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スズキ GSX-R1000の買取事例一覧

スズキ GSX-R1000の買取事例一覧

バイク概要 買取事例 スペック
GSX-R1000

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GSX-R1000のバイク買取事例

【GSX-R1000の特徴】

GSX-R1000は2001年に登場した、ヤマハYZF-R1やカワサキZX-9、ホンダファイヤーブレードに対抗するスーパースポーツです。
GSX-R750をベースとした開発で、絶対的パワーよりパワーウエイトレシオを優先していました。
発売から20年弱で7代ものモデルチェンジとなっており、そのうち10年で5代目迄が登場しました。この時代は競争の為に、短期間でのモデルチェンジが多くなっているのもスーパースポーツらしさとなっています。
2010年にはGSX-Rシリーズの25周年記念モデルを世界1000台限定で発売しています。
日本国内仕様の設定はありませんが、モトマップによる正規逆輸入車のみが日本国内で流通しています。
2017年には上級グレードのGSX-R1000Rが発売され、こちらが日本国内仕様車としてもデビューしました。

■高いコストパフォーマンスと数々のレース制覇

GSX-R1000は160馬力で乾燥重量170kgと、リッタースーパースポーツでは圧倒的なスペックを誇っていました。これは、GSX-R750をベースにしていることが大きな要因です。
実際にGSX-R750と比べても極めて少ない変更となっており、マルチプラットフォームとなっていました。この事から、当時軽量レーサーとしてトップに君臨していたGSX-R750の軽さを継承する事が出来ました。
また、マルチプラットフォームの利点は部品コストが抑えられ、R750から価格が大幅に上がらないことになります。これは、R750よりスペックの高いスーパースポーツが安価で購入できることを意味しており、必然的に圧倒的なコストパフォーマンスを実現することができました。
当時750ccがレースのメインであり、1000ccはレギュレーション外のレースも多くありました。ただ、数少ない1000ccが出場できるレースでは軒並みチャンピオンとなりました。
このことから、「勝ちたいならGSX-R1000の一択」とまで言われるようになりました。

■GSX-R1000の歴史

●初代GSX-R1000 2001年~2002年


2000年モデルのGSX-R750の排気量を988ccにアップし、フレーム・スイングアームを若干強化したのが初代GSX-R1000です。キャッチコピーはサーキットの覇者。

●2代目GSX-R1000 2003年~2004年


2003年に初めてのフルモデルチェンジを行い、エンジンのポンピングロスの低減、ラムエア効率の向上を行いました。また、ECUは16bitから32bitに変更。最高出力を+4psの164psと向上させました。
また、この年から市販車レースのレギュレーションが変更となり、750ccから1000ccまで拡大しました。圧倒的な強さを誇っていたGSX-R1000がレギュレーション内になったことから、独走状態となっていました。
2004年からはレギュレーション変更の影響もあり、各社リッタースーパースポーツを次々と投入し、各社の競争が始まりました。

●3代目GSX-R1000 2005年~2006年


2005年のフルモデルチェンジで、排気量を988ccから998ccへアップしました。これで、最高出力は+14psの178psまで向上しました。
またスリッパ―クラッチの採用や、逆三角形チタンサイレンサーの採用などで、166kgまでの軽量化に成功しました。
このモデルで、ドゥカティが独占していたスーパーバイク選手権のタイトルを奪還する事に成功しました。

●4代目GSX-R1000 2007年~2008年


2007年には3度目のフルモデルチェンジで4代目に。大きな変更点は、欧州の排ガス規制の対応の為に、期待されていたセンターアップマフラーの採用を見送り、左右2本出しマフラーとしています。このマフラーと腹下のキャタライザーで+6kgの増量となりました。
ただ、最高出力は185psまで向上し、パワーウエイトレシオも0.93kg/PSと1を切るスペックとなりました。
このモデルは、GSX-R1000シリーズで歴代最高のセールスを記録することとなり、レースシーンでもJSB1000や世界耐久選手権、鈴鹿8耐等数々のレースで優勝を勝ち取りました。

●5代目GSX-R1000 2009年~2011年


「The Top Performer」をコンセプトとした5代目GSX-R1000。完全新設計のエンジンに加え、こちらも完全新設計のフレームを合わせ、軽量化かつコンパクト化を達成しました。
最高出力は185psで4代目から据え置きとなっていますが、ここがスズキの本領発揮でした。揺るぎないコンセプトのGSX-Rとして、最高馬力の更新ではなく、走る、曲がる、止まるの基本性能を徹底的に追及し、乗りやすく扱いやすく速いマシン開発を徹底しました。
その結果2009年7月の鈴鹿8耐では2年ぶりのチャンピオンに返り咲きました。

●6代目GSX-R1000 2012年~2016年


2012年のフルモデルチェンジで6代目となったGSX-R1000は、エンジンに新設計の軽量ピストンを採用し、圧縮比を0.1アップさせました。またバルブリフト量やカムも改良されており、低-中速域のレスポンスとトルク向上に大きく貢献しました。
このモデルから、ブレンボ製キャリパーとSUNSTAR製耐熱ステンレスディスクローターを採用しています。
2013年にはGSX-Rシリーズ累計販売台数が100万台を突破し、記念モデルが販売されました。ヘッドライト周りに赤いカウルが採用されています。
赤鼻…トナカイ…

●7代目GSX-R1000 2017年~


2017年は6度目のフルモデルチェンジで7代目となりました。
このモデルチェンジでは、外観デザインが一新されました。電子制御系の追加やブレーキローターをブレンボ製に変更しました。
また、クイックシフターやショーワ製バランスフリーサスペンション等を採用したGSX-R1000Rも発売し、このR1000Rが日本国内仕様として登場しました。

【GSX-R1000の装備】

フルデジタルメーターはシンプルなレイアウトで視認性を向上しています。
電子制御もふんだんに盛り込まれており、トラクションコントロールやIMU、ローRPMアシスト、スズキイージースタートシステム等、快適性や安全性を大きく高めています。
また、電子スロットルの採用でライディングモードが選択可能となっています。

【GSX-R1000のパワーユニット】

MotoGPマシンGSX-RRのテクノロジーを採用しており、スーパースポーツで疎かにされがちな低-中回転域の力強さに貢献しています。
この低速トルクがGSX-R1000の特徴であり、最大の武器となっています。
走る、曲がる、止まるの基本性能を徹底して追及しています。

【GSX-R1000のシャシー】

新設計のアルミ製スパーフレームを採用。大幅な軽量化を実現しました。ブレンボ製ブレーキキャリパーとディスクローターで、制動性能も十分となっています。

GSX-R1000の基本スペック

全長2075mm
全幅705mm
全高1145mm
ホイールベース1420mm
最低地上高130mm
シート高825mm
車両重量202kg
乗車定員2名
エンジン種類水冷4ストローク4気筒
排気量999cc
圧縮比13.2
最高出力202ps
最大トルク11.2kg-m/10800rpm
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L)16L
燃料(種類)ハイオクガソリン
バッテリーサイズYTZ10S
タイヤサイズ(前)120/70ZR17
タイヤサイズ(後)190/55ZR17
ブレーキ形式(前)油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後)油圧式ディスク

GSX-R1000のカラーラインナップ

GSX-R1000の中古車相場

¥530,000~¥2,400,000

GSX-R1000の系譜

2001年GSX-R1000(初代)
2003年GSX-R1000(2代目)
2005年GSX-R1000(3代目)
2007年GSX-R1000(4代目)
2019年GSX-R1000(5代目)
2012年GSX-R1000(6代目)
2017年GSX-R1000(7代目)
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