【ZOOMER X/ズーマー Xの特徴】
ズーマーXは2013年に、50ccズーマーの兄弟モデルとして登場した個性的な110ccスクーターです。ズーマーのようなスタリングデザインを取り入れ、外観からもズーマーシリーズとわかるものでありました。
シート形状を縦開きではなく横開きの設計や、ヘッドライトを筆頭にテールランプ、マフラーガード、ミラーなどが「X」の文字をイメージして作られているところが、個性的スクーターと呼ばれる所以です。
■高燃費エンジンの採用
無段変速のVマチック採用でスムーズかつ、52.0km/Lの高燃費を実現しました。
■操作性の高い足回り
倒立フォークの採用や小径の12インチタイヤの装着等、110ccスクーターとして、十分な操作性となっています。
2013年の初登場から、車両スペックやカラーリングの至るまでの変更を行わずに、2017年限りで排ガス規制に適合せず販売終了となりました。
【ZOOMER X/ズーマー Xの装備】
横開きのシート下は、無条件で収納できるスペースにはなっておらず、「工夫次第でさまざまなものを積むことができる。」と、ユーザーに遊び心を委ねられました。
これは、50ccの前身ZOOMERのシート下が空洞になっていたことも由来しており、個性的なデザインの創造に貢献しています。
【ZOOMER X/ズーマー Xのパワーユニット】
PGM-Fiを採用した空冷4ストローク単気筒エンジンは、高い環境性能に加えて、街乗りからツーリングまで快適な出力を実現しています。
コンピューターの電子制御によって、適切な燃料の量や供給時期を判断する為、効率の良いパフォーマンスが実現しました。
【ZOOMER X/ズーマー Xのシャシー】
前後12インチのタイヤやディスクブレーキの採用、グロムと同じ倒立フォークを採用しました。路面追従性が高まり、軽量なスクーターとしての用途のみではなく、簡易的なスポーツ走行としても適正を持ちました。
前後連動のコンビブレーキの採用、フロントにはディスクブレーキも採用されるなど、安全性も高められました。