【1098Sの特徴】
1098Sは2007年に登場した、スーパーバイクシリーズの1098の上級グレードとして発売しました。ドゥカティのSタイプはベースモデルの足回りを強化したモデルとなっており、1098Sは前後サスペンションをショーワ製からオーリンズ製に変更しています。
また、オーリンズ製ステアリングバンパーやカーボン製のフロントフェンダーも装備していました。
999シリーズの後継モデルとして登場しましたが、916の流れを伝統化する形のスタイリングとなりました。
916シリーズのリボーンモデルとして、販売台数も復活し、年間販売台数5万台を突破しました。916で言われていたスクーターのように売れるというのも再現されることとなりました。
■1098Sの注意点
センターアップマフラーが採用されている為、乗車姿勢のふともも当たりにエキゾーストパイプが配置されています。そのため、着座位置が非常に高温となり、場合によっては火傷もあり得ました。皮ツナギや皮パンツの着用が推奨されています。
■1098Sの歴史
2007年に登場した1098Sは短いラインナップとなりました。
登場翌年の2008年モデルが最後となり、2009年からは1198シリーズへと以降しました。
【1098Sの装備】
1098Sは1098の上級モデルとしての装備を搭載しています。
ドゥカティ・データ・アナライザー(DDA)という走行データ記録システムを標準搭載し、USBに記録、パソコン上で確認することができました。
【1098Sのパワーユニット】
1098及び1098Sは公道仕様の為、車種名と同じく1098ccのL型ツインエンジンを搭載していました。
1098Rのみ、登場後に変更されたSBKの2気筒1200ccまでのレギュレーションに対応する為、1198ccとなっています。
【1098Sのシャシー】
Sタイプは足回り強化モデルとなっている為、豪華な装備となっています。
前後オーリンズ製サスペンションを採用しました。また、鍛造ホイールやカーボン製フロントフェンダーの採用で、大幅な軽量化を実現しました。