400ccクラスのネイキッドは、1990年代から2000代にかけて一大ブームを築き上げました。その中でもカワサキ・ゼファーと双璧を成す人気を獲得したモデルが、ホンダ・CB400スーパーフォア(以下、CB400SF)です。しかもCB400SFはネイキッドブームが一段落した2010年以降も生産を続け、400cccロードスポーツを代表するモデルとして高い支持を得続けました。 ここではそんなCB400SFの特徴や歴史を紹介します。また、最終モデルの特徴は特に詳しく解説するので、CB400SFが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
CB400SFはどのようなバイクなのか、その特徴や魅力を解説します。
CB400SFは30年もの長期間にわたって生産されたロングセラーモデルです。一体どのような経緯で開発され、なぜ生産終了に至ったのでしょうか。まずはCB400SFがどのようなバイクなのかを解説し、ロングセラーとなった原点を探ります。
CB400SFの特徴や魅力を理解する上で、知っておきたい項目です。
CB400SFが生まれたのは1992年です。その直前にライバルとなるカワサキ・ゼファーが誕生しました。結果、それまでのレーサーレプリカブームから新ジャンル「ネイキッド」に注目が集まったのです。
そこでホンダは「プロジェクトBIG-1」を始動します。そうして発表されたのがCB1000SFで、CB400SFはその400cc版として発売されました。ちなみに発表はCB1000SFが先でしたが、発売はCB400SFのほうが早かったのです。
ライバルのゼファーが空冷DOHC2バルブエンジンだったのに対し、CB400SFはCBR400RR譲りの水冷DOHC4バルブエンジンを搭載していました。ネイキッドという同じジャンルでありながら性格が大きく違うことによって、CB400SFも大ヒットを記録します。
そしてCB400SFはモデルチェンジのたびに走行性能をアップデートし続けました。最終的にはスタンダードモデルの枠を越え、400ccクラスを牽引するロードスポーツモデルへと昇華したのです。
しかし厳しくなる排出ガス規制の影響により、2022年10月に生産を終了しました。今では中古車でしか入手できません。
CB400SFは、生産されてきた30年の間に何度かのモデルチェンジを行いました。代表的なモデルを紹介しましょう。
レーサーレプリカに対するアンチテーゼとして生まれたネイキッドは、性能よりもバイクらしさや操る楽しさを重視しています。CB400SFも水冷DOHC4バルブ並列4気筒エンジンを搭載しつつも、登場当初はオーソドックスなスタイリングと性能を持つモデルでした。
しかし、モデルチェンジを繰り返すごとに、操りやすさはキープしつつも走りの性能をアップしていくのです。ここではCB400SFの30年の歴史の中から、特に注目に値するモデルを紹介します。
ネイキッドに注目が集まり始めた1992年、ホンダは初代CB400SF(NC31)を発売します。じつはホンダは1980年代にCB-1というネイキッドを発売していました。しかし新モデル・CB400SFはダブルクレードルフレームにリアツインショックという、よりオーソドックスなスタイリングを採用します。
これによってクラシカルなルックスに現代の性能という「新時代のロードスポーツ」を強く印象づけたのです。
CB400SFを「現代の性能」と書きましたが、決して最新の性能を持っていたわけではありません。しかし、1999年にCB400SFの性格が一変します。それがHYPER VTECエンジンの採用です。
エンジン回転数に合わせて2バルブと4バルブを切り替えるシステムで、低回転ではトルクフルに、高回転はよりスムーズに回ります。このモデルチェンジによってCB400SFは全域で扱いやすくなり、さらにスポーティーにも走れるネイキッドとなったのです。
2002年にはHYPER VTECエンジンをさらに進化させ、SPECIIへとアップデートします。これまで6,750rpmで4バルブから2バルブへ切り替えていましたが、6,300rpmへ変更しました。4バルブによる気持ちの良い吹け上がりが、より身近に楽しめるようになったのです。
翌2003年には、バルブ変化のタイミングを6速のみ6,750rpmに変更したSPECIIIにモデルチェンジしました。
2007年には吸気システムにフューエルインジェクション(F.I)を採用し、エンジンはHYPER VTEC Revoへと進化します。F.I化によってコンピューター制御が緻密になり、アクセル開度を検知して、状況に応じたバルブ切り替えが可能になりました。
乗りやすさをアップしながらも、スポーツ性能も同時にアップしたことで、CB400SFはその人気を不動のものとします。
ホンダはCB400SFの最終モデルを2018年に発売しました。その特徴を紹介しましょう。
CB400SFのフルモデルチェンジは2007年以降行われていません。しかし、ヘッドライトのLED化やホイールの変更など、何度かのマイナーチェンジは行っており、レギュラーモデルとしての最終モデルは2018年末に発売されました。さらに2020年には受注期間限定モデルを発売しています。
最終モデルではABS非搭載グレードが廃止され、ラインナップはABS搭載仕様のみとなりました。
CB400SFは400ccネイキッドらしく、車体はコンパクトにまとめています。しかもライダー側のシートは低くなっているので、足つき性は良好です。それでいて窮屈さはなく、ハンドルバーはやや低めで、ツーリングからスポーツ走行まで快適に楽しめるでしょう。
また、オーソドックスなスタイリングながら、シャープなシートカウルやブラックアウトされたエンジンなど、各所に引き締まったデザインを与えているのも人気のポイントです。
CB400SFの燃料消費率はWMTCモード値で21.2km/Lです。燃料タンク容量は18リットルなので、単純計算で航続距離は381.6キロメートルとなります。300キロメートル以上は給油なしで走れるので、ロングツーリングもストレスなく楽しめそうです。
ただし、燃費は乗り方によってカタログ値より良くなったり悪くなったりします。実際の走行では注意しましょう。
CB400SFは丸目一灯のヘッドライトや二眼メーター、リア2本ショックなど、トラディショナルな装備を持っています。最終モデルではヘッドライトとテールランプはLED化し、ディスクブレーキにはABSを標準採用するなど、クラシカルな中に現代的なディテールを組み込んでいるのです。
また、エンジンは初代から続く水冷DOHC4バルブ並列4気筒エンジンですが、前述の通り、モデルチェンジごとに大幅な進化を行っています。シート下の小物入れやヘルメットホルダーなど、便利な機能も好評です。
CB400SFは生産終了モデルのため、中古車でしか購入できません。そのため、在庫が豊富で、中古車全てに保証がつくバイク館がおすすめです。
CB400SFは2022年に生産を終了しているため、今では中古車でしか入手できません。中古車は個体ごとにコンディションが異なるため、信頼できるバイクショップで購入することをおすすめします。
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