【クロスカブ110の特徴】
クロスカブ110は、スーパーカブ110をベースにした原付2種クラスのアウトドアスタイルのバリエーションモデルとして2013年に発売されました。
ヘッドライトガードとなっている丸パイプは、工夫次第で小さいバッグなどを載せられるキャリアとしても使用可能です。
2018年には50ccモデルとなる、クロスカブ50も発売しました。
ホンダの二輪工場がある熊本県のPRキャラクター「くまモン」とのコラボモデル車両も発売されました。知名度のあったくまモンで、熊本のみならず全国的に人気となったカラーモデルとなりました。
■日常での使い勝手と遊び心の融合
「The Crossover a Life and Play」をキーワードに開発がすすめられました。これは、カブとしての日常シーンでの使い勝手はそのままに、アウトドアスタイルとして、遊び後頃のあるデザインや装備を備えることで、新しいカブのスタイルを確立するためでした。
■洗練されたアウトドアスタイルのデザイン
2018年のモデルチェンジ以降、レッグガードの廃止や等でクロスーバーとしてのデザインが洗練されました。また、スチール製のフェンダーや無骨なヘッドライトガードでタフな印象を与えています。
■クロスカブ110のモデルチェンジ年表
発売翌年の2014年にブラックを追加するカラーチェンジを行いました。
2018年にはクロスカブ50の登場と共にフルモデルチェンジを行いました。このモデルチェンジで、レッグガードを廃止し、2人乗り用のタンデムステップを装備しました。
2019年にはホンダ二輪工場のある熊本県とのコラボで、くまモンバージョンを発売。
2020年にマイナーチェンジを行い、テールライトなどの小変更を行いました。
2022年のマイナーチェンジでは、大幅な変更を行い、型式を8BJ-JA60とし、排ガス規制に対応しました。タイヤもキャストホイールに変更となり、フロントブレーキはディスク式となりました。
【クロスカブ110の装備】
丸目LEDヘッドライトを囲うヘッドライトガードがタフな印象を与えると同時に、ミニキャリアとしても活用できます。
メーターはシンプルなアナログ速度計となっており、燃料計・時計・シフトポジションはデジタルの小窓に表示されます。
また、大型のリアキャリアも装備しており、バイク用リアボックスからカブらしいホームセンターの箱も装着できます。
【クロスカブ110のパワーユニット】
排ガス規制の対応で、新設計した空冷4ストローク単気筒エンジンは、ロングストロークとなり、クロスーバーとしての力強い走りと、高い燃費効率を実現しました。PGM-FIの採用で高い環境性能を誇るとともに、燃費も67.0km/Lのカブの特徴の燃費を最大限まで高めました。
【クロスカブ110のシャシー】
取り回しやすく扱いやすい正立フォークに蛇腹式フォークブーツを装備し、耐久性も向上しました。また、クロスオーバーとしてのスタイリングも向上しました。
フレームは高い剛性を誇る角断面パイプフレームを採用し、安心感のある走りを可能としました。