車名を「ディアベル1260」と変更しています。
ディアベルはドゥカティが開発した初めてのクルーザーバイクとされています。
■様々なバリエーションの発売
ディアベルは登場以来、数々のバリエーションモデルを発売してきました。
カーボン製の外装を装備した「ディアベル カーボン」
クロム仕上げとなっている「ディアベル クロム」
世界限定500台のチタンとカーボンを使用した「ディアベル チタニウム」
ツーリング仕様モデルの「ディアベルストラーダ」
イタリアのアパレルブランド「DIESEL」とコラボした「ディアベル ディーゼル」
メルセデスのサブブランドである「AMG」とのパートナーシップで誕生した「ディアベル AMGスペシャルエディション」
イタリアのスーパーカーメーカーの「ランボルギーニ」とコラボした「ディアベル1260 ランボルギーニ」
ディアベルに続くクルーザーとして、登場した新シリーズの「Xディアベル」
など数多くのバリエーションモデルやコラボモデルが登場しています。
■ディアベルV4の登場
2023年にはV4エンジンを搭載した「ディアベルV4」を発表しました。
パニガーレやムルティストラーダ、ストリートファイターに続いて、ディアベルもV4化となりました。
パニガーレV4のエンジンをベースにし、クルーザーモデルらしく全域での扱いやすさを向上。また、高回転でのパワーも健在です。
エンジン・フレームを全面一新したディアベルは、新たなシリーズとしてラインナップされることとなります。
■ディアベルの歴史
ディアベルは毎年のカラーチェンジを行い、生産を続けています。
2014年には初めてのマイナーチェンジを行い、デュアルスパークを採用しました。
また、全灯火類はLED化されました。
2019年にフルモデルチェンジを行いました。
エンジン・フレームはXディアベルをベースとしており、さらにスポーティなキャラクターとなりました。
2023年にはV4エンジンを搭載するディアベルV4が発売しました。
【ディアベルの装備】
新モデルのディアベルV4では、テールライトがリアフェンダーに搭載されています。
片側4本出しのサイレンサーも大きく視線を集めます。
数々のオプションパーツも用意されており、ツーリング向けオプションやスポーツライド向けオプション等が多くラインナップしています。
【ディアベルのパワーユニット】
ドゥカティ伝統のLツインエンジンから、V4エンジンに進化しました。
このV4エンジンも新しいドゥカティの伝統として浸透しており、ハイスペックなエンジンであることは間違いありません。
【ディアベルのシャシー】
フレームもスチールトレリスフレームからアルミモノコックフレームに変更され、8kgの軽量化に成功しています。
より高いハンドリング性能を手にしており、ディアベルの長所を大幅に引き上げました。