2006年にカワサキの新たなフラッグシップモデルとして登場したZZR1400ですが、存在は知っていてもその歴史や年式による違いを知らない、という人も多いのではないでしょうか。 この記事ではZZR1400の誕生の経緯や歴代モデルを解説した後、ZZR1400の中古車選びで気をつけたいポイントを説明します。 また、ZZR1400の中古車購入にはバイク館がおすすめです。その理由とバイク館の強みも紹介するので、ZZR1400が気になる人は必見です。
ZZR1400とはどのような特徴を持っているのでしょうか。詳しく解説します。
中古車市場で人気の高いZZR1400ですが、どのような経緯とコンセプトで生まれたモデルであるか知らない人も多いのではないでしょうか。実は、ZZR1400はカワサキの大型バイクの中で重要なポジションにあるモデルでした。
ここではZZR1400の誕生の経緯とニンジャZX-14との違い、そしてZZR1400の現状を解説します。
カワサキのZZR1400は、1441ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジンを搭載したリッタークラスの大型ツアラーです。
その歴史は1990年にさかのぼります。当時、世界最速をうたったZZR1100がフラッグシップモデルとして誕生しました。その後、フラッグシップとしての役割はニンジャZX-12RやZZR1200、ニンジャZX-10Rと、細かなジャンルに分かれて引き継いでいきました。ただ、「トータルバランスにおいて最強」のマシンの復活を望む声も多く、新たなフラッグシップモデルとしてZZR1400(北米名:ニンジャZX-14)が2006年に登場したのです。
2006年に欧州モデルとして発売したZZR1400と北米モデルとして発売したニンジャZX-14は共に1352cc水冷4気筒エンジンを搭載していました。
2012年のフルモデルチェンジの際に排気量が1441ccに拡大され、ニンジャZX-14はニンジャZX-14Rに名称を変更しました。さらにダブルシートを装備するZZR1400に対し、ニンジャZX-14Rはシングルシートカウルを標準装備しています。他にもZZR1400にのみ荷掛け用のフックやタンデムグリップが付くなど、市場に適応した違いが生まれました。
ZZR1400はすでに生産終了しており、現在は北米仕様のニンジャZX-14Rのみが販売を継続しています。ニンジャZX-14Rの2023年モデルは、デザインやスタイルはそのままに2種類のパワーモードの他、ON/OFFや3段階の調整ができる独自のカワサキトラクションコントロール(KTRC)をはじめ、アシスト&スリッパークラッチやブレンボ製モノブロックキャリパーなど、最新のトレンドをくむ電子制御を豊富に取り入れていることが特徴です。
ZZR1400はこれまで何度かモデルチェンジを行っています。ここではその変遷の歴史を振り返ります。
ZZR1400は2006年の初代モデル発売以降、何度かのモデルチェンジを経て、フラッグシップモデルとしての先進性を保ちました。
ここでは2006年の初代モデルと2008年モデル、2012年モデルの3種類をそれぞれ紹介し、ZZR1400がどのように進化してきたのかを解説します。ZZR1400は年式によって排気量や装備が異なるので、ぜひその違いに注目してみてください。
2006年に誕生したZZR1400は、カワサキ史上最大排気量である1352ccの並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載するスポーツツアラーとして誕生し、カワサキのイメージリーダーである最大排気量クラスのニューモデルとして注目を集めました。
アルミモノコックフレームもエンジン同様に独自の設計思想に基づいて新開発したもので、これは現行モデルにも引き継がれているZZR1400の大きな特徴です。最大排気量のスーパースポーツというだけあり、加速や高速性能と軽快なハンドリングを特徴としていました。
カワサキのフラッグシップモデルとしての地位を確立させたZZR1400は、2008年にZZR1400 ABSにモデルチェンジします。ZZR1400 ABSはその名前の通り「ABS」を標準装備した他、欧州の排ガス規制「EURO-3」に適合し、エンジン内部のパーツや吸排気系を最適化することで最高出力を高めました。
初代からの特徴である、ねじれ特性に優れた高剛性のアルミモノコックフレームや4灯プロジェクターヘッドランプなどは変わらず、時代に適応したモデルチェンジを行いました。
2012年のモデルチェンジでは水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンの排気量が1352ccから1441ccに拡大し、さらにハイパワーになりました。同時にフラッグシップモデルらしく最新の技術であるカワサキトラクションコントロール(KTRC)を採用し、スポーツ性能と日常の場面での使いやすさの両方を高めることに成功しました。
