【VFR800Fの特徴】
VFR800F は2014年、HYPER VTECを搭載した水冷4ストV型4気筒DOHCエンジン、アルミツインシューブフレームのツアラーとして登場しました。機能面では、LEDヘッドライト、トラクションコントロールシステムなど、近代的な装備が充実しており、大人のスポーツツアラーとして人気を博しています。
2007年まで国内販売されていた、VFR(RC46)の後継機種としてのデビューとなりました。
■大人を魅了するエレガントなたたずまい
コンパクトでスポーティなイメージとするために、ラジエーターを前方へ移動。また、デザイニングの段階から、シャープなエッジと質感の高さを追求しました。
ホイールもスチール製からアルミダイキャスト製に変更し、高級感をされに演出しました。
■HYPER VTECの継承
CB400SFで採用されている、回転数によって稼働するバルブ数を切り替えるHYPER VTECを継承しました。これにより、エンジンそのもののポテンシャルを引き上げることが可能となりました。
■VFR800Fのモデルチェンジ年表
RC46型VFRの意思を次いで登場した2014年以降は、2015年にカラーチェンジを行いました。
2017年にフルモデルチェンジを行い、平成28年排ガス規制に適合しました。この時にマフラーの内部構造を変更し、サイレンサー自体も変更となりました。
2019年にはインターセプターカラーの復刻を行うカラーチェンジを実施しました。同時に、標準装備のETC車載器がETC2.0へと変更となりました。
2022年10月をもって、排ガス規制への対応はせず、生産終了となりました。
【VFR800Fの装備】
シンプルなレイアウトのメーターを採用しました。中心にタコメーターを配置し、左右に速度計やその他情報などを配置し、シンメトリーデザインとなっています。
また、ヘッドライトとテールランプはLEDとなっており、ヘッドライトデザインは個性的なものとなっています。
シートは2段階での調節が可能で、809mmか789mmを選択できます。
ETC2.0とグリップヒータも標準装備しています。
【VFR800Fのパワーユニット】
加速時の独特な鼓動感がVFR800Fの特徴です。この特徴あるV型4気筒エンジンにHYPER VTECを搭載しました。
低-中回転域では2バルブでトルクとレスポンスを向上。高回転域では、4バルブで力強い加速感を実現しました。
また、吸気系の最適化によって、V4らしさを向上させました。
2017年のサイレンサーの変更によって、歯切れ良い重厚サウンドを奏でます。
【VFR800Fのシャシー】
メインフレームはアルミツインチューブ、リアフレームをアルミダイキャストフレームとし、日常からツーリングまで、さまざまな道を楽しみつくすことが可能となりました。
また、しなやかな作動性と操作性を求め、カートリッジタイプの正立フォークを採用しました。
ABSの装備はもちろん、フロントダブルディスク化によって、制動力の向上、安全性が向上しています。