おはようございます。藤岡店やまぐちです。
冬になってからバタバタするのも嫌だなあと思ってコタツを出したらコタツムリになってしまいました。朝晩はもうかなり冷え込むようになりましたね。
(コタツムリとは・・・主に冬季の屋内に発生する生物。多湿環境に生息する有肺類のカタツムリの亜種として定められているが、冬季のみに姿を確認できること、ヒトの居住区内のみに発生することが生態調査の障害となりその生態は未だ不透明な部分が多い。広食性ではあるが、みかん等の柑橘類を主食としていることが確認されている。)
前回までの記事でバイクを選ぶうえでの豆知識を
【エンジン編】と
【フレーム編】でご紹介しました。まだ読んでないよという方は是非ご一読ください。
今回はいざバイクデビュー!でもバイクという文化を楽しむにはどうすればいいの?といういまいちターゲットがよくわからない記事とします。
バイクの楽しみ方は「ツーリング」だけではないのです。それらをぽつぽつと書いてみましょう。
・ばいくのたのしみかた【ツーリング】
まずはバイクに乗ったらコレでしょう。ツーリングは一人で行くもヨシ、二人や数人のグループで行くもヨシ。目的もいい景色を堪能しながら走るもヨシ、美味しいものを食べに行くでもヨシ。とにかくなんでもアリなんです。道の駅なんかで休憩しているバイク乗りの方に勇気を出して声をかけてみれば案外気があって一緒に走ってくれる・・・なんてこともあるかもしれません。大荷物を積んで本物の旅にでるのも夢がありますね。ツーリングに特化したバイクもあるわけですから、今のバイク文化のほとんどはツーリングな訳です。
スズキ Vストローム250高い走破性と柔軟な足回り、アップライトで楽なポジションでツーリングにピッタリなモデル。パニアケースを装備すれば積載性も格段に向上。旅バイクとして人気のバイクです。
・ばいくのたのしみかた【メンテナンス・カスタム】
走るだけがバイクではありません。趣味性の強いバイクだからこそ、お金と手間をかけて我が子のように愛でたいものです。天気のいい日は洗車をしてピカピカにしたり、チャレンジ精神でオイル交換をセルフでやってみたり、カッコイイドレスアップパーツを買ってあげたり。特に一番お手軽なメンテナンスとして知られる洗車は意外と効果があります。普段とは違う視点でバイクを見ることになるので異変に気付けたりするなんてよく言いますね。
オイル交換も、やり方は今の時代ネットに転がってます。ただ、間違った知識や技術は身に着けないように注意しましょう。不安であれば周りにいるバイクに詳しい人に聞いてみるか、素直にお店に依頼してついでにさり気なく聞いちゃいましょう。
カスタムも同じです。フルカスタムまではいかなくても、カッコイイミラーをつけてみるとか、スポーツモデルに乗られているのであれば社外のパーツメーカーのステッカーを貼ってワークスマシン風・・・なんていうのも面白いですね。ただし当たり前ですが法令に則り、周囲に迷惑をかけないようにすることが大切です。
ホンダ GB350モリワキマフラーやハイサイダーバーエンドミラー、カスタムシートに社外ステップ。全身をブラックアウトパーツで揃えたカスタム車両。クールなスタイルの中に無骨さを持つオススメ車両です!
・ばいくのたのしみかた【クローズドコース】
正直に言うと、これが一番楽しいし書きたかったんですけどネ。クローズドコースとはサーキットのような走るためだけの管理道路です。
バイクに乗るのであれば、一度はクローズドを走ってみてほしいところです。スポーツモデルならサーキット、オフロードモデルならダートコース等。そもそも走るまでのハードルが高いイメージがあるのは否めませんが、実は普段の装備で参加できる走行会やスクールが実施されています。これならお高い装備を買わなくても済みますし、参加費もかかりません。
「でも初心者だし運転まだへたっぴだし・・・」
ハイ、だからこそ行ってください。サーキットで得た知識と技術は公道でも使えます。それに「自分がどれだけ下手なのか」がはっきり分かりますし、スクールなら講師の方もついてくれるのでみっちり教えてもらえます。下手だからってしょんぼりすることはないですよ。むしろ自分の運転が未熟だと分かってれば公道でも無理しなくなります。
「でも転んだりしたら・・・」
プロのレースでみるようなマシンが跳ね飛ばされてぐちゃぐちゃになるようなクラッシュは素人ではまず起こせませんので大丈夫です。マシンもズザーっと滑ってせいぜいキズだらけになるくらいです。(実際はコレが一番の懸念点なんですけどね・・・)公道で転ぶよりリスクは格段に下がります。
それに、普段自分が乗っているバイクでサーキットを走ると本当に同じバイクとは思えなくなります。普段使いきれないエンジンパワーや加速感、コーナリング中のスリル等、公道ではありえない楽しさが盛りだくさんです。サーキットを走り終えた後はとても疲れますが、「たのしかった」が勝ってきて「またやってみたい」とも思えてきます。
スポーツモデルやオフロードモデルに乗られている方は是非どうぞ。あ、ツアラーモデルでも走れますよ。スポーツモデルにも乗ってみたくなること間違いなしです。
ホンダ CBR600RRホンダのミドルスポーツモデル。軽量コンパクトな車体に扱いやすい出力特性のエンジンを搭載。乗りづらそう、扱いきれなそうというスポーツモデルのネガティブな印象をひっくり返す優等生マシン。センターアップマフラーでクリアなリアビューが実現。気分はプロレーサー!
最後に・・・
公道で走るにしろ、クローズドで走るにしろ、いずれの環境も公の場所もしくは企業や個人の私有地となります。カスタムの部分でも記載しましたが法令違反のパーツ(派手な電飾や大音量のマフラー等)を装備しての走行や、ゴミのポイ捨て、運転中のマナー違反等は絶対にやめましょう。クローズドでのルールが分かりづらければスタッフさんやベテランのライダーに聞く、このカスタムは法令準拠なのか分からなければショップに素直に聞く。「たぶん大丈夫だろう」なんて大丈夫じゃないパターンがほとんどです。
そして、もしもワルなバイクを見た人。勇気を出して「ダメ」と声をあげてください。ベテランライダーの人も、初心者が「カッコイイ」と思ってくれるよう心掛けましょう。そうすれば日本のバイク文化がより良くなると思っています。
~バイク館藤岡店やまぐちの何の役にも立たない豆知識~
カタツムリの殻は実はカルシウムでできた体の一部。ですのでスポッと外れたりはしません。ヤドカリの様に背負っているわけではないため、お引越しすることもないのです。
ガーデニングの害虫として知られるカタツムリですが、実はビールに寄って来るという生態をしています。なんだかおじさんみたいですね。これを利用しビールの中に駆除剤を混ぜて一掃するという駆除方法もあります。やまぐちはガーデニングをしないのでビール好きとしてシンパシーを感じるのであった。