おはようございます。藤岡店の自販機の飲み物に飽きているやまぐちです。
基本的にレッドブルかサイダーしか飲みません。
さて本日は早速ですが本題、免許取り立てやバイクに興味がある・乗ってみたいという人向けの回です。
ベテランライダーの方々からすると当たり前のことだと思うのですが復習的なサムシングで読んでみてください。
みなさん、バイクを選ぶ時にデザインだけでなくエンジンにも注目してみるとマニア感が出てウフフになれるのでバイクのエンジンタイプをずらーっとご紹介します。
掲載する写真は全て藤岡店在庫の物です。画像クリックで詳細が確認できます!
では、少し長くなりそうですがご紹介していきます。(冷却方式は今回は省略します。スイマセン。)
【単気筒エンジン】
シングルエンジンとも呼ばれます。エンジンからエキゾーストパイプ(排気管)が一本伸びていたらシングルです。低速走行に強く、燃費も良いことからスクータータイプに採用されています。
また、構造が非常にシンプルなことから部品点数が少なく、コンパクト・軽量に仕上げることも可能なのでオフロードタイプにも多く見られます。
一般的にトルク感に優れ、街中をトコトコ走るシチュエーションでは無類の強さを発揮します。
反対に高速走行、高回転には弱く、凶暴な振動が両手を襲います。
【二気筒エンジン】
現在最も主流なエンジンです。通称ツインエンジン。
爆発間隔や配置を変えることで様々な性格に変化するバリエーション豊かなタイプです。
そのため、ひとえに二気筒といっても構造が変わると全く別のバイクに変貌します。ニキニキニキと鳴きます。
・並列二気筒
パラレルツイン、パラツインと呼ばれ最も普及しているエンジンです。
シングルエンジンを二つ繋げたような形をしています。垂直に配置するとバーチカルツインとなり、クラシックでいかにも「バイクのってるぜ!」な雰囲気を味わえます。
・V型二気筒
ブイツインと呼ばれその名の通りV型に配置されているのが特徴です。
ハーレーダビッドソンが主に採用しています。Vの角度を変えるとこれまた乗り味が変わります。
一般的に車体に対して並行に配置されるためシングルと同じ幅でツインにできるので、車体がスリムになります。
発展形としてVをさらに傾けたL型二気筒(Lツイン)があります。Lツインはドゥカティのみ採用しています。
・水平対向二気筒
ボクサーエンジンとして親しまれています。
BMWが多く採用し、車体から大きくはみ出したエンジンが特徴です。
他のエンジンに比べ低重心になるので卓越した安定感を誇ります。
ドゥカティのLツインと同じく、ボクサーツインもBMWのブランドとなっています。
【三気筒エンジン】
通称トリプルエンジン。
普及数としては多くありませんが、先述のツインエンジンのトルクと後述の四気筒エンジンの強力なピークパワーを併せ持つ万能エンジンです。
現在はヤマハ・トライアンフが採用しています。
セッティングによりツイン寄りの性能になったりクアトロ寄りの性能になります。
トリプルエンジンの一番の魅力は吸気と排気のサウンドが織りなすエンジンの駆動音。
獣のようにワイルドでありながらモーターのように繊細に盛り上がっていく素敵エンジンです。
ドロドロヒュルヒュル鳴きます。
【四気筒エンジン】
ヨンパツとか、クアトロ、マルチと呼ばれます。
基本的に高出力設計となっており、大型車のスポーツモデルに多く採用されています。
部品点数が多く、エンジンも大きくなるため製造コストが高くバイクエンジンの頂点という印象が強いですね。
・直列四気筒
海外ではi4(アイフォー)エンジンと呼ばれています。国内では直4(チョクヨン)。
ヨンパツエンジンといったらこの直列型を指していることが多いです。
国内リッターロードスポーツ(CBR、GSX、YZF、ZX)はすべてチョクヨン。
しかし、チョクヨンというのは最適解の設定が確立されており最も乗り味の変化を持たせることが難しいエンジンです。
ヤマハのチョクヨンはクロスプレーンエンジンで少し違いますが。
・V型四気筒
V4(ブイフォー)の愛称で普及しておりますが、年々厳しくなる排ガス規制等の影響でだんだんと減ってきているエンジンです。
現在ではドゥカティ、アプリリアが採用しています。
しかし、ヨンパツエンジンの最適解の構造となっており、V4に憧れを持つライダーも少なくありませんね。
ブイツインと同じくチョクヨンの半分の幅でバイクに搭載できること(空気抵抗が減る)、出力特性がチョクヨンより滑らかであること等、メリットばかりです。
実は「V4といえばホンダ」なんですよ。
ホンダは今でもV4が最強だと思っています。GPマシンのRC213VもV4エンジンですからね。
次回、ばいく の まめちしき【フレーム編】
~バイク館藤岡店やまぐちの何の役にも立たない豆知識~
近頃高騰が続くガソリン価格。困ったもんですが逆に世界で一番燃費が悪いヤツは一体どこのドイツなんだということで、調べてみました。
・戦車
すさまじく悪いです。ガスタービン搭載車ならなおのこと。1リットルあたり400m進めるそうです。
・ブガッディ シロン
男の子の憧れのスーパーカー。最高速は時速400キロを超える怪物級ですが、燃料消費率も怪物級です。最高速巡航時は1リットルあたり800mだそうです。
他にも旅客飛行機や戦闘機、貨物船に航空母艦・・・いずれも1リットルあたり1kmを切っています。