【MT-01の特徴】
MT-01は2005年から販売された、1670ccエンジンを搭載する海外専売モデルでした。
1999年の東京モーターショーにてコンセプトモデルの「MT-01鼓動」が発表されており、コンセプトモデルとほぼ変わらぬ姿での市販となりました。
開発はヤマハ自体でスタートしたものではなく、ヤマハのデザインを手がけるGKデザインからの立案でした。
■最初のMT
エントリーモデルのMT-25やシリーズフラッグシップモデルのMT-10まで、数多くのシリーズが名前を連ねるMTシリーズですが、最初に販売されたMTは実はMT-01なのです。
XV1700のVツインエンジンを改良して搭載しており、YZF-R1のブレーキやYZF-R6などのアルミダイキャストフレームを採用するなど、スポーツ性能まで高めています。
■エンジンだけではない鼓動感
MT-01のコンセプトでもある「鼓動」を最大限まで引き出すために、様々な工夫がされました。
1670ccのVツインエンジンの為、エンジンそのものの鼓動もしっかりと感じることができますが、アルミダイキャストフレームはシリンダーヘッド部分とクランクケース部分でリジットマウントし、エンジンの鼓動をよりダイレクトに感じさせます。
■MT-01の歴史
1999年のコンセプトモデル発表を経て、2005年に海外専売モデルとして登場したMT-01は、2005年2月から日本国内での輸入販売が始まっています。
その後は大きな仕様変更等は無く、カラーチェンジのみを行い、2009年モデルを最後に生産終了となりました。
【MT-01の装備】
MT-01は自然な前傾ポジションをとれるハンドル形状を採用しています。
また、センターアップマフラーの形状に合わせたLEDテールライトが存在感を放っています。
【MT-01のパワーユニット】
XV1700のVツインエンジンは、90%ほどの部品が新設計されていました。
一番こだわっているのは鼓動感で、走り出しからVツインエンジンの鼓動をダイレクトに感じることができます。
【MT-01のシャシー】
YZF-R1などでも仕様されている、ヤマハ独自のCFアルミダイキャストを採用。MotoGP技術のフィードバックを受けたフレームをVツインエンジンの爆発をダイレクトに体感できるように改良しています。