自分のバイクに乗って、自然豊かな場所や、行ってみたかった街へ遠出するのは、多くのライダーの夢であり、休日の楽しみのひとつです。 しかし、乗っているバイクがロングツーリング向きでなければ、ストレスがたまり、スムーズに走ることもままならないこともあるでしょう。この記事では、ロングツーリングに特化したバイクを紹介しますので、「愛車に乗って遠い場所に行ってみたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ロングツーリングにおけるポイントを紹介します。これを知れば、バイク選びがよりスムーズに進むでしょう
ロングツーリングをする際に、事前に知っておきたい重要なポイントがあります。ここで紹介するのは、長時間バイクを運転していると感じるストレスの中でも、代表的なものばかりです。では、どのようなときにストレスを感じるのでしょうか。基本的なことですが、見落としているライダーも多いので、しっかりとチェックしましょう。
バイクでロングツーリングをする場合、特に気になるのが「疲労度」です。例えば、バイクで高速道路を走ると長時間ほぼ同じ姿勢で乗り続けなければならず、体が痛くなったり手が疲れてきたりと、体に負担がかかります。風圧の影響もあって、疲労度も蓄積していくでしょう。
疲れたら、パーキングエリアやサービスエリアで休憩しつつ、自分のペースで目的地に進むことが大切です。無理をすると事故を起こす可能性も高まります。
「航続距離」とは、一度の燃料補給で走れる距離のことです。ロングツーリングをする場合、フューエルタンクの容量が少ないバイクだと何度も給油をせねばならず、時間のロスとなります。ストレスにもなるので、長時間走るのには不向きといえるでしょう。 また、燃費が悪いと給油回数も増えます。ロングツーリングを楽しむなら、燃料タンク容量が大きく、燃費性能の良いバイクを選びましょう。
高速道路走行時、追い越しが必要となる場面に遭遇することがあります。走行性能や加速性能に優れている大型バイクに乗っていれば、スムーズに追い越しができます。また、シフトチェンジやクラッチ操作の回数も少なくなるため、疲労軽減にもつながるでしょう。
加えて、大型バイクは中型バイクよりも車両重量が重く、パワーがあって安定性にも優れています。ライダーにとって、気持ちの余裕も生まれるのでおすすめです。
バイクにはさまざまな種類があり、ロングツーリングが得意なモデルも不得意なモデルもあります。バイク選びのポイントを紹介しましょう
愛車で長時間をかけて遠方に行くなら、バイク選びはとても重要なポイントです。選び方を間違えると、後悔することもあるでしょう。
ここでは、ロングツーリング向けバイクの具体的な特徴を紹介しますので、ぜひ購入時の参考にしてください。バイクは見た目も重要ですが、「自分が何をしたいのか」で選ぶことも大切なのです。
ロングツーリングの大敵となるのが、走行中に体に当たる強い風です。特に冬や風が強い日は、風圧がライダーの体力を奪っていきます。
いくらバイクウエアやパンツなどで工夫しても、強い風圧を避けることはできません。完全には遮断できないものの、風の抵抗をできるだけ少なくする風防（ウインドスクリーン、ウインドシールド、カウリング）を搭載したバイク、またはそれらをカスタムできるバイクを選ぶとよいでしょう。
エンジンの鼓動感には、味わい深い魅力がありますが、振動は似て非なるものです。走行時の無駄な振動は乗り心地が安定せず、筋肉疲労にもつながるデメリットがあります。ロングツーリングをするなら、振動が少ないバイクを選ぶのがよいでしょう。安定感があって、疲労も軽減してくれます。
エンジンバランサーを搭載しているバイクだと振動が伝わりにくかったり、大型ツアラーのモデルは振動を最小限に抑える工夫があったり、各モデルで特徴があります。それぞれの特徴を加味してバイク選びを楽しみたいものです。
長時間ライディングでも疲れにくい乗車姿勢は、下半身はフューエルタンクをホールドし、上半身はリラックスしていることです。また、ハンドルを持つ腕は、突っ張らないように余裕があるのが理想だといえます。
よって、極端に前屈みになるスタイルや、ハンドルが遠いバイクなど、安定した乗車姿勢ができないバイクは、疲労がたまりやすいといえるでしょう。長時間バイクに乗る場合は、安定して正しい乗車姿勢ができるバイクがおすすめです。
ホンダ レブル1100など、ロングツーリングにおすすめの5台のバイクを紹介します
各メーカーが販売しているバイクには、ロングツーリングに適したモデルが多くあります。今回は、安定した走りや疲れを軽減する工夫・機能があるのはもちろん、デザイン性も高く長く楽しみながら乗れる5台をピックアップしました。
中には生産終了のモデルもありますが、中古車として人気を博しているので探してみましょう。
