【スクランブラー カフェレーザーの特徴】
スクランブラー カフェレーサーは2017年に発売した、ドゥカティ・800スクランブラーシリーズのバリエーションモデルです。
スタイルは車名の通りカフェレーサースタイルとなっており、前後17インチのタイヤやセパレートハンドルなどを装備しました。
スクランブラーは、アメリカ発祥のオンロードバイクにブロックタイヤを履かせた未舗装道路に向けたバイクです。
カフェレーサーは、スクランブラーと同じ1960年代にイギリスで登場したジャンルで、速度や旋回性能を追求した公道レーサースタイルです。
この異なる2つのジャンルを融合したのが、スクランブラー カフェレーサーで、文字列だけを見ると、オートバイジャンルの羅列に見えてしまうところが欠点です。
ただ、現代ではオフロードバイクはオンロードを走らないといったようなことはなく、オフロードとオンロードを共用するマルチパーパスモデルも登場しています。
同じような解釈をすると、スクランブラーとカフェレーサーの融合も不可解なことではなく、人気モデルの融合という点ではいたって普通の解釈です。
■気になるスクランブラー カフェレーサーの走行性能
実際にスクランブラーとカフェレーサーを融合するとどのような走行性能となるのか、気になります。
乗車姿勢は、セパレートハンドルと前傾姿勢のおかげで、車両自体がコンパクトになっています。また、シート高も高過ぎず、足つきは良好です。
スクランブラーの扱いやすさは健在で、カフェレーサーよりのカリカリのチューニングではなく、日常でも気軽に乗れるものとなっています。
前傾姿勢とは言っても、完全にカフェレーサーのようなポジションではなく、アップライト 気味なので、ストレスはありません。
ただ、セパレートハンドル採用の為、旋回性能は十分で、日常使用からスポーツ走行まで、数多くの場面をこなせるバイクとなっています。
■スクランブラー カフェレーザーの歴史
2017年に登場したスクランブラー カフェレーサーは、800スクランブラーシリーズのバリエーションモデルとして、生産されてきました。
2019年には初めてのフルモデルチェンジを行い、コーナリングABSの追加やメーターに燃料計やシフトポジションの表示が追加されました。
【スクランブラー カフェレーザーのパワーユニット】
ドゥカティ・800スクランブラーシリーズの空冷Lツインエンジンを搭載しました。
低速からトルクフルで粘りのある特性となり、日常で使用感が高くなっています。
モンスターシリーズや他のスクランブラーに比べても、カフェレーサーの方が穏やかな性格となっています。
【スクランブラー カフェレーザーのシャシー】
軽量な車体は、扱いやすさやハンドリング性能に大きく貢献しています。
また、シート高も高くなく足つき良好の為、日常生活に溶け込むバイクとなっています。