バイクのエンジンオイルの交換方法とは?適切な交換周期も紹介

バイクのエンジンオイルの交換方法とは?適切な交換周期も紹介

メンテナンス

2023/12/04

SHARE

バイクのメンテナンスにはさまざまな項目がありますが、中でも「エンジンオイルの交換」は基本的かつ重要な項目といえるでしょう。ここではオイル交換について、適切な周期や必要なアイテム、交換の流れなどを紹介します。また、バイク館がおすすめするエンジンオイル「S1オイル」についての特徴も紹介するので、自分でオイル交換にチャレンジしたい人や、良質なオイルを探している人は必見です。

バイクのオイルの適切な交換周期はどのくらい?

オイルの適切な交換周期を解説します。距離と期間の2通りがあります。

エンジンオイルは定期的な交換が必要です。ではどれくらいの周期で交換すればよいのでしょうか。注目するポイントは2つあります。ひとつが「走行距離」で、もうひとつは「使用期間」です。それぞれのポイントのうち、早く交換時期に達した時点で交換するように心がけましょう。また、上記2点以外にも日頃から見ておきたいポイントを紹介します。

走行距離なら3,000キロメートル

前回の交換から3,000キロメートル程度の走行距離でオイル交換を行うのが一般的です。メーカーによっては5,000キロメートルや1万キロメートルと指定されているモデルもあります。しかし、オイルは新しいほうがよいものです。エンジンをいつまでも調子良く乗るためには、やはり3,000キロメートル程度で交換するのがよいようです。

ただし、新車時は1,000キロメートルで初めのオイル交換を行うのがよいでしょう。新車時はまだエンジン内部の金属パーツにアタリが出ていないため、鉄粉がより多く出る傾向があるためです。

使用期間なら半年

あまり頻繁にバイクに乗らない場合、いつまでも3,000キロメートルに達しないこともあるでしょう。しかし、前回のオイル交換から半年が経過したら、3,000キロメートルに満たなくても交換をおすすめします。

オイルは走行時にエンジン内部の金属が擦れ合うことで鉄粉が出たり、熱を発生したりすることで劣化します。しかし走行しなくても、酸化や気温差によるエンジン内部の結露によってオイルは劣化するのです。

また、新車時は1,000キロメートルに満たなくても、1か月が経過すればオイル交換をしましょう。

オイルの色にも注意

オイルは定期的に点検しましょう。規定量より少なくなっていたときはつぎ足すのではなく、交換をおすすめします。

また、点検窓やオイルレベルゲージで色も確認しましょう。真っ黒になっていたら汚れ過ぎですし、乳白色になっていたら水が混じっています。そうすると潤滑力が大幅に低下しています。エンジンを守るためにも、早急にオイルを交換しましょう。

バイクのオイル交換で必要なアイテム

オイル交換を自分で行う場合に必要なアイテムを紹介します。

オイル交換を自分で行う場合、さまざまなアイテムが必要です。エンジンオイルはもちろんですが、他にも必要な物が多く、初めて行う場合は忘れてしまうこともあるでしょう。ここでは必要なアイテムをひとつずつ紹介します。細かいパーツもありますが、なくてはならない物ばかりです。

エンジンオイル

エンジンオイルには車種ごとに指定の粘度があります。粘度は「10W-40」や「20W-50」のようにパッケージに記されています。メーカー指定の粘度のオイルを購入しましょう。

また、鉱物油や部分合成油、化学合成油などがあり、前者のほうが安い傾向にあります。しかし、値段だけで判断せず、車種ごとの指定に従うのがよいでしょう。

ただし、サーキット走行や配達などで短い距離で頻繁にエンジンのオンオフを繰り返すなど、厳しい環境で使う場合は、粘度やベースオイルを変えて、よりエンジンの保護性能が高い物を選択することをおすすめします。

オイルジョッキ

エンジンオイルは規定量を正しく入れましょう。少ないのはもちろん、多過ぎてもエンジンに負荷をかけてしまい、故障の原因となります。オイルジョッキを使えば、正しい量を測れます。

廃油処理箱

エンジン内の古いオイルを垂れ流すのはNGです。一般家庭でオイル交換をする場合は、専用の廃油処理箱を用意するのがスムーズでしょう。オイルを入れた処理箱はお住まいの地域のルールにのっとって捨てましょう。

工具

ドレンボルトを外すためのメガネレンチもしくはラチェットが必要です。ドレンボルトはエンジンの重要なパーツなので、取り付ける際にはトルクレンチもあったほうがよいでしょう。また、オイル注入口の開閉に工具が必要な場合は、適宜用意するようにしましょう。

ドレンワッシャー

ドレンボルトにはワッシャーがついています。このワッシャーは押しつぶすことでボルトとエンジンの隙間を完全になくし、オイル漏れを防ぎます。つまり、ワッシャーはドレンボルトを締めるたびに潰れるため、毎回新品に交換しなければなりません。