また、新設計のシート形状を取り入れたり、足周りを充実させたりすることで、ライディング時の快適さも追求しています。
ZZR1400は今では中古車でしか手に入りません。ここでは購入時に注意したほうがよいポイントを紹介します。
現在、ディーラーで新車販売を行っていないZZR1400ですが、中古バイクショップなどで中古車を購入できます。ただ、中古車販売業者はピンキリで、怪しいショップで購入すると、バイクの状態を誤魔化されたり、法外な値段を請求されたりしてしまうトラブルが起きる可能性もあります。
ここでは、ZZR1400の中古車を購入する上で注意して見たいポイントを3つ紹介します。
ZZR1400に限った話ではありませんが、あえてメーターを改ざんして走行距離を少なく表示する業者もあります。中古車は走行距離が多ければ多いほど価格が落ちるためです。
メーターの改ざんは巻き戻しや書き換え、付け替えなど簡単にできる方法がいくつかあります。だまされないためには、走行距離や年式に対してバイクの劣化具合が合っているかを見たり、点検記録簿をチェックさせてもらったりするとよいでしょう。また、メーター周りをいじった跡がないかも確認したいところですが、現実的にはなかなか難しいかもしれません。
バイクショップで実車を見るときは、バイクの見た目や目に見える情報だけで購入に踏み切らず、エンジン始動のチェックをさせてもらいましょう。
もしショップ店員が納得できる理由なくエンジン始動に難色を示した場合、エンジンの不調を隠している可能性があります。そうしたバイクや販売店は注意したほうが良いかもしれません。
バッテリーを外していたりガソリンを抜いていたりすることが理由でエンジン始動ができない場合は、後日もう一度訪れて始動チェックをさせてもらえるか頼んでみるとよいでしょう。
中古バイクを購入する際は、価格やバイク全体の状態だけでなく、パーツの状態もチェックしておくとよいでしょう。
バイクのパーツは消耗部品も多くあります。多くの中古販売店では納車前に点検や整備をしてくれますが、その際に、定期交換部品や工賃を二重請求したり安い社外品を利用したりして、整備費用に見合わない額を請求する業者もいます。
車体本体価格だけでなく納車整備費用の見積もりも取り、パーツの状態と照らし合わせてその金額や必要性が妥当であるか確認しましょう。
ZZR1400を購入するなら、豊富な中古車や安心のメンテナンスパックを備えるバイク館が安心です。
ZZR1400は、さまざまな年式のモデルが中古車として市場に出回っています。ZZR1400は基本的に中古車しか手に入らない分、どのショップで購入するか悩む人も少なくないでしょう。
ZZR1400の購入なら、バイク館がおすすめです。ここではなぜバイク館が中古車購入に向いているのか、その理由を2つの例をあげて解説します。
バイク館は、北は北海道から南は九州まで、全国各地に67店舗を展開しており(2023年11月時点)、総在庫数は8000点を超えます。国内メーカーの新車はもちろん、海外限定モデルや輸入車、そして希少車、限定車、ファイナルエディションなど台数が少ないバイクも独自のルートで仕入れて取りそろえているため、豊富な選択肢からバイクを選べます。
ZZR1400は同じモデルでも年式や走行距離によって車両の状態が異なりますが、多くの在庫があるため好みの1台を見つけやすいでしょう。
バイク館では、愛車を良好な状態に保ってほしいとの願いから、独自のメンテナンスメニュー「Bikeep(バイキープ)」を提供しています。「Bikeep」は排気量やメーカーを問わないだけでなく、他店で購入した車両でも加入できます。
「Bikeep」はバイク館ならどの店舗でも、お得な料金プランで国家資格を持つ整備士によるメンテナンスを受けられるサービスです。バイクの排気量や状況に応じてさまざまなプランを用意しており、キーパーコーティング施工をメニューに加えた「Bikeep plus」を含む豊富な選択肢から自分に合ったメニューを選べます。
カワサキのフラッグシップとして高い人気を誇るZZR1400ですが、中古車でしか手に入らないため、購入は安心できるお店選びが重要です。バイク館なら、きっと充実したバイクライフを手助けしてくれるでしょう。
2006年に登場したカワサキ最強のフラッグシップモデル・ZZR1400は、北米市場向けのニンジャZX-14とともに最先端の性能をアップデートしてきました。ZZR1400は既に生産終了しているため、今後購入するのは中古車になります。
中古車選びの際は走行距離やエンジンの始動性、パーツ周りを念入りにチェックすることで、失敗なく状態の良いバイクを見つけられるでしょう。
ZZR1400が気になる場合、まずはバイク館のWebサイトをチェックすることをおすすめします。全国の店舗の在庫を検索することで、店舗に行かずともバイクを見つけることが可能です。