2021年12月、生産終了が発表されたスポーツツアラーがFJR1300ASです。クラッチレバーがない「YCC-S（ヤマハ電子制御シフト）」を装備し、長距離走行を楽にこなせます。バージョン違いのFJR1300Aは通常の6速MTを採用し、リーズナブルかつスポーティな操作感が人気です。
また、駆動力を調整して空転を防ぐTCS（トラクション・コントロール・システム）、アクセルの操作がなくてもスピードを一定に保つクルーズコントロールシステム、長距離や市街地で扱いやすいモードと、マシンを操る喜びを感じるモードがスイッチ操作で切り替えられるD-MODEなど、ロングツーリングに最適な機能を搭載しています。
CB1300スーパーボルドールの特徴は、ウインドスクリーンを配したハーフカウルです。流麗なフォルムや効果的なエアダクトによって風流をコントロールし、ライダーの体に当たる風圧を軽減します。防風性能が高いので、高速道路に乗ってのロングツーリング中も快適さを感じるでしょう。デザイン性の高さも人気のポイントです。
その他にも、グリップヒーター・USBソケット・ETC2.0車載器など、長距離を走る際におすすめの機能が多く搭載されています。
加速時に独特の鼓動感を感じるV型4気筒（V4）エンジンを搭載したのがVFR800Fです。パワフルな走りを楽しめるだけでなく、グリップヒーターや、ETC2.0車載器、シート・アジャスト機構など、ロングツーリングバイクとしての適性も備えています。
スポーツバイクのポテンシャルを感じられるデザインやライディングポジションも魅力で、見た目も走りも両方楽しみたい、欲張りなライダーにおすすめです。
軽量でコンパクトなボディが特徴的なレブル1100は、独特なフューエルタンク、ショートフェンダー、極太のリアタイヤなど、ボバースタイルの雰囲気で人気を博しています。クルーザーのようなデザインながらも、スポーティな走行を楽しめるのも魅力です。
通常の6MTモデルの他、ホンダ独自のオートマチックトランスミッション「DCT」を備えたグレードも人気を博しています。また、大型フロントカウルとサドルバッグ（車体後部の両側）を装備したレブル1100Tも人気で、こちらもロングツーリングに最適な一台といえるでしょう。
「ウルティメットスポーツ」として、初登場時は世界最速のスポーツツアラーとして人気を博したのがハヤブサです。現行モデルの名称は「Hayabusa」のみで、熟成を重ねたハイスピードツアラーとして高い人気を維持しています。
快適なライディングポジションやマシンの扱いやすさ、さらに現行車は広い座面で大きいバッグも装備できるなど利便性も相まって、ロングツーリングを楽しむ世界中のライダーに愛されています。
さまざまなバイクを取り扱うバイク館なら、ロングツーリングに最適な1台がきっと見つかるでしょう
ロングツーリングに最適なバイクを探しているなら、北海道から九州まで全国各地に63店舗（2023年2月時点）を展開しているバイク館に行ってみましょう。
なぜなら、店頭では優秀なスタッフが親切丁寧に対応してくれるだけでなく、バイクを買う・売る・メンテナンス（点検・車検）・保険と、愛車の全てをまかせられるためです。
全国各地から在庫のお取り寄せができるバイク館では、新車・輸入車・中古車を豊富に取りそろえています。中古車では最新のモデルはもちろん、限定モデルやファイナルエディションといった希少価値の高いバイクもあるので、欲しかったお宝バイクが見つかるかもしれません。
また、公式Webサイトでは「フリーワード検索」「メーカー」「排気量」など、簡単に細かい設定の検索ができます。店舗に行く前にお気に入りバイクを探しておくのもよいでしょう。
バイクの盗難は誰にでも起こり得ることです。バイク館では、東京海上日動火災保険協力のもと、オリジナルの盗難保険「バイク館セーフティプラン（動産総合保険）」を用意しています。加入条件・加入方法・補償の範囲など、詳細は公式Webサイトで確認しましょう。
また、自賠責保険（強制保険）や任意保険も充実しています。任意保険は、搭乗者や物損に対してなど、さまざまなプランを用意しているので安心です。
ロングツーリングを楽しく快適に走れるバイクや、選び方のポイントを紹介しました
ロングツーリングに最適なバイクを紹介しました。長時間バイクに乗るので、疲れやストレスの軽減など、気にしたほうがよいところはたくさんあります。快適なツーリングを楽しむためには、バイク選びから重要なのです。
バイク館では、ロングツーリングに特化したバイクが多くそろっています。店頭に行って直接確認するのはもちろん、公式Webサイトにバイクのプロフィールを写真付きで掲載していて、購入もできます。是非一度サイトをご覧ください。