バイクのオイル交換の流れ

実際のオイル交換の手順を紹介します。

ここでは実際のエンジンオイル交換の流れを解説します。慣れれば決して難しい作業ではありません。しかし、エンジンオイルはバイクの血液ともいわれる重要なアイテムです。間違った方法で交換してしまうと、エンジンを壊してしまうことにもなりかねません。慎重な作業を心がけるとともに、これを読んで難しいと感じた方は、バイク館など安心できるバイクショップに依頼することをおすすめします。

使用済みオイルを排出する

1, 冷えたエンジン内のオイルは冷たくて硬い状態です。そこでオイルが抜けやすくなるよう、エンジンを始動して暖気運転することでオイルを柔らかくします。

2, 廃油処理箱をエンジン下部のドレンボルトの下にセットします。

3, ドレンボルトを外し、オイルを抜きます。オイルが暖まっているため、火傷しないように注意しましょう。マフラーなどにも要注意です。

4, 排出するオイルの勢いがなくなってきたら、バイクを直立させたり、揺らしたりして、なるべくエンジン内にオイルが残らないようにします。

新しいオイルを注ぐ

1, オイルが抜け切ったのを確認後、新品ワッシャーを組んだドレンボルトを締めます。ドレンボルトには規定トルクがあるので、トルクレンチを使いましょう。

2, オイルジョッキに新品オイルを注ぎます。規定量を確認し、規定量通りに入れましょう。

3, オイル注入口からオイルを注ぎます。エンジン内は複雑に入り組んでいるため、オイルはスムーズに入りません。慌てて入れるとすぐに溢れてしまうので、ゆっくりと入れましょう。

4, オイルを入れたら、注入口のキャップを締めます。

5, オイル量を確認します。車種によって確認方法は異なりますが、ほとんどがクランクケースにある点検窓か、注入口のキャップにあるオイルレベルゲージを使います。

6, 規定量通りに入っていたら、最後にもう一度ドレンボルトと注入口のキャップがしっかり締まっているかを確認して、オイル交換は終了です。

オイルフィルターの交換方法

オイル交換2回に1回はオイルフィルターも交換したいものです。ここでは注意したいポイントなどを紹介します。

オイルフィルターはエンジン内を循環するオイルから鉄粉などの不純物を取り除く役割を持っています。そのため、オイルフィルターが目詰まりを起こすと、十分に不純物が取り除かれません。汚れたオイルがエンジン内を循環すると、エンジンを傷付けることにもなりかねないのです。オイルフィルターは非常に重要なパーツですので、定期的に交換しましょう。

オイルフィルターの交換の目安

オイルフィルターはエンジンオイル交換時に同時に行うとスムーズに作業できます。ただし、毎回交換する必要はありません。オイル交換を2回するごとにフィルターを交換するのが一般的です。

新車の場合は、初めてオイル交換を行う際にフィルターも同時に交換しましょう。

オイルフィルターの交換で必要なアイテム

オイルフィルターは基本的には洗浄不可で、新品に交換します。純正品で問題ありませんが、人気モデルであれば社外品もあります。

交換時はフィルターだけでなく、パッキンも新品に交換しましょう。フィルターに付属していることがほとんどですが、一部社外品などで別売となっていることもあります。購入前にきちんと確認しましょう。

オイルフィルターの交換の流れ

オイルフィルターの交換は、オイル交換と同時に行います。エンジンオイルを抜いている間にカバーを外して、オイルフィルターを取り外しましょう。この際、エンジンオイルが垂れてくることがあります。必要に応じて廃油処理箱などでオイルが垂れないようにしましょう。

オイルフィルターの場所によっては廃油箱が2つ必要な場合があります。そんな場合は、先にドレンボルトを締めてしまえば、処理箱はひとつで大丈夫です。

バイクのエンジンオイルなら「S1オイル」がおすすめ

全国に66店舗(2023年10月時点)を展開し、豊富な在庫を持つバイク館では、オリジナルエンジンオイルも好評です。100%化学合成油で、粘度は汎用性の高い10W-40となっています。温度による粘度変化が小さく(高粘度指数161)、高温や高負荷でも安定した性能を発揮します。それでいて2,090円(税込)/1リットルとリーズナブルな価格設定なのもうれしいポイントです。

ちなみにバイク館で新車・中古車を問わず、126cc以上のバイクを購入すると、S1オイル40リットル分のオイルメンバーカードがプレゼントされます。全国どこのバイク館でも使えるので、これさえあればオイルで悩む心配はなくなりそうです。

バイク館でエンジンオイル進呈

まとめ

しっかりとメンテナンスされたバイクを購入するなら、バイク館がおすすめです。

エンジンオイルはバイクを長持ちさせる上で非常に重要なポイントです。定期的な交換をすることで、いつまでも調子の良い愛車に乗り続けましょう。

また、バイク館ではオイル管理もしっかりされた上質な中古車を8,000台以上在庫しています。Webサイトで在庫状況を確認できるので、バイクの購入を考えている方は、ぜひ一度アクセスしてみてください。

バイクのWebサイト

店舗検索

会員登録

整備予約