Honda HAWK CB250Tは、アニメ化や映画による実写化も果たした漫画『東京卍リベンジャーズ』(講談社)に出てくるバイクです。「無敵のマイキー」こと佐野万次郎の愛車で、通称「バブ」と呼ばれています。言わずと知れた名車とあって、同漫画のファンはもちろん、多くのバイク好きが愛するモデルです。 現在、注目を集めるCB250Tの誕生から、デザインの魅力、スペックをまとめました。購入を考えている人や気になっている人は必見です。
HAWK CB250Tは、当初最新の装備を誇るモデルでしたが、今見るとクラシカルで味わい深いスタイリングです
CB250Tが誕生した経緯や、マイナーチェンジした時期を振り返ります。見た目や乗り味だけではなく、バイクの歴史に触れることで、よりCB250Tが魅力的に感じるでしょう。
ここでは、なぜ「バブ」と呼ばれているのか、その理由にも迫ります。中古バイクを買う前に、CB250Tに関する知識を蓄えておきましょう。
1977年5月、ホンダがCB400T HAWK-IIをリリースしました。2か月後の同年7月、CB400Tの流れをくんで生まれたのがCB250Tで、中型免許でも乗れるネイキッドモデルとして販売がスタート。
そのわずか約10か月後の1978年4月には、マイナーチェンジを実施します。新たにコムスターホイールを装備し、ガソリンタンクの形状も変更することで、見た目が大きく変わりました。
CB250Tの愛称は「バブ」です。『東京卍リベンジャーズ』でもおなじみなので、覚えている人も多いでしょう。諸説ありますが、当時ラインナップしていたHAWKシリーズの独特な排気音が「バブー」と聞こえたからだ、といわれています。
HAWK CB250Tだけでなく、スズキ GSX400Eの「ゴキ」や、カワサキ Z400FXの「フェックス」など、バイクには愛称で呼ばれるモデルも多くあるようです。
HAWK CB250Tには主に3つの魅力があります。ここでは、ひとつずつ解説します
1970年代当時にしか出せない雰囲気をまとっているのがCB250Tです。ここでは、CB250Tの最大の魅力を「デザイン」「エンジン・マフラー・点火系」「装備」に分けました。
生産終了となって何十年も経過しているため、店頭で直接確認するのは困難です。写真では見たことがあっても、「どんなバイクか深くまでは知らない」という人がほとんどでしょう。そんな方々のために、CB250Tの魅力について簡潔に紹介します。
CB250Tの初期型は、丸みを帯びたガソリンタンクを採用しています。その形状から「ヤカン」と呼ばれていました。すぐにマイナーチェンジしたこともあって、初期型は希少です。当時よりも現在のほうが人気の高いデザインといえるでしょう。
販売から約10か月後、ガソリンタンクは角張ったデザイン(角タン)に変更しました。この形状になったことで、スポーツバイクとしての魅力をより高めています。
HAWKシリーズに共通するのがショートストロークの高回転高出力エンジンで、当然CB250Tにも採用しています。CB250Tでは、吸排気効率・燃焼効率の良い大径吸気バルブ2個と排気バルブ1個を設けています。フラットなトルク特性と高回転のスムーズな吹き上がりを両立していて、その乗りやすさで高い評価を得ました。
また、当時としては新しかったのがサブチャンバーです。2本のエキパイが1個の膨長室に入り、その後さらに2本のサイレンサーへとつながる独自のシステムを取り入れています。排気効率、消音効率共に優れた排気システムとして好評でした。点火システムも当時としては最新となるCDIを採用しています。
CB250Tは軽快な操作性と乗り心地を実現するため、重量のある装備やパーツを車体の中心に集めています。このモデルのために開発した偏平タイヤも相まって、高速道路や多少路面状況が悪い道でも、安定感のある走りが楽しめるとして好評でした。
また、大型シートによるリラックスしたライディングポジションは、長距離のツーリングでも疲れを感じにくいものです。フラット形状なので、荷物の載せやすさも魅力です。
マイナーチェンジ後のモデルは、コムスターホイールを装備しています。操縦性と安定性、そして当時最新のデザインが人気でした。リアサスペンションは、不整地での衝撃吸収性に優れているのがポイントです。
HAWK CB250Tは発売から40年以上もたっているため、購入する際にはいろいろと確認が必要です。ここではチェックポイントをまとめました
CB250Tは、漫画の影響もあって話題です。中古バイクを狙うライダーも多くいるでしょう。中には、早い者勝ちだと考える人もいるかもしれません。
しかし、欲しかったCB250Tがあったとしても、すぐに買うのはやめましょう。バイクの状態を確認することが大切です。どこをチェックしたほうがよいか紹介するので、参考にしてみてください。
CB250Tが生まれたのは1977年です。生産終了から40年以上もたっているため、後期の年式でも各箇所が劣化・故障している可能性はあります。走行距離だけで判断せず、各部の整備がしっかり行き届いているかの確認が大切です。
バイクショップのスタッフに、バイクに事故歴や修復歴があるのかを確認しましょう。事故歴のあるバイクの中には、高速走行で車体がブレるなど、危険なものもあります。不安がある場合は、バイク館などの保証がしっかりしていて信頼できる店で買うことをおすすめします。
中古バイクをチェックする際、心臓部分であるエンジンは確認しておきたい箇所です。スタッフに了承を得て、エンジンをかけてみましょう。
まず、スムーズにエンジンがかかるかを確認します。続いて、アイドリングの回転が安定しているかを見ましょう。他にも大きな振動や異音がないか、マフラーから黒煙が出ていないかなどをチェックします。もし不具合があれば、納車前に整備をしてもらえるのかを確認しましょう。
保証などのアフターサービスが充実しているバイク館なら、HAWK CB250Tのような旧車でも安心して買えます
CB250Tをはじめ、中古バイクを探している方にはバイク館をおすすめします。バイク館はメンテナンスや保険も充実していて、長く付き合えるバイクショップです。
中古バイクを買うときは、購入者の不安を払拭する販売店選びが重要となります。バイク館はアフターケアが非常に充実しているので、多くのユーザーが信頼しています。
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また、バイク館では、同社の独自ルートによって、他社では取り扱いのない車両も多数ラインナップしています。海外限定車、希少価値のあるバイク、ファイナルエディションなど、バイクを見に行くだけでも楽しめるでしょう。
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バイク館オリジナルの盗難保険も好評です。こちらは条件があれば、全額保証付きとなっています。
話題のHAWK CB250Tですが、もはや旧車と呼べるモデルです。購入を検討しているなら、バイク館のような信頼できるお店にお任せするのがよいでしょう
CB250Tは、1970年代の匂いが残るクラシカルなデザインと、味わい深い走りが楽しめるバイクです。ただし年式が古いので、購入する際は信頼できるお店を選びましょう。
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