【スーパーシェルパの特徴】
スーパーシェルパは1997年に登場した、セローなどをライバルとするトレッキングバイクでした。トレッキングバイクは足つき性能が高く、エントリーバイクとしても選択されるバイクで、転倒時のラジエーター破損を考えて、空冷エンジンを採用しました。
この空冷エンジンもKLX250のものを空冷化したエンジンでした。
■ライバル車の中で高出力
セロー225等の同ジャンルで比べると、スーパーシェルパは高出力となっています。
その為、最高速や加速性能なども高く、高速巡航も可能になっています。
■幅のあるカスタム性
スーパーシェルパは時代柄、社外カスタムパーツは多くありませんが、様々なカスタム例があります。
モタードスタイルへのカスタムやシュラウドの追加(空冷エンジンの為、完全に外観のみ)、フロントキャリアの装着等があります。
海外ではフロントキャリアを装着したモデルが「ストックマン」という名前で販売されています。
■スーパーシェルパの歴史
1997年にアップフェンダーとローフェンダー仕様の2モデルで発売したスーパーシェルパは、翌年からはアップフェンダー仕様のみの販売となりました。
日本国内では2007年に排ガス規制に対応せずに生産終了となりましたが、海外では販売が続けられていました。
【スーパーシェルパのパワーユニット】
KLX250のエンジンを空冷化した249cc単気筒エンジンで、低速で粘り強い特徴を備えました。また、さらに低中速向けセッティングで6速ミッションもワイドレシオ化していました。
【スーパーシェルパのシャシー】
トレッキングバイクの為、シート高だけで見ると標準ですが、ライダーが乗ったり積載をするとサスペンションが沈む為、足つきは非常に良くなっていました。