こんにちは、
バイク館甲府店の塚田です(^^)/
今日ご紹介するオートバイはカワサキ「W800」です。
言わずと知れた2気筒のクラシックバイクで、先代のW650から基本デザインを崩さずに現在まで販売継続されています。
Wの特徴といえば、スタイルもさることながらやっぱりエンジンの形状でしょう、特にベベルギアによるカムシャフト駆動方式。
正式には「ベベル・ドリブン・カム・シャフト方式」と言うそうです。
どういうことかというと、SOHCエンジンのカムシャフトを駆動させるのに、ベルトやチェーンを用いずにシャフトと「かさ歯車」で駆動させるという方式です。
エンジンの右側についているシャフトが回転し上下についているかさ歯車(ベベルギア)を回転させて動力を伝えています。
カワサキはなぜこのベベルギア式を選んだのでしょうか?
開発陣はこのカムシャフト駆動方式に強いこだわりがあったと聞いています。
どちらかというと性能面というよりも機能美、いわゆる見た目です。
見た目がベベルギア式の方が美しいから、副産物としてギアの駆動音(うなり音などとも表現されています)
W800はこのベベルギアが駆動することにより通常の爆発音のほかにミューミューと回転数に応じてギア音が聞こえます。
実はベベル・ドリブン・カム・シャフト方式を採用していたのはカワサキだけではなくかつてはDUCATIも採用していましたが、現在は搭載車両はありません。
このベベルギア式はW650から採用されており、「650W1」や「旧メグロ」、「W3」などは採用しておりません。
W800の魅力はエンジンもさることながら、トータルでクラシックスポーツを演出しているところだと思います。
さて、そんないW800の中古車が甲府店に入荷です。
走行少ないワンオーナー!転倒傷なし!状態の良い車両です。
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最後に小ネタを一つ。
しばらく行方知れずになっていた私のトルクレンチが出てきました!
5Nm~25Nmという低トルク用で使用頻度もそれなりに多いので困っていましたら、なんと工具箱の一番下に入っていたというオチです(^^;
眼鏡を頭の上にのせて、「メガネがないない!」と言っているおじさんの気持ちが分かった気がした年始です。
それではまた!
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