みなさんこんにちは、バイク館甲府店の塚田です(^^)/
今回のネタはオイル交換について書きたいと思います。
書いている内容は前半はオートバイに乗り始めた方向けですので、玄人の方は読み飛ばしてください。
初めてオートバイに乗り始める方からは「そもそもオイル交換が必要なの?」という質問を年に数回受けます。
はい!最近のオートバイはオイル交換が必要です。
"最近の"というところがポイントで、その昔はオイル交換をしなくてもOKなオートバイが存在しました。
いわゆる2ストロークエンジンを搭載していた車両がそれにあたります。
2ストロークエンジンはオイル交換ではなくオイルを継ぎ足しで走っていました。(厳密に言うとギアオイルは交換してました)
オイルを燃やしながら走っていたわけですが、当然環境にもよくないということでその多くは1990年代に生産終了となってしまいました。
2000年代初頭から現在に至るまで、そのほとんどが4ストロークエンジンでオイル交換が必要です。4輪車と同じですね。
まずは、オイル交換の頻度からご案内しますと、、、
走行距離でいうと3,000km~5,000km、
期間でいうと半年~1年ごと、
どちらか早く到達したほうで交換、というのがベストだと思います。
4輪車よりも頻度が早いの?と思った方、その通りです。
オートバイは4輪車よりもオイルに厳しい乗り物なんです。
同じオイルでエンジンもミッションもクラッチも全部を潤滑しています。
また、エンジン回転数も4輪車に比べて非常に高回転です。
排気量は小さいですが、オイルには過酷な環境なんですね。
「どんなオイルを使用したらいいの?」この質問も時々伺います。
答えは、迷ったら純正指定のオイルを使用していただくのが間違いないです。
純正指定のオイルは、その車両の取扱説明書に記載があります。(取説はメーカーのWEBサイトから閲覧できる場合がほとんどです)
純正でなくても純正相当の性能を持っているオイルであれば問題ありません。
また、オイルの粘度も純正指定を守っていただくとよいと思います。粘度とは10w-40などの記号です。
以上を守ってオイル交換をしていただけるとオートバイが長持ちし、トラブルなども少なく、楽しいバイクライフを送っていただけると思います。
※バイク館全店にて126cc以上をお買い求めの方には、オイルキープ40L分のカードを進呈しております。
オイル代が40L分もかからずにオイル交換できますので大変お得です!
さてここからは玄人向けの内容です!
オイルはネットなどで検索するといろいろな情報が出てきます。オイルメーカー系の人・バイク屋さん・自動車整備の方・バイク車系ユーチューバーの方などがいろいろな情報を伝えています。
ここでは私個人の意見と言いますか感想をお伝えしたいと思います。
まずは、オイルの種類ですがこだわりの強い方は、できれば100%化学合成油を入れたいですね。
エンジンをガンガン回す人、かっ飛ばす人、サーキット走行をする人、など。
理由は、温度による粘度の変化が鉱物油に比べて少ないからです。安定した性能を発揮してくれます。
特に熱に厳しい大排気量空冷とスーパースポーツ系、メガスポーツ系は化学合成がおすすめです。この辺の車両は純正指定オイルもおおむね半化学合成または化学合成油となっていることが多いです。
逆に言うと、小排気量のバイクはメーカー指定オイルで十分な気がします。
昔は「100%化学合成油は旧車には合わない」と言われていました、オイル漏れがし始めるとか、オイル漏れがひどくなるなど。
ただ、最近はガスケットやパッキンを守る作用もオイルに含まれていますので、20年前ほど気にすることはないと思います。
オイルも年々進化していますので、、、
オイルの潤滑・冷却・密閉・防錆・洗浄などの作用は年々進化しています。特に環境に配慮した改善は進んでいると思います。
さて、ここまで書いて「じゃあお前はどのオイルを使ってるんじゃい?」と思った方、私はシェルアドバンス・ウルトラというオイルを使用しています。
これはDUCATIの純正指定オイルでして、メーカーの指示を守っております(笑)
個人的にもこのオイルは好きで、どの辺が好きかというとシェルは世界的に見ても大きなエネルギー関連企業いわゆるオイルメジャーであり、製油メーカー自身が出している商品は間違いないだろうという考えのもと使用しております。
世界的なエネルギー関連企業は何社もありまして、例えばモービル、トタル、BP、レプソル、ペトロナスなどは聞いたことが多いのではないでしょうか。
その昔、モービル・カストロール訴訟などがあり化学合成オイルの定義が決定しました。気になった方はネット検索してみてください。
オイルはベースオイルと添加剤などでおおむね性能などが決まっているので、大企業でなくてもブレンドをオーダーすればオリジナルのオイルをOEMで作成してくれるようです。ある程度ロットは大きいと思いますが。
ハイエンドユーザーであればお気に入りのオイルメーカーがあると思いますので、細かい説明は控えますが私がオートバイを乗り始めたころから使っていたメーカーは、安心の純正品、ワコーズ・BP・カストロール・シェル・モチュールなどは好んで使用していました。
マニアックなメーカーとしては広島高潤さんのオイルなどを使っている方も私の周りにちらほらいます。
オイル交換をご自身で行う方はこちらも参考にしてください。
↑こちらはホンダのオートバイのオイル量シールとオイル量確認窓です。
使用容量などがシールで確認できる車両もありますので、車体や取説などで確認してみてください。
オイル量の確認はオートバイが直立の状態で確認してください。
オイルも色々と調べてみると奥が深いので、興味がありましたらネット検索してみてください。
それでは、楽しいバイクライフを!